プレゼン上手な人は「現実」と「理想」のギャップから「提案」内容を見出す 図解は思考の技術

現実と理想のギャップを埋めるのが「提案」

あなたはいつも、聞き手に納得してもらえる「納得力」のあるプレゼンができているでしょうか?

「提案」は、「現実」と「理想」の間に存在する、ギャップを埋めるためのアイデアです。

今回は、下の記事で描いた図解プロットのうち、2つをとり上げて、実際に「提案」を追加してみます。

プレゼンの要ともいえる構想練りは「図解」を使うと早くて効果的 図解は思考の技術

問題解決や面談の自己PRにも使える

例えば、「商品の原価がかかりすぎている」→「適正なコストにおさまる」問題があります。
この問題の解決策として「ジャストインタイム方式の導入による在庫の無駄一掃」という提案をするとします。

ジャストインタイム方式とは
ジャストインタイム方式というのは必要なときに、必要な量だけを生産するシステムのことです。

引用:コトバンク|ジャストインタイム方式

これにより在庫が減少し、原価を下げることができます。

ジャストインタイム方式を提案

 

提案の目的は、商品原価をおさえて、低価格で販売しても利益がとれるようにすることです。 そのために、無駄な在庫をもたなくて済むジャストインタイム方式の導入を提案します。

また、転職希望者が面接で目指すのが以下の状態です。
「業界経験はない、ポテンシャルのみ」→「経験者と同等か、それ以上の成果が出ている状態」

この場合は「自分を採用すればマネジメントスキルによって組織の生産性を大幅に上げますよ」という提案はが良いでしょう。

業界は異なっても、人の生産性を高める手法は、基本的に変わらないはず。

前職でのそうしたマネジメントスキルによって、組織の活性化が図ることを提案する。
こうすることで、経験者と遜色のない成果を出す可能性もあるでしょう。
マネジメント経験を提案

 

提案の目的は、自分を採用してもらえれば経験者と同等の成果を会社にもたらすことを具体的に示すこと。
そのため、これまでのマネジメント経験を活かして、組織の生産性を高める活動を提案します。

「現実」「理想」「提案」で、なんらかの問題を解決する

ここからは、プレゼンテーションで使える図解プロットの基本バリエーションを具体例として紹介します。

ほとんどの営業的な提案はこうした問題解決型です。

どのような問題か、どのように解決するのか、想定される効果や成功事例はどんなものか?が判断のポイントとなります。

ブランド認知を高める

なんらかの問題を解決する

 

商品のブランド認知度が低く、売上が低迷しています。 この問題を解決するために、ブランド認知を高めるプロモーション戦略を行なうことを提案します。

あるレベルに到達する

会社、あるいは個人で目標を設定することは多いと思います。

いったん目標を設定したら、ことあるごとに目標レベルに対してどの程度、ギャップがあるのかをチェックします。それを乗り越える方法を検討しなければなりません。

あるレベルに到達する

 

前回のTOEIC は 600 点でしたが、ビジネスで使いものになるという基準の 900 点をとりたいと考えています。
とにかく短時間で大量の英文を読むクセをつけなければならないため、英字新聞を読むトレーニングを半年間行なうことにしました。

商品、サービス、財の価値を高める

資産運用は将来に向けて、持っている財の価値を高めることが目的です。
これは金融資産だけでなく、人材の価値についても同じことが言えます。

財の価値を高める

上記の図は、現在は日本の銀行に 500 万円預金している状態です。

20 年後に 1 億円の資産を持つためには、普通の預金では到底実現しません。

複利で計算すると年当たり 20%を超えるパフォーマンスが必要で、そのために外貨や株式による運用を行なうことにします。

ポジション(立ち位置)を変える

将来において仕事、プライベート、社会やコミュニティにおける立ち位置を変えたいと思うこともあるでしょう。
今は営業職だけど、将来的にはプランニングをやりたい……、そんなキャリアビジョンもこの図式で表すことができます。

ポジションを変える

 

今は、営業マネージャーですが、35 歳になる頃には自分で会社をやりたいと考えています。
そのため、経営的な視点を身につけようと、パートタイムで取得できるMBA スクールに入学し、毎日勉強を行なうことに決めました。

プライベート活用例

次に、図解プロットをプライベートに活用した例を紹介します。

図解プロットはビジネスだけでなく、普段の生活にも生かせることがお分かりいただけるでしょう。

①飲み会のお店を提案する

飲み会のお店を提案する

 

いつもは騒がしい居酒屋で、落ち着いて話せないため、次回は個室で料理の評価も高いA 店を提案します。 それによって、全員がゆったり落ち着いて話すことができ、料理やお酒を楽しむことができます。

②恋人にプロポーズする

恋人にプロポーズする

 

結婚してほしいとプロポーズするのは一世一代のプレゼンテーションです。 熱意を伝えるだけでなく、どのように幸せにするのかを具体的に説明して、相手に納得してもらう努力をしましょう。

③自分自身の健康管理

自分の健康管理

 

時間管理、健康管理、資産管理……。

自分の管理もやはり理想と現実とのギャップを正しく認識し、それを埋めるための行動計画を立てなければなりません。