全体像を俯瞰して抜け・漏れチェックを行なう |5分でプレゼンの達人

プレゼンはしたけど実行計画が全然・・・では、せっかくのプレゼンも無駄になってしまいますね。
ここでは、前回の記事で、深く掘り下げた提案内容から実際の計画を練っていく手法を説明しています。
「現実の問題」「理想の姿」「提案内容」ドリルダウンして掘り下げる |5分でプレゼンの達人

全体を眺めて、矛盾や不足情報を補う

「現実」「理想」「提案」のそれぞれにおいてドリルダウンが済んだら、一度、全体を俯瞰してみましょう。

そして、以下の内容をチェックしてください。

  • 課題の原因や事象に漏れがないか
  • 解決すべき課題と提案の間にブレがないか
  • 提案内容は実現性の高い具体的なものか
  • 提案による効果が、未来における解決に本当に結びついているか

ブレがある場合は、根本的に見直しが必要です。
さらに詳細な情報が必要な場合は、さらにドリルダウンして補足情報をつけ加えてみてください。

この全体像があなたの提案内容のすべてですから、入念にチェックしましょう。

 

裏づけと目標のための数値化、実現までの具体的手順を示すことが重要

下で示す図の例では、次にあげる「現実」の3つのドリルダウンが明確でありません。
「見込みと販売量とのギャップ」
「発注ロットの下限」
「材料単価の値上がり幅」

全体のプロットでは論理的に筋は通っていても、プレゼン時には数値的な根拠がないと納得力がありません。
可能な限り具体的な数値を示して、論理を補強しましょう。

また、「提案」のドリルダウンを見てください。

導入すべきシステムやそれによる業務フローへの影響、取引会社であるサプライヤへの協力依頼など、やるべき事は大筋で正しく書かれています。
けれど、具体的な実現方法や手順が示されていなければ、これもやはり納得してもらえません。

特に、業務上の大きな変化や多額の出費をともなう提案の場合は、それがもたらす他への影響も加味して提案することが重要となります。

全体を眺めて、不足があればさらに詳細情報を追加する

全体を確認し不足を追加

 

問題発見にも、提案のツメにも使えるフレームワーク

全体を見直し、さらに必要な情報がある場合に繰り返すドリルダウン。

ここらからは、ドリルダウンする際のコツを具体的にご紹介しましょう。

一口に「概要から詳細へ展開」といわれても、どうすればよいかわからない人も多いと思います。

そのような場合に便利なのが、「5W2H」です。

5W2Hとは「なぜ、なにを、だれが、どこで、いつ、どのように、いくらで」という英語の頭文字をとったものです。
計画のモレなどを点検する際に便利なフレームワーク(思考の型)です。

Why、When、Where、Who、What、How、How Muchの頭文字をとったものです。状況や事実を「何のために」「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どのように」「いくらで」……という問いかけに答えることで、整理し、モレのない記述ができます。
5W2H

引用:https://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0906/30/news012_2.html

 

問題点の発見に使う

かの偉大なる思想家デカルトは「大きな困難は分割せよ」と言っています。

どんなに困難な問題も、分割していけば、いつか本質的な原因に突き当たるというわけです。

問題点発見のための分割にも5W2Hは使えます。

現在の課題を複数の視点から分解するのです。

例えば、売上低迷の問題点を発見する場合にも活用できます。

営業マン別(だれが)、地域別(どこで)、時間別(いつ)、商品別(なにを)、単価別(いくらで)……
といったように、さまざまな視点で分析すると、思わぬ原因を発見できることがあります。

 

計画の抜け、漏れを事前に防ぐ

この5W2Hは、提案の実行計画にも使えます。

「総論OKだけど各論がつまってないとね……」と指摘されないよう提案しなければなりません。
計画に必要なリソースや手段について、モレのないようにつめておきたいものです。

特に重要な項目は、ヒト、時間とカネ。
体制づくり、スケジュールを実行するための予算は、どのような提案においてももっとも重要な詳細情報です。

提案の実行計画を考える時は、5W2Hの視点でしっかりチェックしておくのがポイントです。