プレゼンテーションの質を劇的に向上させる簡単な手法|5分でプレゼンの達人:序

「5分でプレゼンの達人」では、プレゼンテーションの質を劇的に向上させることを目的にしています。

これは、PowerPointスライドの作成方法やプレゼンの話し方を解説したものではありません。

たしかに、PowerPointで見た目のよいスライドを作成するスキルや、聞き手に対して説得力のある話し方をマスターすることも大事です。

しかし、それだけではうまくいきません。

人の心を動かすのは「わかりやすい」「具体的」「面白い」

プレゼンテーションを構成する要素の中で、もっとも重要かつ多くの人がないがしろにしているものは何でしょうか?

それは「構想」です。
つまり、「メッセージの中身をどう作るか」が実はもっとも重要なポイントなのです。

優れたプレゼンテーションは聞き手の心を動かし、自分の提案を採用してもらう力を持っています。
そして、その秘密は、スライドのデザイン性やカリスマ的な語り口ではありません。

そのメッセージが「わかりやすい」「具体的」「面白い」かに起因します。

あらゆるビジネスシーンで使える3つの力

「5分でプレゼンの達人」では、そうしたプレゼンテーションの根幹とも言える「メッセージ をどう作り、どのように伝えるか」を図で考える方法を解説しています。

今後の記事から得られる大きなメリットは以下の3つです。

①図で考えることで、伝えるべき情報が自然と整理され、磨かれる

構想する

②シナリオ(プレゼンの流れ)を作る力がつき、相手が納得してしまう

シナリオを作る

③情報を図にまとめる力がつき、効率的にメッセージを伝えられる

ラフを描く

この技術は、営業プレゼンテーションや講演に限らず、ちょっとした説明や商談、または報告などにも応用できます。

基本となるのは、別記事で紹介している『頭がよくなる「図解思考」の技術』です。

この記事ではビジネスシーンで日常的に行われている「メモ」をテーマにし、図で考え、図でまとめてメモを取るテクニックを紹介しています。

「図解思考」技術をマスターした上で今後の記事をお読みいただくと、より効果的に実践できるでしょう。

今回からは「プレゼンテーション」にしぼって、この図解思考を活用する方法を解説したいと思います。

必要なものは、手帳と筆記具だけです。準備はよろしいでしょうか?早速はじめましょう。

なぜ、「眠くなるプレゼン」は生まれてしまうのか?

あなたが懸命に説明しているプレゼンの最中、次のような光景を目にしたことがあるでしょう。

「つまらなそうに配布資料を先読みする。」
「パソコンで内職する。」
「あくびをかみ殺している。」

きっと、そのような光景を見たのは1度や2度ではないはずです。
ひどい場合には、「深い眠りに落ちてイビキが聞こえてくるのでは……」とこちらが心配することさえあるのです。

もちろん、プレゼンの聞き手だって貴重な業務時間を割いてあなたのプレゼンを聞いているわけですから、昼寝が目的ではないはず。

何か有用な情報を得ようとして、あなたのプレゼンを聞いているはずです。

では、なぜ多くのプレゼンが聞き手を眠りに誘うのでしょうか?

資料の事前配布をやめても、睡魔は妨げない

私は以前、「ハンドアウト(配布資料)を先に渡してしまうことが、プレゼンへ集中できない原因」だと思っていた頃がありました。

そこで、資料を配らずにプレゼンをやったのですが、ボーッとしている人は減りませんでした。
逆に「ハンドアウトがないと不便」という人が圧倒的でした。

次に「聞き手に有効な情報が少ないのでは?」と思い、ありったけのリサーチをして、興味の湧きそうなデータを並べ立てたこともありました。

しかし、それでも最前列で居眠りしている人がいたのです。

「いったい、何が問題なのだろうか?」。私は自問自答しました。

そこで私は、自分自身が聞き手としてプレゼンを受ける場合に、「つまらないな~」と思ったものを調べてみました。

「つまらないプレゼン」には、共通要素があったのです。

あなたのプレゼンはこんな感じになっていませんか?

残念なプレゼンテーション

「つまらない」「眠くなる」の原因は何か?

「つまらない」「眠くなる」「興味がそそられない」

そうしたプレゼンにはいくつかの共通点がありました。

  • 情報量が多すぎて、ポイントがわからない
  • 話している内容が、なんのために存在しているかわからない
  • 具体的な実施方法や成功のイメージが湧かない
  • 想定どおり、あるいはそれ以下の提案で、インパクトがない個人的に感情が動かされない
  • 前向きにアクションしようと思えない

このように感じたプレゼンは、大体において最後まで聞き続けるのがつらくなります。

問題点は「わかりづらい」「具体的でない」「面白くない」の3点

これらをさらにまとめると、3つのポイントに集約されます。

  1. 「わかりづらい」(ポイント、論拠、筋道が理解できない)
  2. 「具体的でない」(実施方法、実現可能性、期待効果があいまい)
  3. 「面白くない」(感動がない、意外性がない)

これらを見て「そりゃ、当たり前の話だろ」と思う読者もいるかもしれません。

しかし、この3つがプレゼン失敗の元凶なのです。

逆に言えば、「わかりやすく」「具体的で」「面白い」プレゼンができれば、それは大成功間違いなし。

見込み顧客への営業であれば、あなたの提案を受け入れて商品を購入してくれるでしょう。

上司への業務カイゼンの提案であれば、積極的に実施するための許可をくれるでしょう。

さまざまなシーンであなたの意見が受け入れられるようになるはずです。

つまらないプレゼンの共通点は3つに集約される

あなたがこれまで「つまらないな~」と思ったプレゼンの共通点を挙げてみてください。どんなものがありますか?

つまらないプレゼンの共通点

聞き手を惹き込むプレゼンに必要な手順とは

具体性のないプレゼンが人を眠りに導くことが、上記を読んで実感されたかと思います。
それでは、どのようにしたら、具体的で効果的かつ聞き手に喜んでもらえるプレゼンができるのでしょうか?

気になる方は、その具体的な方法を下記の記事でチェックしてみましょう。
「聞き手を惹き込む面白くて役立つプレゼン作り」は一朝一夕にしてならずなのです。

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