夏の就活・面接用メイク|下地作りからUV・汗対策、化粧直しのワンポイント

就活時期が前倒し傾向にあるとはいえ、6月頃にようやく一次試験が通り、7月や8月に面接試験が行われることも多いものです。
夏場の就活は高い外気温と、電車や企業内の冷房による寒暖差が激しく、同時にメイク崩れも激しい時期でもあります。
そこでこの記事では、夏の就活・面接のためのメイクについて、ベースメイクの下地作りから紫外線や汗対策、化粧直しの際に注意したいワンポイントについて紹介します。
夏の就活・面接用!ベースメイクのポイント
最高気温が30℃を超えない日がない夏の就活場面では、とにかく最初から崩れにくいベースメイクを心がける必要があります。
肌がきれいだと、清潔感があるように見えるため、面接の際には非常に重要な部分です。
では、ベースメイクを仕込む段階で、どのようなポイントに気を付ければよいのかについて紹介します。
下地を塗る前の保湿が肝心
20代でもメイクに関心のある人は、「インナードライ」という言葉をご存じでしょう。
インナードライとは、肌表面が皮脂等であたかもうるおっているかのように見えて、実は肌の内部は乾燥しているという状態です。
肌が乾燥しているから、肌はそれ以上乾燥させないように皮脂を分泌させるのですが、これが化粧崩れの原因になってしまいます。
そこで、化粧下地を塗る前に、基礎化粧品の段階で念入りに保湿しておくことをおすすめします。
高温多湿な日本の夏は、特に乾燥も感じないという人も多いのですが、紫外線によって実は乾燥しやすい状態にあり、夏場だからこそ保湿が重要なのです。
保湿タイプの化粧水をたっぷりつけた後、乳液やクリームできちんとフタをするようにしましょう。
崩れ防止に特化した化粧下地を使用する
基礎化粧品でしっかり保湿した肌に、崩れ防止に特化した化粧下地を仕込みましょう。
就活生にも人気なのは、プリマヴィスタのロングキープベースUVです。
朝に塗って、夕方まで本当にテカらない肌を維持することができると評判です。
テカらないと言えば…というくらい、崩れ防止の代名詞的な化粧下地です。
就活でお金がかかって、あまり高価なものは買えないという人は、プチプラでも優秀なメディアのラスティングベースがおすすめです。
プリマヴィスタが定価3,024円であるのに対し、メディアは950円と千円以下。
機能とお財布の中身とを検討して、自分に合ったものを購入しましょう。
下地は顔色を補正する機能もあるため、クマや赤みなど、ある程度隠したいものは隠すように、顔全体に塗布します。
ファンデーションはとにかく薄塗り
化粧下地で顔色と崩れにくいベースを整えたら、ファンデーションはパウダーでもリキッドでも、とにかく薄塗りを心がけましょう。
パウダーの場合、パフの半分に1度だけファンデーションをのせたら、そのファンデーションで顔の半分を仕上げるとちょうどよい薄づきに仕上がります。
両ほほからはじめて、最後にパフに残ったファンデーションを額や鼻にのせましょう。
目の下のクマや、赤く残ったニキビ跡が気になる人は、パウダーファンデーションの場合は下地→コンシーラー→ファンデーションの順に、リキッドファンデーションの場合は下地→ファンデーション→コンシーラーの順に、気になる箇所のみにトントンと塗り込むような感じでたたき込みます。
普段ハイライトやノーズシャドウで立体感を意識した高度なメイクをしている人は、就活メイクでは控えるようにしましょう。
仕上げのフェイスパウダーでアイメイクの崩れも予防できる
リキッドファンデーションやクッションファンデーションを使用した場合、仕上げには必ずフェイスパウダーをのせましょう。
高価なものを挙げればキリがありませんが、プチプラならキャンメイクのマシュマロフィニッシュパウダーがおすすめです。
ツヤを出すタイプのパウダーよりも、キャンメイクのように陶器のようなセミマットの質感に仕上げるタイプのパウダーの方が、より皮脂を吸収して崩れにくくなります。
フェイスパウダーについてくるパフを使用してもよいのですが、ブラシでパウダーをくるくる回すようにつけると、毛穴をカバーしやすくなる上に、メイクが崩れにくくなります。
その際には、必ず目の下のゾーンにもパウダーをのせるのを忘れないようにしましょう。
目元の雰囲気が明るくなるだけではなく、涙や汗によるアイメイクを崩れにくくしてくれる効果もあります。
時短を重視する場合はオールインワン下地もおすすめ
朝早くに就活の面接がある日には、時計とにらめっこをしながらメイクをする人も多いのではないでしょうか。
時間がない!でも日焼けもしたくないし、化粧も崩したくない!という人には、化粧水の後の乳液・UVカット・化粧下地までが1つになったオールインワンタイプの化粧下地がおすすめです。
資生堂のエリクシールデーケアレボリューションは、オールインワン下地の中でも日焼け止め効果が高く、化粧もちもよいため、時短をかなえつつも化粧崩れを防いでくれる優れものです。
就活生におすすめ!プチプラでできるUV・汗対策
就活生は、交通費、履歴書や証明写真代など、こまごまとした出費がかさんで金欠になることも多いでしょう。
できればプチプラで真夏の紫外線を予防し、流れてくる汗もなんとかしたいという場合、以下のような対策がおすすめです。
顔の日焼け止めはスプレーで塗りなおし
朝、UV効果のある化粧下地を仕込んできても、汗や多少の化粧崩れによってUV成分が流れてしまいます。
確かに朝塗ったはずなのに、気が付いたら焼けていた…ということもあるのです。
特に就活シーンでは、面接前に緊張で汗をかくことも多く、UVカット下地を塗っても流れ落ちる可能性もあります。
このような「うっかり日焼け」を防ぐためにも、日焼け止めをメイクの上から塗りなおすことが必要です。
しかし、次の面接まで時間もないし、外出先でイチからメイクをしなおす時間もない!という人は多いでしょう。
そんな時は、スプレータイプの日焼け止めを、化粧直しした後の肌に吹きかけるだけで、しばらくの間はUV効果が期待できます。
スプレータイプのメリットは、まんべんなく塗れることと、メイクの上から手軽に利用できることです。
プチプラのものも販売されているため、1日中就活で動きまわる場合には、3時間おき程度に吹きかけることをおすすめします。
おでこの生え際にフェイスパウダーを多めに塗って汗対策
化粧崩れの大きな原因になるのが、夏場にとめどなく流れてくる汗です。
汗は暑くなった体を冷やすための身体のはたらきによるものですから、汗自体をとめるよりも、いかに汗が顔にかかるのを防ぐかに注目した方がよいでしょう。
一番手っ取り早く、誰でも簡単にできるのは、おでこの生え際にフェイスパウダーをたっぷりたたきこんでおくことです。
フェイスパウダーがダムのような役割を果たし、汗が顔に流れてくるのを防いでくれます。
前髪がある人の場合、パウダーをたたきこんでいても色や質感が表に出ないため、おすすめの汗対策方法です。
面接前には必ずチェック!化粧直しのワンポイント
自宅を出て、面接会場に着くまでの間に、夏の暑さと汗で化粧が崩れてしまうという人は多いでしょう。
面接直前に鏡をみて、化粧崩れに愕然とする前に、化粧直しのワンポイントを覚えておきましょう。
化粧直しシートは常備
化粧直し用のシートはポーチに常備し、いつでも使えるようにしておきましょう。
シートで顔全体をおさえ、油や汗を吸い取ってもらうことができます。
コンビニでも購入できるのも嬉しいポイントです。
乳液をしみこませた綿棒があるとアイメイク崩れも直せる
汗でマスカラやアイシャドウが落ち、目の下ににじんでいる就活生を見かけることがあります。
目の下が黒くなっていると、パンクメイクのようになってしまい、印象はよくありません。
自宅にある綿棒に、いつも使用している乳液をしみこませ、ラップで包んでポーチに入れておきましょう。
化粧直しの際に綿棒でやさしく目の下を数回往復させるだけで、目元の黒い汚れが落とせます。
上からパウダーファンデーションを薄く塗れば、きれいに化粧直しができます。
夏の就活で第一印象をよくするためにも、化粧崩れ防止とお肌のメンテナンスを大切に
夏は日焼け、暑さによる汗、皮脂など、就活メイクの悩みが尽きません。
しかし、採用担当者や面接官と対面する際、第一印象をよくするためには、これらの悩みはあらかじめ予防しましょう。
日焼けや顔に流れてくるかもしれない汗は、今回紹介してきた方法で克服可能です。
あとは、就活前後のお肌のメンテナンスも忘れてはいけません。
勝負の1日だけ努力するのではなく、日頃のメンテナンスが勝負の1日に生きてきます。
日焼け予防に加え、日差しによるダメージを受けた肌は、できるだけその日のうちにパックなどで回復させましょう。
手をかけた分、就活当日に肌トラブルで悩むことはなくなるでしょう。