AI・ロボットと労働者の闘い、SF的展開が現実になる?|キャリアニュース

AI・ロボットと労働者の闘い、SF的展開が現実になる?

成長企業に就職したい、業績が上向きの会社に転職したいと思うのは自然なことです。

しかし、成長や業績の上げ方には注意が必要で、社員を消耗させる企業が含まれることが多いのです。

成長や業績の中身をチェックすることは大切で、自分のみを守りキャリアを育てる面でも役に立ちます。

華々しいキャリアを目指しても体が持たなければ問題が生じることなど、収入以外のも考えなければならない面も多いのです。

ついに社会問題になりつつある「AI失業」の中身

ホワイトカラーの定型業務を代替する「RPA」の導入企業が急増している。ジャーナリストの溝上憲文氏は「金融・保険業界を中心に導入が進んでおり、その影響で一部では雇い止めも発生している。今後、多くのホワイトカラーが『AI失業』をする恐れがある」という――。
続きはーついに社会問題になりつつある「AI失業」の中身|プレジデントオンライン

AIの導入によって雇用情勢にも変化が見られるようになっています。得に顕著なのが金融分野で、様々な作業をAIが代行できるようになり大幅な人の削減や、非正規雇用の雇い止めなどが珍しくなくなりつつあります。

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の普及により、人間を雇うよりも自動化した方がコストが安い、作業が確実といった場面が増えているからです。

今後事務職などを目指す場合はAIによるコストカットとの戦いになる可能性があり、生き残りのための工夫も大切になっていくのです。

一方で、海外のようにドラスティックに正社員の雇用を切れないという日本独自の事情もあります。

非正規雇用の人には厳しい面もあるため、海外を含めた事例などを参考に自衛をすることや、選択肢を増やすことが大切なのです。

AIの活用による人材削減は海外の方が先行している

AIによる人材削減は海外の方が選考していて、様々な業務をAIが代行するようになっています。

これはヒューマンエラーを防ぐだけでなく、0.1秒を争う判断はAIに任せた方が安全な部分があるためです。

実際にAIを利用しているヘッジファンドは軒並み優秀な結果を残していて、2000年にゴールドマンサックスの物株式取引部門に配属されていたトレーダ600人が、2017年時点で2人まで削減された例なども存在します。

ウォール街を襲うAIリストラの嵐

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/08/ai-17.php

メールのやりとりや簡単な問い合わせはチャットボットが対応するなど、人員削減のためのRPAは随所で活用されています。

人が減り、事務にかかる手続きなども減り、更に人員の削減と合理化が進む可能性が高いのです。

日本のメガバンクでも人員削減の波や業務量の削減などの波は訪れていて、金融の世界が安定してお金を稼げる世界ではないと言われるようになりつつあります。

単純な作業を日々繰り返し行うルーティン業務はどんどんなくなっていく可能性が高いのです。

そう簡単には人員削減ができない日本の事情

今後様々な形でRPAで仕事の削減が行われると見られていますが、海外のように簡単に削減が行えない事情もあります。

日本の終身雇用は崩壊したといわれていますが、正社員の権利は手厚く守られています。

そう簡単に解雇ができない仕組みに成っているため、配置転換などで補おうという動きが強いのです。

実際に解雇を目指すのであれば赤字などの深刻な事情が必要になりますが、それ以前に早期退職者を募って退職を促すといった手順をふむことも大切になります。

早期退職となれば退職金を生活資金に当てつつ転職を目指す、非正規雇用で定年まで働いてやり過ごすといった選択肢が取れるようになるのです。

余りドライに人員削減を行えば残った人間の意欲にも影響を与えるため、慎重に対応しているケースが多いのもポイントです。

メガバンクに業務自動化の波、リストラ疲れの銀行員にカンフル剤

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-18/PTYR0R6S972O01

ただし、配置転換などで対応するとなれば、新しいスキルを学ぶ必要がでてきます。

まったく備えがなければゼロから学ばなければならないことになり、それだけ業務をハードに感じる可能性が高まります。

RPAで仕事がなくなるかわからない部門に配置をされている場合は、代替するスキルの取得や、同じ会社の別業務などに興味を持って自主的に学ぶことも大切なのです。

非正規雇用には厳しい面がのこされているのもポイントになる

RPAの導入によってより厳しい立場に立たされているのが非正規雇用の人々です。

転職や就職を目指すのであれば、非正規雇用の人材がどのような立場にいるかも知っておく必要があります。

業務内容が正規雇用と同じ内容であれば同じ給与を支払うことや、一定期間雇用を続けた場合は無期雇用に切り替えるなど、待遇改善の施策が行われています。

一方で、完全に機能しているわけではないことに注意が必要です。

雇用側との認識の相違ですれ違うケースも存在し、いわゆる雇い止めが不当として争いが起きるケースもあります。

雇い止め巡り 東北大学に命令「不当労働行為」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191119-00000004-tbcv-l04

もちろん、正規雇用であっても不当な解雇は許されない行為です。

しかし、非正規雇用は法制度の改革の途上であり、その分軋轢なども起きやすい状態になっているのです。

正社員として働ける場所を探すまでのつなぎとして非正規雇用で働く場合は、雇用の問題についてよりしっかりと学んでおく必要があります。

状況が悪いのであれば早めに職場をかえていくのも方法ですが、スキルを身につける意識がなければ正社員への登用のハードルが上がる可能性もあるのです。

RPAで代行できる仕事、覚えるハードルが低く、繰り返し行う作業はスキルとして認識されなくなる可能性もあります。

人に求められるスキルやビジネスに生かせるスキルは変化していくことを意識し、選択して身につけて行くことが大切です。

AI導入のコストの関係上、導入が遅れる企業や、専門性が高くAIやロボットで代替が難しい手作業の仕事が残る可能性があるなど、それぞれの業種や職種によって異なる事情が加わる場合もあります。

課題の解決にコストがかかりすぎる場合は人を雇った方が正解となる場合もあります。少量多品種生産の工場で働く場合や、農作業などの生産に関わる仕事は残る可能性も高いのです。

ただAIに仕事を奪われると不安に思うだけではなく、世の中の流れに敏感になることが仕事を守り、転職で優位になるポイントになっていくのです。

この記事のライター

  • しらたま。
  • 男性・37歳
  • フリーライター

Career Growth 編集部

ニュース編集 担当

株式会社ショーケースと株式会社レーザービームが共同運営・提供しているCareer Growthの編集部提供コンテンツ。

主として第2新卒、20代前半から30代後半までを主とした、グローバルな仕事・就職・転職の情報を扱う。