プレゼン相手のペルソナ分析は属性・知識・モチベーション|5分でプレゼンの達人

前回の記事では悪いプレゼン、良いプレゼンの共通点を紹介しました。

つまらないプレゼンテーションの共通点は最初の行動にある

では、今回はプレゼンテーション作成にあたり、把握しておくべきことやプロセスについて解説します。

あなたのプレゼンを聞くのは誰か?

プレゼンが決まったときに真っ先に考えるべきは、どのような人々がそれを聞くのか、ということです。

つまり、聴衆(聞き手)を分析すること、マーケティングでいうところの「ペルソナ分析」が必要になってきます。

ペルソナとは、企業や商品の典型的なターゲットとなる顧客像のことです。 ペルソナで定められる顧客像には、氏名や年齢、居住地、職業、年齢、価値観やライフスタイル、身体的特徴までのかなり細かい情報が盛り込まれます。
引用:https://ferret-plus.com/2080

聞き手によって、話すべき内容やシナリオラインの組み立ては変わるはず。

まずは相手の性別、人数、年齢、地域などの基本属性を調べます。

ビジネスシーンであれば、相手方の業種や仕事内容、役職などを押さえておきましょう。

もちろん、聞き手が決裁者なのか、上司にお伺いを立てなければならない現場担当者なのか、も重要なチェックポイントです。

予備知識は持っているか?

さらに、聞き手がプレゼンに使われる専門用語やその領域の知識をどの程度知っているのかを把握しておきましょう。

聞き手のレベルに合わないプレゼンだと「難しすぎてわからない」になってしまいます。
逆に「知っていることばかりでつまらない」ということにもなるのです。

事前にチェックできない場合は、プレゼン内容を一番やさしいレベルに合わせます。

専門用語はすべてとり除き、一般的な言い回しにすべきです。

聞き手が求めているものは?

プレゼンを聞く人は、その真剣度合いがマチマチ。

とりあえず情報収集したいというタイプもいれば、プレゼンを聞いて何かを判断したいと考える人もいます。

前者の場合は、全体像を知りたがりますが、後者の場合は、より具体的な費用対効果やケーススタディ、実行手順などを望むはずです。

聞き手が求めるプレゼンのゴールを把握しましょう。

聴衆分析のフレームワーク

聴衆のペルソナ分析をフレームワークで示します。

フレームワークとは、意思決定、分析、問題解決、戦略立案などの際に、共通して用いることが出来る考え方や分析ツール、または枠組みのこと。
引用:https://ferret-plus.com/996

聞き手を知ることは、プレゼンの第一歩。
同じ提案内容でも、聞き手によって伝え方やシナリオラインが大きく変わるからです。

聴衆のペルソナ分析を行なう場合に押さえておきたい項目は、主に「属性」「予備知識」「モチベーション」の 3 つです。
聴衆分析3つの項目

プレゼンテーションの定義を再確認してみる

プレゼンテーション(プレゼン)には2つの登場人物がいます。
話し手(プレゼンター)と聞き手(オーディエンス)です。

そして、“プレゼンとは、話し手が聞き手に、何らかのアクションを起こしてもらうよう納得させる提案を行なうこと”です。

「なんらかのアクション」には、商品購入、事業への投資、計画の承認、従業員の採用、制度の変更などさまざまな判断が含まれます。

判断してもらい、提案に合意してもらうのがプレゼンの目的

「パーティでの自己紹介や業務日報なんかは提案でないからプレゼンじゃない」と思う読者もいるかもしれません。

しかし、これらも立派なプレゼンです。

パーティであれば、相手にとって自分が役立ちそうか判断してもらい、改めてアポイントをとることが目的です。

業務報告であれば、その内容によって上司にステータスを確認してもらい、プロジェクト運営について判断をもらうことが目的です。

目的があれば、それを実現する提案が必要です。

プレゼンスキルを磨くことが、自分価値を大きく向上させる

情報を得た聞き手が、判断し、その後のアクションを検討するものは、すべてがプレゼンなのです。

そう考えると、ビジネスシーンでのコミュニケーションは、多かれ少なかれ、プレゼンと言えるでしょう。
つまり、プレゼンは私たちが考えるよりも日常的なことなのです。

このシリーズ記事「5分でプレゼンの達人」を読むことで構想スキルを磨くということ。

これは、あなた自身の価値を大きく増やすということになるのです。

何のためにプレゼンを行なうのか?

プレゼンテーションとは?

プレゼンテーションを特別なことだと考える人が多いようです。
ですが、上司への業務報告、日常的な営業活動、会議で意見を述べること、転職での面談、それらすべてがプレ ゼンなのです。

ビジネスマンにとっては毎日がプレゼンの連続です。
プレゼンのスキルを向上させるということは、ビジネススキルそのものを高めるということになるのです。

①Plot(構想)で、ストーリーを作る

プレゼンテーションは3つの段階を経て、行なわれます。

これらの各プロセスの頭文字をとって、「プレゼンの3P」と呼びます。

まず、プレゼンテーションの最初のプロセスは「構想(Plot)」です。

構想とは、目的に合わせてプレゼンテーションの内容を決め、考えをまとめるプロセスです。

当たり前ですが、この段階が不十分だと、後からいくら見栄えをよくしたところで、意味のないものになってしまいます。

プレゼンの根幹とも言える最重要プロセスともいえます。
残念なことに、このプロセスに十分な時間と労力をかけている例をあまり見ることがありません。

②Preparation(準備)で、資料を作ってリハーサルする

プレゼンは準備が重要であることは誰もが合意するでしょう。

この活動には、資料作成、プレゼンに必要な機材や場所の確保、リハーサルな どが含まれます。

プレゼンの達人として知られるスティーブ・ジョブズ でさえ、かなりの時間をリハーサルに割くことで知られています。

スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン
スティーブ・ジョブズのプレゼンの魅力を解き明かした
『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則』

いずれにせよ、スムーズなプレゼン実行には欠くことのできないプロセスです。

③Performance(実施)で、聴衆を魅了する

パフォーマンスと言われるだけあって、このプロセスには話し手の語 り口、身振り手振り、演出などが含まれます。

魅力的なパフォーマーは、優れたプレゼンテーションを行なうことができます。

メッセージの中身 だけでなく、容姿や声のトーンなど、肉体的な魅力が大きく影響するプロセスです。

プレゼンの3P

プレゼンの3P

優れたプレゼンを行うために欠かせない構想を練る作業

人を惹き込むプレゼンを行うためには、次の3つのポイントが必要ということが分かりました。

優れたプレゼンをするために必要な3つのプロセス

  1. プレゼンの構想を練ってストーリーを作る
  2. ストーリーに沿った資料を作りリハーサルをしっかり行う
  3. プレゼンはパフォーマンスと心得て身振り手振り、語り口や演出にも気を遣う

次の記事では、プレゼンを行う上で最初に行うべき欠かせないプロセス「プレゼンの構想を練る」ことについて詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください!
プレゼンにおける「構想を練る」価値とは?|5分でプレゼンの達人