春秋の就活・面接用ファッション|暑い?寒い?季節の変わり目に一工夫

季節の変わり目には、朝夕の温度差が大きいことから、私服でも何を着ればいいのか分からなくなる人は多いでしょう
私服でも悩むのに、就活の説明会や面接試験などではスーツ着用がマナーで、どのようなファッションで季節の変わり目を乗り越えるべきか悩みますよね。
そこでこの記事では、春秋の就活・面接を乗り切るためのファッションについて紹介していきます。
朝寒く、昼は暑い…春・秋の就活生の悩み
春や秋という季節は、気候も穏やかで天候も安定していますが、就活生が最も服装に悩む時期でもあります。
朝の最低気温と、昼間の最高気温の温度差が大きく、どちらに合わせたファッションをすればよいかわかりにくいからです。
就活生ということで、基本的にリクルートスーツの着用がメインとなりますが、だからこそ以下のような問題を抱えがちなのではないでしょうか。
秋…寒いけどタイツは履いちゃダメ?
秋でも晩秋になると、早朝の就活や夕方の就活の帰りは大分肌寒くなるものです。
就活女子の足元は、就活用のパンプスのため、ストッキングをはくことになります。
しかし、朝夕の寒さはストッキングごしでも十分であり、冷え性の人には辛いでしょう。
こんな時、防寒のためにタイツを履けたら…と思いますが、就活シーンでタイツはNGです。
もしも寒さが気になるようであれば、企業に入る前や、企業を出てからはタイツをはいてもよいでしょう。
ただ、企業内のトイレなどでは、面接官と鉢合わせになることもあるため、タイツからストッキングへ、ストッキングからタイツへ履き替える場合には企業の外で可能な場所を見つけるようにしましょう。
春…暑いけどジャケットは絶対着なくちゃダメ?
春でもフェーン現象や、温暖化の影響で、汗が流れるほどに暑くなる日もあります。
そんな日でも、必ずジャケットを着用しなければならないのでしょうか?
答えは「YES」です。
就活の場合、どんなに暑くても、企業側から特別な指示がない限り、ジャケットは着用しなければいけません。
中には、熱中症対策として「クールビズ可」とする企業もあり、このような場合はジャケットは着用せず、Yシャツとスカートあるいはパンツで臨んでもよいでしょう。
就活用のコートはいつ脱ぐ?
春先や秋には、薄手の就活用コートを羽織って企業に出向く人も多いのではないでしょうか。
しかし、就活用コートを脱ぐタイミングや、脱いだ後にどうやって持つかについて、よくわからないという人も多いでしょう。
就活用のコートは、企業に入る直前に、建物の外で脱ぎます。
脱いだコートは裏地側を表にして、縦半分に2つに折り、利き手ではない方の腕に掛けましょう。
利き腕に掛けてしまうと、ドアの開閉や、入館証の提示・サインの際に不便になってしまうからです。
裏地側を表にするのは、外からのごみやほこりを建物内になるべく落とさないようにする配慮だと言われています。
就活生のマナーは、社会人としてのマナーでもあるため、春や秋の季節を超えて覚えておくようにしましょう。
暑さ・寒さ…自分がどちらに「弱い」かで、ファッションを決めよう
ここまで「就活生全般」として解説してきましたが、結局暑さ寒さに弱いかどうかは、個人差があります。
暑さには強いけど寒さには弱い人もいれば、その逆もまたあり得ることでしょう。
体質は急に変えられないため、自分が弱い方に合わせてファッションを工夫する必要があります。
暑さに弱い就活女子は、汗ジミ防止効果のあるシャツやブラウスを選ぶようにしましょう。
寒さに弱い就活女子は、面接受験前後に使用する羽織もの(カーディガンやストール)を就活バッグに忍ばせておくのもよいでしょう。
就活の場では、特別な指示がない限り、日本の就活ではリクルートスーツという同じ服装を求められます。
リクルートスーツでもバレないよう、以下に紹介するようなファッションで春・秋の温度調節の難しい就活の時期を乗り切りましょう。
春・秋の就活生の悩みを解決するファッション
春・秋のように1日の中でも寒暖差のある季節には、ファッションにも一工夫が必要です。
さらに、以下に紹介するちょっとしたグッズで、春も秋も快適な就活を実現することができます。
寒さの方が気になる人はパンツスーツ
秋の肌寒さがキツいという人には、パンツスーツスタイルがおすすめです。
就活でパンツスーツは不利?スカートとの印象の違い� https://t.co/dmjh547eDb #就活スーツ #レディーススーツ
— デジナビ (@digitalnavinet) August 11, 2019
10年前ほど前までは、女子の就活といえばスカートスタイルが一般的であり、パンツスーツ派はマイノリティでした。
しかし、昨今のジェンダーへの意識の高さや、ダイバーシティ(多様性)への配慮という背景もあり、2019年現在では就活でもパンツスーツの女子が増えています。
露出度が低いパンツスーツなら、秋の肌寒さにも耐えられるでしょう。
ただし、秋というと昼頃の気温は高めになるため、ストッキングはひざ下のものを着用することをおすすめします。
これなら昼間に暑くなっても、パンツ自体が汗だくにならずに済むでしょう。
暑さの方が気になる人は春夏用のスーツを着用
寒さよりも暑さの方が苦手…という人は、スーツの生地で温度感を調整することをおすすめします。
リクルートスーツは一般的にオールシーズン用に仕立てられているため、着用する時期によっては暑すぎると感じる人も多いのです。
リクルートスーツでも夏用のものがありますし、黒や紺の無地であれば、夏用生地のスーツを選べば問題ありません。
暑さに弱い人はハンディ扇風機を就活バッグに忍ばせる
近年の暑さ対策のために、電気店や雑貨店ではハンディ扇風機の売り上げが伸びており、街中でも首からぶら下げている人を見かけるようになりました。
このハンディ扇風機を就活生も活用することができます。
春先の就活でも、受験する会社まで徒歩で移動すると、かなりの汗をかく人もいるでしょう。
汗をかくその前に、「暑いな」と感じたら、あまり人目につかないところでハンディ扇風機を使用しましょう。
「人目につかないところで」というのは、誰がどこで見ているか分からないからです。
受験する企業の面接官や、採用担当者は、企業周辺を歩いていることもあります。
リクルートスーツを着た就活生が、歩いたままハンディ扇風機を使用していたり、首からぶら下げて歩いたりしていれば、あまり印象はよくありません。
そのため、ハンディ扇風機を使用する際には必ず立ちどまり、使用した後は必ず就活バッグに戻しましょう。
インナーで暑さ・寒さの対策を
春・秋の寒さや暑さを乗り切るファッションの一工夫として、インナーを用途によって着分けるという方法があります。
ユニクロのエアリズムシリーズは、夏のインナーとして着用している人も多いでしょう。
エアリズムシリーズは「放熱」効果があることから、ブラウスの下に着用するだけで、下着のラインを隠してくれるだけではなく、熱がスーツ内にこもることを防いでくれます。
寒さに弱いタイプの人は、反対に発熱素材を使用したインナーを着用しましょう。
着用するだけで体感温度が上がるタイプのものあり、晩秋から冬にかけて、快適な就活ライフを後押ししてくれます。
微妙な暑さなら汗ジミ防止スプレーで応急処置を
暑さに弱い人は、春先のちょっとしたあたたかさでも汗をかいてしまうことで悩むことも多いでしょう。
でもまだ夏前だし、ジャケットを脱がないとはいえ半袖シャツを着るわけにもいかない…。
汗ジミ防止に特化したシャツやブラウスを買いたいけど、就活金欠でお金に余裕がない…。
そんな人におすすめなのが、汗ジミを防止する「スプレー」です。
着用する前にスプレーを吹きかけて、乾かしておくと、着用した後の汗をはじいてくれるという優れものです。
しかも、汗による気になるニオイまで予防してくれるため、夏用のシャツを買うほどでもないけど、汗ジミが怖いという人におすすめです。
春秋には温度調節をしながらビジネスマナーもしっかり守ろう
春や秋は極端な暑さや寒さには悩まなくてもいいものの、季節の変わり目特有の温度差があります。
同じ1日の中でも、朝家を出る時間と就活を終えて帰宅する時間では大きく温度差が生じます。
しかし、就活や面接ではビジネスマナーには十分な配慮が必要です。
体調管理も仕事のうちと言いますが、就活でも温度調節をしっかりと行いながら、ビジネスマナーを守ったファッションを心がけましょう。