東大生データサイエンティスト職が人気|キャリアニュース

東大生データサイエンティスト職が人気

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東大生が就職活動において志望する業界に変化が見られてきている。

従来は官僚になるか、有名な大手企業を進路にしたがる東大生が多かったが、データサイエンティスト職を希望する東大生が目立ち始めている。

転職市場ではすでに、この職種の求人倍率が非常に高まっており、人材不足である。その競争下では、中途採用のみでは計画人員を採用する事が難しいため、データサイエンティストとしての素養のある可能性が高い東大生を青田刈りする格好になっている。

学生側も、就職先に自由度を求めて志望する東大生が増えている。

ビッグデータ分析、新卒年収は1000万円以上 東大生の人気職種に

ビジネス現場で大量の情報(ビッグデータ)を分析・活用する職業「データサイエンティスト」の人材が不足する中、大学生の就活現場で異変が起きている。

「官僚でもなく、有名企業でもなく、データサイエンティスト職を志望する東大生が目立ち始めている」(就職情報会社)からだ。すでに転職業界では、高給での人材争奪戦が沸騰しており、あおりを受けた企業が高学歴の東大生を“青田買い”しようという図式だ。

学生側も、日本企業の終身雇用制度の維持が難しくなる中、高給で自由に働くことができる魅力を感じている。
続きはービッグデータ分析、新卒年収は1000万円以上 東大生の人気職種に|Yahoo!ニュース

安定性・社会的地位から給与や成長へシフト

これまで官僚や総合商社、メガバンクなど大手の有名企業を進路にする事の多かった東大生が、なぜデータサイエンティストを志望するのか。

その背景の大前提としては、「終身雇用の崩壊」がある。どの企業に入社しても、一寸先は闇。

終身雇用や、年功序列での出世階段も約束されていない。

そうした雇用環境の中で、「いかに早期に能力が伸ばせて」、「実力が給与になって跳ね返ってくる」「業界の将来性に期待が持てる」といった理由で就職先を選ぶのが、自然な流れだ。

その上で、データサイエンティスト職が選ばれるのは、理由は3点である。

1点目は、最先端の職業である、というイメージだ。以前もビッグデータの重要性は謳われていたが、AIがビジネス現場に本格導入されるようになってから、データサイエンティストの重要性が一層増した。

特に、米国のGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)がビッグデータを活用した新しいビジネス展開を仕掛けているため、学生には魅力的に映るようだ。

2点目は、高給が期待される点だ。業界自体が急成長しており、ニーズが急加熱している領域の為、各社人材獲得戦争が激化中である。

転職市場では、想定年収が2000万円のコンサルティング会社や、1200万円以上を提示するネット証券会社もある。

それくらい、優秀なデータサイエンティストを確保できる事で、事業優位性を築く事が出来ると考える企業が増えているのだ。

3点目は、実力を身につけていけば、フリーランスとして活躍できる点だ。フリーランスを募集するサイトを見ていくと、月額150万円~という案件も非常に多く、フリーランスとしては非常に高額な案件を獲得する事も出来る。

画期的な技術も、コモディティ化していく

東大では、データサイエンティストを養成する講座を開講しており、東大に追随すべく、滋賀大・横浜市立大、東工大などでデータサイエンスの専門学部がオープンした。

これから、このように専門教育を受けた学生が社会に出てくるようになる。

将来的には、データサイエンティスト職が、最も人気な職業になるかもしれない。

ただし、このようなニュースに懸念を示す意見もある。

データサイエンティストの志望者が増える事による人材供給過多のリスクと、データサイエンティストを経営者側が使いこなせないリスク、の2点からだ。

人材供給が増えていくことにより、「データサイエンティスト」の希少価値が少なくなっていくだろう。

現状、IT企業がこぞってデータサイエンティストを採用しようとしている。その対象は未経験にも広がっており、未経験歓迎を謳う求人が増加している。

そして未経験者に一定の教育を施し、「データサイエンティスト」と名付けて、クライアントに派遣していく。

こうして、あまりスキルの高くないデータサイエンティストに対して、企業は多額のフィーを払う事になる。受け入れ企業は、当然支払うコストとアウトプットが見合っていないと考え、データサイエンティストに支払う対価は激減する可能性がある。

このようにして、データサイエンティストの価値がコモディティと化し、望むような給与や待遇で働く事が出来なくなる可能性がある、という指摘もある。

何を身につけるか以上にどう活かすかが重要

日本の最高学府である東大生が、これまでのように安定性や知名度を重視して官僚や有名企業を希望するのではなく、データサイエンティストなどのような、最先端かつ業界の成長性が期待でき、高年収を期待出来るところを希望するようになったのは、ポジティブな動きだと、個人的には思う。

やはり、優秀である可能性が高い東大生が、成長性の高い業界に移動するようになれば、日本全体として生産性が高まる事に繋がる可能性が高まるからだ。

これから成長しそうな業界、バブルが起きそうな業界に身を投じ、スキルを身につけていけば、高収入のチャンスも掴め、ビジネスマンとして大きな成長につながる可能性が高まる。自身のキャリア形成においても有効だ。

ただ、注意すべき点もある。それは、「何を身につけるか」よりも、「身につけてどう活かしたいか」を常に思考し続けなければならない、という点だ。

新たな技術や産業が生まれる時、そこにはチャンスが多く存在する。

一方で、その身につけた事を何に活かすのか、どのように活かすのか、どのように付加価値を付けてアウトプットしていくのか、という視点が抜け落ちると、あっという間にコモディティ化の波にのまれ、付加価値の低い存在になってしまう。

2006年頃、法曹界の人材を増やす為に、法科大学院試験の改革が成され、法科大学院の合格難易度が下がった。

その際、多くの弁護士が社会に出るようになったが、弁護士が市場に余った事により、法律知識以外の付加価値を持たない弁護士は仕事が取れず、世の中の平均年収以下の給与に甘んじてしまう人も出ている。

就活のみならず、キャリア形成において、新しい技術の登場などのチャンスの際は、専門性を身につけると同時に、それをどう差別化につなげるか、付加価値増加につなげるか、を常に思考するようにすべきだ。

この記事のライター

  • mame2414
  • 男性・31歳
  • 会社員