2019年9月「The New York Times」ビジネス書ベストセラートップ10

スマホの普及により、必要な情報はいつでもどこでもインターネットを介して入手できるようになりました。それでもやはり、スキルアップのためのノウハウや自己啓発を目的とした情報は書籍から得る人も多いでしょう。

自己啓発関連の市場サイズが100億ドルを超えるアメリカ。日本でも、アメリカ発のビジネス書や自己啓発本は、ベストセラーになっているものも数多く存在します。

本記事では、The New York Timesによる9月の月間ビジネス書ランキングを紹介します。

数か月の間ランキング入りする本に大きな変動は見られませんでしたが、今月は新たに3冊がランク入りしています。

なお、8月のランキングは以下の記事で紹介しています。
2019年8月「The New York Times」ビジネス書ベストセラートップ10

近年、アメリカではオーディオブック市場が活発です。Amazonからは、Kindleでの電子書籍だけでなく、Audible(オーディブル)というオーディオコンテンツでの購入も可能です。ビジネススキルのアップにつながる書籍を、英語の勉強として活用してもよいのではないでしょうか。

1:Dare to Lead: Brave Work. Tough Conversations. Whole Hearts.

Dare to lead

Brené Brown著

ヒューストン大学ソーシャルワーク大学院の研究者であるブレネー・ブラウンの最新作。昨年10月の発売以降ランキング入りしており、6月からは1位をキープしています。

リーダーやチェンジメーカーと称される人々対して行った調査に基づき、リーダーとしてアイデアを実行に移す方法などを解説しています。31週連続でのランキング入りとなりました。

ブレネー・ブラウンは、ヒューストン大学ソーシャルワーク大学院の研究者である。
勇気・心の弱さ・恥・共感などについて研究を行っている。執筆した書籍はニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに幾度も登場している。世界的な講演大会TEDにも幾度も講演し、2010年の「傷つく心の力(The Power of Vulnerability)」では再生数がトップファイブに入っている。
引用:Wikipedia|ブレネー・ブラウン

2:Range: Why Generalists Triumph in a Specialized World

David Epstein著Range

David Epstein著

日本でも『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?』などで話題になったスポーツ科学ジャーナリストのデイヴィッド・エプスタインの最新作が先月に続きランキング入りしました。

本作では、世界で成功したプロのアスリートからノーベル賞受賞者までを調査し、幅広い分野に興味を持って技術を身に着けた人が、専門分野でも頭角を現すと説いています。

3:Atomic Habits: An Easy & Proven Way to Build Good Habits & Break Bad Ones

Atomic Habits

James Clear著

習慣に関する情報や実践的なストラテジーに関する第一人者として有名なジェームス・クリア。

この本では、新しい習慣のために時間を作る方法、モチベーションの欠如に打ち勝つ方法、成功に向かって環境を整える方法などを解説しています。

4:Outliers: The Story of Success

5Malcolm

Malcolm Gladwell著

日本でも勝間和代氏の翻訳で邦題『天才! 成功する人々の法則』として発売され、話題になった本作。

成功の秘密を幅広い側面から考察した本作は2011年に発売されたロングセラーです。

なお、今回のランキング2位の『Range』では、本書に代表される成功の法則に異を唱えています。

5:Bad Blood: Secrets and Lies in a Silicon Valley Startup

Bad Blood

John Carreyrou著

スタンフォード大学を中退して医療系ベンチャー企業セラノスを創業し、女性版スティーブ・ジョブスとも呼ばれていたエリザベス・ホームズ。

栄光と転落を経験した彼女の人生を描いた物語です。2018年に発売された本書は、映画化も決まり再び注目されています。

今年3月にはドキュメンタリー映画「The Inventor: Out for Blood in Silicon Valley」が公開された他、Huluでのドラマシリーズやジェニファー・ローレンス主演のハリウッド映画の公開が予定されていることもあり、彼女への注目度の高さがうかがえます。

2003年、スタンフォード大学の化学工学科の2年生の時に大学を中退して少量の血液で200種類以上の血液検査を迅速かつ安価に出来る医療ベンチャー企業のTheranosを創業した。 2014年6月に380億円を調達してTheranosの時価総額は9000億円になったとされ、株式の過半を所有する創業者のホームズは、「自力でビリオネアになった最年少の女性」として話題になった。
引用:Wikipedia|エリザベス・ホームズ

6:I Will Teach You to Be Rich, Second Edition: No Guilt. No Excuses. No BS. Just a 6-Week Program That Works

Ramit Sethi著

資産やビジネス、心理学の分野で著作活動を行い、ForbesやFortuneでは「富の魔法使い」や「新たなリーダー」と呼ばれるラミット・セティ。

2010年に発売した、収入や貯蓄、豊かな生活を送るための6週間のプログラムを解説した同作の改訂版です。


I will teach you to be rich公式サイト(英語サイト)

7:KOCHLAND: The Secret History of Koch Industries and Corporate Power in America

KOCHLAND

Christopher Leonard著

ゴールドマン・サックス、Facebook、USスチールの合計よりも、年間収益が高額となるのがアメリカの複合企業コーク・インダストリーズ。経営者のコーク兄弟は、政治にも影響力を持つ大富豪として注目されてきました。(今年8月、デービッド・コーク氏は死去)

コーク・インダストリーズ(Koch Industries, Inc.)は、カンザス州ウィチタに拠点を置く石油、エネルギー、繊維、金融などを手掛ける、アメリカでカーギルに次ぐ巨大な売上高を誇る非上場の多国籍複合企業。創業以来、コーク家(コーク兄弟)が支配している。
引用:Wikipedia|コーク・インダストリーズ

1つの民間企業が、どうやって権力を統合していったのか。実態はベールに包まれていた非上場のコーク・インダストリーズの内情を明かした一冊です。

8:THINKING, FAST AND SLOW

THINKING, FAST AND SLOW

Daniel Kahneman著

2011年に発売され日本でも『ファスト&スローあなたの意思はどのように決まるか?』として翻訳・出版された、意思決定についての解説書です。

ノーベル経済学賞受賞歴もあり、心理学者であるダニエル・カーネマンが、直観や論理的に考えること双方のメリットとデメリット解説しています。

ダニエル・カーネマンは、経済学と認知科学を統合した行動ファイナンス理論及びプロスペクト理論で有名なアメリカ合衆国(ユダヤ人)の心理学者、行動経済学者。
引用:Wikipedia|ダニエル・カーネマン

9:Extreme Ownership: How U.S. Navy SEALs Lead and Win

Extreme Ownership

Jocko Willink, Leif Babin共著

世界でもベストセラーとなった、アメリカ海軍特殊部隊の元司令官2人による共著。

ビジネスや普段の生活にも生かせる、強力なリーダーシップのあり方を説いています。新たにQ&Aなどが追加された最新版です。

10:Dopesick: Dealers, Doctors, and the Drug Company that Addicted America

Dopesick

Beth Macy著
国家非常事態にまで発展したオピオイド危機の全貌を原因から現在に至るまでを調査しまとめたドキュメンタリーです。

2017年にトランプ大統領は、オピオイド危機について国家非常事態の宣言を予定し、これは公衆衛生上の非常事態の宣言となった。
引用:Wikipedia|オピオイド

企業や地理的要因などオピオイド危機が広がった背景や、中毒患者やその家族へのインタビューをもとに、アメリカの薬物中毒問題を深く掘り下げた内容となっています。

参照記事
https://www.nytimes.com/books/best-sellers/business-books

Career Growth 編集部

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