女性ならではの仕事に就職に強い女子大のランキング|キャリアニュース

女性ならではの仕事に女子大卒が人気の理由

近年は少子化の煽りなどもあって、女子大が共学化するようなケースも増えてきていますが、ここ数年の就職実績で見ると女子大の優位性がどんどん高まってきているみたいですね。

こちらのニュースによると、2019年3月度の卒業生の実就職率は全大学で88.9%であるのに対し、女子大だけを見ると91.7%と平均より若干高い水準に収まっているとの事です。

最新版!「本当に就職に強い女子大」ランキング

2019年4月入学者を対象とした一般入試では、人気が下がり気味だった女子大の出願状況が好調だった。その背景には、大規模私立大に対して入学者を定員どおりにするように求める「定員厳格化政策」の影響が大きい。このことにより、多くの大学が合格者を減らし、志願倍率が上がって合格ラインが上がっている。
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女子大・女子短大卒業生は就職(内定)率でも実就職率でも平均より高い数値

ちなみに、ニュース記事によっては実就職率ではなく就職(内定)率という言葉を使っているものもありますが、就職(内定)率は「就職は決まってたけどやっぱり就職するの止めた」という人も含んでいるので、こちらの数字に置き換えるともう少し人数が多くなります。

例えば文科省・厚労省が公開した2019年度の就職(内定)率の数字を見た場合、一般大学は97.6%、そのうち大学大は97.3%、女子大は97.8%、女子短大の場合は98.6%となっているようです(いずれも4月1日時点)。

こうして見ると、女子大・女子短大卒業生は就職(内定)率でも実就職率でも平均より高い数値を誇っており、現在の日本が女性が働きやすい環境へと変わってきているのがよく分かります。

もちろん、職場によっては育休や産休などの制度がキチンと整えられていなかったり、「女性は家庭に入るもの」という古い認識で出世の道が制限されてしまうような企業もあるでしょう。

しかし、そういった経営者の認識・会社の制度などもどんどん見直しが進んで来ており、最近は「専業主夫」なんて言葉もあったり、社内人員のほとんどが女性なんて会社も増えてきています。

ただ、こちらのニュースの関連記事のデータを見てみると、国内大手400社への就職率ランキングトップ30までに女子大は一つも含まれていません。

これはどういう意味かというと、端的に言えば「就職はできるけど良い会社に入れるかは別」という事で、将来的にキャリアウーマンとしての実績を積んでいきたいという人には少し悪い情報と言えます。

この事についてもこちらのニュースで「メガバンクの採用人数が削減されたから」という理由が述べられていますが、それだけだと理屈が通らない部分もあります。

女子大全体の2019年度の国内大手400社への実就職率は、前年度の9.8%から9.1%へと落ち込んでいて、メガバンクが少々募集人数を削減したところで、それがそのままこの数字になるとは考えられません。

でもこの傾向に進んでいるのは悪い事ばかりでは無く、大手400社にカウントされない就職率が上がっているのは確かです。

また、その分を生損保や航空関係の企業、各種メーカーなどへの就職業種の選択肢を広げる事で、女子大卒業生の安定した就職に繋げる事もできています。

また、こちらのニュースでも触れられていますが、現在女子大ではビジネス系の学部に人気が集中しているそうで、今までビジネス系の学部が無かった女子大でもビジネス系の学科・学部を増設するところが増えてきているようです。

十数年前までは「女はお茶汲みが仕事」なんて言われた時代もありましたが、現代では女性・男性の性別に関係無く誰もが様々な業界で活躍できる環境が整ってきていると言えるでしょう。

就職に強い女子大が一昔前のように都心周辺や大都市圏に偏らなくなった

それに加えて、就職に強い女子大が一昔前のように都心周辺や大都市圏に偏らなくなったという事実もこのニュースから読み取る事ができます。

ランキングを見ると、確かに東京の女子大が幾つも入ってるなという感じはするんですが、実就職率ランキングトップ10までにはわずか1校しか入っていませんし、ランキング全体としても各都道府県の大学がバランス良くランクインしているのではないでしょうか。

それでも東京の女子大は高い実就職率を保っていますし、これは別に東京の大学の力が落ちているという訳ではありません。

むしろ地方の大学がメキメキと力を付けてきて、都会の女子大に負けないくらいの就職への強さを身に付けてきた結果でしょう。

最近は都内に本拠地を置く大企業が地方に移転したり、雇用と事業の拡大を目的として工場や支部などを地方に進出させる企業が急増しています。

こういった材料が増えていく事で、今後も女子大卒業生の就職事情はより良い方向へと拡大していきそうです。

こうしたランキングを就職にどう活かしていくか

それとこのニュースで触れられてはいないのですが、ちょっと深読みすると、個人的に「東京五輪って就職率に関係しないのかな」という疑問が生まれてきました。

…と思ったらやっぱり東京五輪のおかげで就職率が良くなったと主張する専門家も多いようで、オリンピックが終わった後はその反動でかつての就職氷河期が再来するのではないかという懸念も出ているんだとか。

現状の女子大就職が好調なのは確かなんですが、今後就職を控えている人はそういったところにも注目をして将来の計画を立てていくのが良いかもしれません。

と言っても、そういったお祭り的なものに影響されるのは一部の業界だけで、例えばIT関係や貿易関係などの業界にはほとんど影響が無い企業もあります。

大切なのはこのニュースなどで公開されている数字をどう受け止めて就職に活かしていくかという事なので、こういった情報も就職活動の参考にする材料の一つに過ぎないと捉えておくのが良いのではないでしょうか。

この記事のライター

  • ヤンヤン
  • 男性・32歳
  • デザイン会社経営

Career Growth 編集部

ニュース編集 担当

株式会社ショーケースと株式会社レーザービームが共同運営・提供しているCareer Growthの編集部提供コンテンツ。

主として第2新卒、20代前半から30代後半までを主とした、グローバルな仕事・就職・転職の情報を扱う。