第4次産業革命|AIロボットの代替が90%を超える職種拡大|キャリアニュース

AIやロボットによる代替可能性が90パーセントを超える職種拡大

IoTやビッグデータ、AIなどの技術革新で産業界が変革する「第4次産業革命」が起きていると言われています。

そこで、ライフスタイルに合わせた情報を発信するサイト「OVO(オーヴォ)」で失われる職業など、アンケートを実施しました。

その中で、「不安がある」が多いと答えたのは、第1位「金融」(52%)、第2位「物流・運輸」(51%)、第3位「メディカル」(47%)の順でした。これまでテクノロジーの発展と共に多くの「仕事」がロボットが代替えしてきているを感じていると思います。そこで、将来、ロボティクス、AI(人口知能)などで私たちの生活は豊かになり、仕事はなくなるといった「心配」は正しいのか解説していきたいと思います。

AIの進化で失業を心配する人はどれぐらい? 第4次産業革命に関するアンケート

 IoTやビッグデータ、AIなどの技術革新で産業界が変革する「第4次産業革命」が起きているという。それによって職を失うことを心配している人もいるようだ。エン・ジャパン(東京)は35歳以上のユーザー2,294人を対象に「第4次産業革命」についてのアンケートを実施した。

 最初に「第4次産業革命を知っているか?」と聞いたところ、83%が「知っている」(「内容も含めて知っている」25%と「概要を知っている」58%の合計)と回答。年収別に見ると、年収1000万円以上は92%(同39%、53%)、年収1000万円未満は81%(同22%、59%)が「知っている」と回答していた。
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2030年には労働人口の約49パーセントはAIやロボットによって代替可能になる

第3次AIブームを支えるのが、「ディープラーニング(深層学習)」と呼ばれる機械学習の一種が当たり前になってきています。

AlphaGoが囲碁の世界チャンピオンに勝利したことは、特定の分野に絞ればAIが人間よりも高パフォーマンスで問題を解決できることを証明されました。

AIはボードゲームのような娯楽だけでなく、ビジネスへも応用されています。その結果、われわれの職を脅かす存在になりました。

では、AIによってどのような職種が淘汰されるのでしょうか。またわれわれは間もなく訪れるAI時代をどうやって生き抜かなければいけないのでしょうか。

その中で、民間シンクタンクとなる野村総研が衝撃の発表を行いました。AIによって人間の仕事が奪われるという危機感をわれわれが強く感じるようになった契機が、野村総合研究所とイギリスのオックスフォード大学が共同研究して作成したレポートです。

そのレポートによりますと、2030年には労働人口の約49パーセントはAIやロボットによって代替可能になるということです。実際に私たちの生活ではパソコンは当たり前になり、スマートフォンも1人1台所有し、逆になければ仕事にならない場合も多いのではないでしょうか。

野村総研によるレポートで、AIやロボットによる代替可能性が90パーセントを超える職種として挙げられているのは、

AIやロボットによる代替可能性が90パーセントを超える職種

・プログラマー
・行政書士
・秘書
・経理事務員
・保険事務員
・スーパー店員
・ホテル客室係
・機械組立工
・酪農家
・航空自衛官
・警備員
・電車運転士
・タクシー運転者
・建設作業員
・郵便外務員
・ビル清掃員

などです。

一方でAI時代でも生き残る仕事はあるのでしょうか。

AIやロボットによって代替可能なのは、上記の職種に限りません。その中でAIやロボットでの代替えが低い職種も存在するのです。

AI時代でも生き残る可能性が高いのは、管理職や商取引、金融系職業といった、創造性や社会的知能を要する職種です。

高い創造性が要求される俳優や科学者なども含まれます。このほかにも、AIやロボットへの代替可能性が10パーセント未満の職種には、

AIやロボットへの代替可能性が10パーセント未満の職種

・医者
・教員
・美容師

などがあります。

余談ですが、実業家の堀江貴文氏は飲み屋の「スナック」もAI・ロボットには代替えできない仕事になるそうです。

サラリーマンの方ならおわかりいただけると思いますが、スナックには店を切り盛りする「ママ」が働いており、その「ママ」を目当てにスナックに通う人もいるのです。

しかし、「ママ」は血の通っていないロボットには代替えできず、仕事内容はAI・ロボットが「ママ」の変わりをできるかもしれませんが、人間の男女関係のような、「ママ」に会いに行くことにはならないため、スナックは長期的な仕事としては優秀といえるそうです。

AI・ロボティクスが進むことで、雇用も生まれる

一方でAI・ロボティクスが進むことで、雇用も生まれるのも事実です。AIに限らず、技術革新(イノベーション)は新しい雇用の創出に貢献しました。

鉄道や自動車など交通網の発達によって、人力車や飛脚といった職業は消滅しました。また、自動車の製造や販売、さらにはタクシー運転手やトラック運転手といった自動車を活用したサービス業が新たに生まれました。

AIは既存の職業を消滅させるだけでなく、新たな職業を生み出すという両側面があるのです。

諸外国とは異なる社会的慣例として日本で続いているのが、終身雇用制です。この制度により、AIのような新しい技術が登場しても、すぐさま人の仕事を代替させられないのです。

もっとも、メガバンクではAI導入を見越して人員削減に乗り出し、トヨタ自動車の社長が終身雇用制の終焉について言及するなど、将来の見通しは不透明です。

ですが、社会的要因がAI導入を阻害する可能性は大いにあります。

では、AIの登場によってどのような雇用が創出されるのでしょうか?

まずは、AIなど新しい技術を使って生産性の向上性を試みる経営者が考えられます。経営者らは、人が担っていた作業をAIによって処理させることで、さらに生産性を上げるよう努めるでしょう。

またディープラーニングなど学習に必要なビッグデータを分析するデータサイエンティストの需要も、ますます高まります。ただしこれらの職業は創造性や専門性などが高いため、多くの労働者人口を生み出すのには貢献しません。

多くの労働者人口を生み出すのに大きく貢献するのが、AIの指示にしたがって行なうような作業です。

先述のように、AIによって職業がいきなり消滅するのではなく、一部の作業がAIによって代替されるため、段階的に職業が消滅します。具体例として、タクシー運転手を想定しましょう。

自動運転には、無人でもどんな条件でも自動運転可能なレベル5、高速道路など一部では自動運転可能なレベル4など、いくつかのレベルに分けられます。

タクシー業務には、客を拾ったり接客するなど、さまざまなタスクが存在します。

そのため、過渡期には、タクシー運転手が自動運転と手動運転を併用することが考えられます。しかし完全自動化が実現されたあかつきには、タクシー運転手という職業は消滅し、別の仕事に移る必要性が生じます。

AIやロボットによって代替可能な仕事やAIと協働する仕事は、プラスアルファの決定的な価値が人間側にないと低賃金に転落します。

このように、AIによって創出される職業は二極化し、所得格差として生まれると予想されます。

いかがでしたでしょうか。

新しい技術革新によって、既存の職業が消滅した事例も、歴史的に多々存在しました。ただし、技術革新のスピードが速くなっているため、それに素早く対応することが社会人に求められます。

堀江氏はAIの脅威論に「さまざまな不便や不幸を減らし、人々の生活をより快適にし、人間の新たな可能性を拓くツールであることは、間違いないと思う。それをしっかりと認識してもらい、人とAI、ロボットが共存する世界を、改めて私たちは創造し直していくべきだ」と一蹴しています。

AIの一大発明が、多くのテクノロジーやサイエンス分野に、急激な進化をうながしているのは事実です。

自動運転技術、電子決済、ネット通販、シェアリングエコノミーの普及など、これらもAIの技術が深く関わっています。

もはやAIがなければ、社会のインフラは成り立たない。そんな状況になりつつあることを理解しなければいけないと思います。

この記事のライター

  • JS
  • 女性・41歳
  • ウェブライター

Career Growth 編集部

ニュース編集 担当

株式会社ショーケースと株式会社レーザービームが共同運営・提供しているCareer Growthの編集部提供コンテンツ。

主として第2新卒、20代前半から30代後半までを主とした、グローバルな仕事・就職・転職の情報を扱う。