転職回数が多いほど満足度が減少し離職意向が高くなる|キャリアニュース

転職回数が多いほど満足度が減少し離職意向が高くなる

会社経営、役員、フリーランス、自営業、パート、アルバイト、無職を除いた全国15歳以上の男女1万1888人を対象とした離職に対する調査結果を報告しています。

今回の調査では、「今の職場で働くことに対する満足度」、「今の職場で働き続けたいと思っているかどうか」、「転職回数による社員タイプの違い」、「年齢と転職回数別にみる満足度」、「転職回数」、「年齢と転職回数別にみる離職意向」が分かりました。

転職回数が多いほど職場の満足度が低下し、離職意向が上昇傾向に

マーケティングリサーチ会社のアスマークは、2019年9月24日、「社員の離職要因とエンゲージメント(愛着心、思い入れ)」に関する分析レポートを発表した。

同調査は、同社が運営する「D style web」アンケートモニター会員のうち、会社経営、役員、フリーランス、自営業、パート、アルバイト、無職を除いた全国15歳以上の男女1万1888人を対象とした。

 めに、「今の職場で働くことに満足していますか」と尋ねたところ、「あてはまる」が10.5%、「どちらかといえばあてはまる」が28.2%となり、38.7%が「満足している」と回答した。
続きはー転職すべきかの参考に 働き続けていい会社とダメな会社の見極め方|MONOist

転職を希望する人の3割以上は、現職に留まるべき

今の職場で働くことには、38.7%が満足しており、「当てはまる」が10.5%、「どちらかといえば当てはまる」が28.2%となりました。

今の職場で働き続けたいかという質問に対しては、継続希望者は42.9%で、離職希望者は25.6%でした。内訳は、「当てはまる」が13.4%、「どちらかというと当てはまる」が29.5%、「当てはまらない」が12.5%です。

また、転職回数が多いほど満足度が減少し離職意向が高くなり、模範型社員よりも受け身型社員が多くなることが分かりました。

転職の理由が前の仕事に対する不満である場合、転職する度に条件が悪くなっていることが原因だと考えられます。

しかし、45歳以降では離職意向が増加するが、転職による満足度も上昇していることが分かりました。

全体的に転職は悪いことであるかのような印象を受けますが、実際にはどうなのでしょうか?

転職を希望する理由には、「残業時間が想定以上に多い」、「人間関係が上手くいかない」、「会社に対する不安」、「業務内容を変えたい」、「スキルアップを図りたい」、「経験を幅広く活かしたい」など、様々ですが、転職を希望する人全てが転職に向いているわけではありません。

現に、転職コンサルタントは転職を希望する人の3割以上は、現職に留まるべきだと考えています。

どのような人が現職に留まるべきなのでしょうか?

それは、本人の希望と市場価値にギャップがある場合です。今後やりたいことと転職理由に整合性があり、現企業に将来性がなく、現企業では、本人の希望が絶対に叶わないといった場合は転職した方が良いと言えます。

転職コンサルタントが転職すべきだと思うような人でも、転職活動の際に転職回数がネックになるのではと思うことがあると思いますが、転職希望者が持つ経験やスキルと企業側が求めている人材が一致すれば、転職回数が多くても企業側が受け入れる事例は数多くあります。

企業が転職回数の多い人を採用する時に不安に思うことは、採用してもすぐに辞めてしまう可能性でしょう。

そのような不安を企業側から払拭するためには、以前の転職理由を正直に話すことが大切です。

残業時間が想定以上に多いことが原因で辞めた場合は、三六協定が守られていないほど残業時間が長い場合は、その旨を伝えるだけで良いですし、人間関係が上手くいかなくて辞めた人は、パワハラだと認識されるほどの問題であれば納得してもらえる場合がほとんどです。

転職すべきかどうか迷った時は?

転職希望者の中にも、転職すべき人と現職に留まるべき人がいると記しましたが、自分がどちらに当てはまるのか分からず、転職すべきかどうか迷った時はまずは自身のキャリアを棚卸しし、第三者的な立場で自分を見るようにします。

そして、自分がどうなりたいか、どうしたいか、現職の問題点と転職先に求めること、転職活動や転職活動後の体力的、精神的負担に耐えられるかを明確にします。

実際に活動するに当たっては、周囲の同僚や友人ではなく専門の転職コンサルタントに相談するのが良いでしょう。

何故なら、同僚や友人の話に頼りすぎると、偏った情報や考え方にとらわれてしまう可能性があるためです。

しかし、転職コンサルタントだけに頼ることも良くありません。まずは、自分の意見をはっきり持つことが大切です。その上で、いくつかのエージェントを使い分け、適切なフォローを得るようにします。

日本では長い間、終身雇用制度が採用されてきました。

その影響で、転職する人は一つの会社で頑張ることができないというネガティブなイメージが持たれがちです。

しかし、海外では、仕事ができる人はすぐに他者から声がかかったり、給与や待遇が良い会社に転職します。

人のライフスタイルややりたい事は、齢と共に変わっていきますが、それに合わせて年齢に関係なく転職することが可能なのです。

転職が難しい日本と容易な海外。そこには社員の仕組みの違いがあります。

海外では、人の移り変わりが激しくても仕事の引き継ぎができるように、きちんと仕事がシステム化されているのです。

年齢と共に変わるライフスタイルや価値観に合わせて仕事や働き方を変えることは、人生を楽しむことに繋がります。一つの会社で頑張ることができないことは悪いことだといった狭い価値観は、人生の楽しみを減らしてしまうように思います。

日本が目指すべきことは、海外のような転職ができるように社会の仕組みを変えていくことではないでしょうか?

この記事のライター

  • M
  • 女性・41歳
  • 自営業

Career Growth 編集部

ニュース編集 担当

株式会社ショーケースと株式会社レーザービームが共同運営・提供しているCareer Growthの編集部提供コンテンツ。

主として第2新卒、20代前半から30代後半までを主とした、グローバルな仕事・就職・転職の情報を扱う。