最初が肝心!プレゼンのイントロダクシ ョンの重要ポイント |5分でプレゼンの達人

これまでの記事で周到に準備をおこない、実際にプレゼンを行う時がやってきました。
必要なパーツを組み立てて プレゼンのシナリオを作り出す |5分でプレゼンの達人

面白いプレゼン、聞いてみようと思わせるプレゼンを行うにはどうしたら良いと思いますか?

今回は、プレゼンの「掴み」の部分ともいえる「イントロダクション」について解説します。

テーマや話し手に対して興味を持ってもらう

プレゼンのイントロダクション部分には、課せられた大きな役割があります。
テーマや話し手に興味を持ってもらい、本題へスムーズに誘導することです。

多くの人はプレゼンテーションの冒頭部分で、この提案内容を真剣に聞くかどうかを決めます。

一度、興味を失うと集中力は途切れ、後から話に引き込むのは困難。

「面白そうな人だな」「どんな話になるのか、気になるな」
イントロダクションでは、短時間でこう思わせることが大切です。

あいさつと自己紹介、本日のテーマ説明、注意を引くためのちょっとしたエピソード(この記事ではフックと呼んでいます)といった内容は、そうした聞き手の関心を引きつけるためのトピックです。

アウトラインを伝え、全体像を把握してもらう

イントロダクションには、もう1つ重要な役割があります。

それは、プレゼンテーションの全体像を伝え、聞き手の理解を助けることです。

長いプレゼンでは、全体のどの部分を説明しているのかわからなくなることがあります。
また、説明がいつまで続くのかわからないと、聞き手は不安やストレスを感じます。

そのため、話し手は、プレゼンの冒頭に、どのような流れでどのくらいの時間プレゼンを行なうのかを伝えておくのです。

いわゆる「アウトライン」です。
事前に、おおよその時間割を知ることで聞き手は心の準備と聞くための姿勢を作ることができるのです。

イントロダクションの所要時間はプレゼン全体の10%にも満たないでしょう。
それでも、こうした重要な役割を持っているのがイントロダクションです。

合体ロボの頭部分=イントロダクションの中身は?

イントロダクションの役割

イントロダクションに含める内容

では、トピックについて細かく解説していきます。

あいさつと自己紹介はプレゼンの成功とは無関係?

プレゼンは、聞き手の前に立った瞬間から始まっているのです。

そこで、しっかり好感と興味を持ってもらうようなプレゼンス(存在感)を与えなければいけません。

あいさつと自己紹介はプレゼン成功に大いに関与しています。

メリハリトーンで感謝の念を伝える

あいさつは、メリハリのあるトーンでしっかり伝えます。

顧客へのプレゼンであれば、機会をもらったことにきちんと感謝の念を伝えなければなりません。
セミナーなどの講演であれば、わざわざ足を運んでもらったことにお礼を言うべきです。

心から感謝の念を伝えることで、自然と聞き手にプレゼンを聞きたいという姿勢が作られます。

会社概要的な紹介ならいらない

また、自己紹介のくだりで、会社概要をそのまま説明する人が多いのですが、あれはまったくダメ。

会社の沿革なら、ホームページを見れば済む話です。

それよりも、聞き手に興味を持ってもらえる工夫が大事。

私の場合は、セミナーなどで話す場合は、自分の人生年表を披露しています。
どの時代にどのような仕事にめぐり合い、どんなスキルを身につけてきたかをプレゼンするようにしています。

会社の紹介であれば、まずは何屋さんかを説明しましょう。

業務用の専門分野であっても、必ず消費者との接点を探して、身近なイメージに持っていくことが大事です。

「みなさんが毎日お使いの○○に使われている材料になっています」という具合です。

好感と興味を持ってもらうあいさつと自己紹介

あいさつと自己紹介

テーマとプレゼンの目的を説明する

挨拶やフックが終わったら、本日のプレゼンのテーマを発表しましょう。
あなたが今日、何の目的で何について話すのかを知らしめるのです。

いきなり登場して、「では、○○の提案をいたします」と言われたとします。
聞き手は「??」と思うだけ。

まずは、プレゼンのテーマとその背景について、明確にするのです。

テーマはプレゼンのタイトル。単純明快がベスト

「テーマ」はいわば、プレゼンのタイトルにあたる部分。
タイトルはなるべく短く、わかりやすいものにしましょう。

例えば、「不良在庫ゼロによる利益拡大のご提案」といった感じです。

タイトルだけ聞いても、プレゼンの内容がイメージできるものがベストです。

商品販売やサービス導入の場合、商品名などが全面にくるのは好ましくありません。
その結果、どのようなメリットがあるのかをイメージできるようなテーマが望ましいでしょう。

アウトラインでは、全体の構成とおおよその時間割を伝えよう

そして、アウトライン。
プレゼンの流れや時間の目安を事前に伝えることで、心構えができ、聞き手が集中しやすくなります。

「今日は3部構成で話します。まず最初に……、次に……、最後に……です。所要時間はおよそ60分です」

このように、テーマとプレゼンの目的、アウトラインを伝えましょう。
聞き手はしっかり提案内容を聞くための心構えができるはず。

逆に、これを省略してしまうと、聞き手は大きなストレスを感じますから注意が必要です。

事前にテーマとアウトラインをしっかりと伝えておく

テーマとのつながりを重視したフックで聞き手を引きつける

少し昔になりますが、お笑い芸人の決まり文句「つかみはOK !」という言葉を聞いたことがあるでしょう。

お笑いにおける「つかみ」とはお客の気持ちを引きつける技術です。

挨拶から本題のコントや漫才に入る間に、最初にギャグを繰り出します。
最初のギャグがうけると、その後の展開がスムーズになります。

逆に冒頭数分間の「つかみ」が弱いと視聴者がチャンネルを変えてしまいます。

ジョークは不要。身近な話題で親近感を持ってもらうのがベター

それほど重要な「つかみ」ですが、プレゼンターは、無理してジョークを飛ばす必要はありません。

あくまで関心を引くことが目的ですから、すべらずに、手堅く聞き手の関心を誘う方法がオススメです。

私がよく使う3つの方法を紹介しておきましょう。

1つ目は、あまり知られていない意外な事実を披露する方法。
テーマに関連する統計データなどで、意外性のある数値や傾向を示して、驚きを与えましょう。

2つ目は、自分の身近な体験談を話す方法です。
最近起こった実際の出来事をエピソードとして語り、テーマにつなげる方法です。
具体的なイメージが湧くストーリーは、聞き手に共感を呼びます。

3つ目は、聞き手に対して、質問を投げかける方法です。
聞き手に考えさせることで、参加者意識を高めることができるのが、このメリットです。

さらに、驚くべき事実を示すために、まず聞き手に質問してみる。
こういった、1つ目と2つ目を組み合わせた方法なども考えられます。

失敗しない「つかみ」、3つのアプローチ

欧米人はアイスブレイクも兼ねて、ジョークやユーモアを披露することも多いです。
でも、無理にやる必要はありません。すべった場合に、後が大変です。

ここでは、もっと手堅く、聞き手を引きつける方法を紹介しましょう。

パターン1.ショッキングな事実を示して聞き手の注意を引く
ショッキングな事実を示す

パターン2.自分自身のエピソードで親しみを持ってもらう
自分自身のエピソードを伝える

パターン 3. 聞き手に考えさせる質問を投げ、参加者意識を高める
質問で参加者意識を高める

イントロ部分でしっかり掴んだら次はプレゼンの本題

プレゼンのイントロは、聞き手を本題に導くための役割を担っています。
イントロで聞き手の心を掴んだら、次は肝心の本題に入っていきましょう。

続きはこちらからご覧ください。
プレゼン本題の前半は「課題共有」 後半は「提案説明」|5分でプレゼンの達人