AIの進化はリストラの波と雇用の波を同時に作る|キャリアニュース

AIの進化はリストラの波と雇用の波を同時に作る

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AIが進化することで仕事が奪われるのではないかと危機感を覚える人が存在し、実際にも雇用にも影響を与えつつあります。

ポイントになるのが、仕事がなくなるのではなく、AI産業の発展によってそれに関わる雇用が増えると予測するデータもあることです。

どのような仕事が生まれ、なくなっていくかを考えることは将来の選択肢を増やす上でもプラスになります。

仕事やお金の流れが変化することに鈍感になればそれだけ厳しい状況に追い込まれる可能性もあります。

新しい産業に飛び込むことが転職やキャリアチェンジのきっかけになるかもしれないため、チャンスでもあると考えることが大切になります。

ユヴァル・ノア・ハラリが見通す「雇用の未来」

『サピエンス全史』が日本国内90万部、第2作の『ホモ・デウス』が同37万部となり、世界では著作の累計部数が2000万部を超える社会現象となっているユヴァル・ノア・ハラリ。

最新の第3作『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』(以下、『21Lessons』)では、「現在」に焦点を当て、自由、平等、コミュニティー、ナショナリズム、テロ、戦争、ポスト・トゥルース、教育、人生の意味など、われわれ人類が直面している21の重要課題を取り上げている。
続きはーユヴァル・ノア・ハラリが見通す「雇用の未来」|東洋経済

高度な無人機を運用したら人手が不足したという皮肉

記事中冒頭で触れられている事例は、時代の進歩を象徴するような内容になっています。

アメリカ軍ではドローン(無人航空機)が人間のパイロットのかわりを勤める場面が増えています。

しかし、その運用のためには1機あたり30人の人材が必要であり、情報分析には80人の人材が必要になったため、専門的なスキルを持った人材が不足してしまったという例があるのです。

もちろん、これらの問題は普及を目指す間に起こるもので、今後AIの利用や高度な専門技術者が増えればより運用に必要な人数なども少なくなる可能性もあります。

しかし、高度な技術を支えるための人材が必要になるだけでなく、実際の機器の運搬、製造といった仕事の全てを自動化するにはかなりの時間と予算がかかります。

セキュリティ上のリスクや、安全性の確保など、チェックしなければならない課題も多くなります。

それらもAIが解決する可能性がありますが、AIの開発と維持にもお金がかかるほか、設備を作るための人材や材料はやはり必要になることに注意が必要です。

AIによる自動化などは導入コストと削減できるコストが見合ってはじめて進むことであり、全ての職がすぐになくなるわけではないのです。

また、技術を支える人材や、新しい設備や機器のデザイン、作成の全てをAIに任せられる時代にはまだ到達していないのです。

過去になくなった仕事の例などもチェックすると理解が進む

AIで仕事がなくなると言う話は、2014年に発表されたオックスフォード大学などの研究結果から広まっています。

もちろん、それ以外の発生ルートも存在するものの、一部の職業は高い確率でなくなると見られています。

一方で、逆に仕事が増えるという予測もあります。

過去にも産業革命で仕事が奪われると考えた労働者が機械を破壊したラッダイト運動など、様々な反発を生んだケースもありますが、実際には生産効率が向上することで失業者が増えるということはありませんでした。

AIに関する仕事が増えるだけでなく、関連産業の仕事が増えるという予測もあります。

「AIは仕事を奪う」は偏見? 気になる事実とAIによって生まれる4つの仕事

https://ainow.ai/2019/07/16/173337/

他にも、AIの補助によるマッチングや、テクノロジーの補助によって就労が難しかった障害者の雇用が進むのではないかという見方もあります。

2023年までに、障害者雇用の機会はテクノロジーによって3倍に増加する

https://news.yahoo.co.jp/byline/endotsukasa/20191119-00151549/

過去にも冷蔵庫と冷凍庫の普及でほとんど見られなくなった氷屋や、馬車の運転手など、消えたとされる仕事もあります。

しかし、氷屋は業務用の製氷需要があり、市場などの運営に欠かせない面もあります。

馬車の運転手はほとんど自動車の運転手になり、一部が観光用に利用されているのもポイントです。

雇用の情勢は技術の進歩や時代の流れで変化していくものであり、なくなっても別の仕事があるということは珍しくないのです。

数百年先の未来はAIの発展で今存在する仕事のほとんどがなくなっている可能性もありますが、少なくとも数年先、10年先などであれば、なくならないといえる仕事も多いのです。

時代の変化に応じて学び直すことや投資的なスキルアップが重要になる

大切なのは、時代の変化に応じて物事を学び直し、変化を受け入れる意識です。

投資的なスキルアップも大切になります。これは、今の仕事がなくなったときに、すぐに出きる仕事や、望むような環境があるとは限らないからです。

応用性が高いスキルを学んでいた人や、先進分野について興味を持っていた人は素早く動ける可能性もあります。

しかし、流れが読めていない場合は転職やキャリアチェンジに苦戦してしまうことがありえるのです。

ドローンの操縦士など、近年になるまで誕生するとは思われなかった仕事もあります。

新しく生まれた業界だからこそ思い切ったキャリアチェンジが可能になる場合もあるため、選択肢を確保するという意味でも学ぶことが大切になっているのです。

都市部ではシェアリングエコノミーの拡大で新しく生まれる業種や働き口なども存在し、通信網がインフラとなることで新たな産業も生まれています。

空いた時間に部屋を貸してもらったり、食事を配達してもらうサービスの誕生や、クラウドソーシングなどでネットを通じて匿名の人と仕事をするということも過去には考えられないことでした。

流行や経済の流れ、産業の勃興に興味を持つことは、そのままビジネスチャンスに繋がり、転職などの選択肢になる場合があるのがポイントです。

もちろん、安定成長が見込めるようになるまで様子を見るといった方法もありますが、経済やテクノロジーの変化に敏感になるだけでも自分の仕事に生かせる場合があります。

新しい技術を取り入れて効率化を目指さなければ出世もままならないこともありえるため、変化に貪欲になることも大切なのです。

この記事のライター

  • しらたま。
  • 男性・37歳
  • フリーライター