マクドナルド制服一新で外食産業の制服切り替えブームくるか|キャリアニュース

マクドナルド制服一新で外食産業の制服切り替えブームくるか

日本マクドナルドは、6年ぶりに制服を一新する発表しました。

新しい制服はユニバーサルデザインを採用し、見た目や機能性など、世代を問わず着用に適した点が特徴です。

産経新聞によれば、制服一新の理由としてシニア世代の人材獲得があります。

マクドナルド制服、シニア意識 6年ぶり一新、人材獲得図る

日本マクドナルドは26日、店舗スタッフなどの制服を6年ぶりに一新すると発表した。性別や年齢などを問わないデザインと高い機能性が特徴で、全国の店舗で10月から順次、導入される。外食業界では人手不足が深刻化しており、就業意欲の高い主婦やシニア世代をターゲットに働きやすい環境整備を進める。
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積極的な人材確保は制服や各年代向け福利にも気を配る

年齢層の高い世代が身につけるには一般的に派手なイメージがあるのが、外食産業の制服です。

せっかく外食産業に興味を持っても、そのような制服を着用することへの抵抗感や気恥ずかしさから、就業や転職を躊躇してしまうケースもあります。

今回のマクドナルドの制服は、シニア層が身につけやすいデザインを用いることで、より就職しやすい環境を作ろうとするものです。

背景としては、外食産業の人手不足があります。

積極的に人材確保を図らなければ企業経営が成り立たなくなる可能性があり、外食産業の大きな問題点になっています。
主婦やシニア世代の人材獲得は、人手不足解消のための切り札とも言えるものです。

「制服を変えるだけで人が集まりやすくなるのか」という疑問を持ちがちですが、就職する上で制服の問題は意外に大切な要素です。

そもそも制服は、企業イメージを定着させる点がメリットです。

消費者に対する一種の宣伝効果も兼ねています。

また、同じ服を着用することで集団としての一体感を成し遂げ、仕事の成果を上げようとする狙いがあります。

制服を廃止する企業も増えています

ところが現在では、制服を廃止する企業も増えています。
MBSニュースによれば、企業の制服需要が減っている現状があり、服装のカジュアル化や経費節減などがその理由として挙げられています。

制服製造のサンリット産業、自己破産へ

企業や官公庁向けの制服メーカー、サンリット産業(大阪市)が自己破産申請の準備に入ったことが26日、分かった。職場のカジュアル化で制服需要が減り、業績が悪化した。代理人弁護士によると近く大阪地裁に自己破産を申請する。平成30年9月末時点の負債額は33億円。
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社会的にもクールビズに代表されるように、スーツや制服にとらわれない考え方が広がっています。

冷静に考えても酷暑の時期にスーツで身を固めるのは無駄が多く、気持ちよく働けない状況を作り出します。

「職場にいる時は必ず制服やスーツ」といった考え方は、時代の流れの中で影を潜める傾向があります。

自治体は率先して制服を廃止する傾向になっています。

このような流れを受けて、企業においても働きやすい服装、個人の自由に任せた服装が見直されています。
機能面のみならず、経費削減を図る意味でも制服廃止は重要なテーマです。

言うまでもなく制服支給はコストがかかり、企業経営の圧迫にもつながります。

制服廃止の決断で大きな経費節減になれば、その面から考えても効果的と考えるのは普通でしょう。

MBSニュースは、工場の海外移転で制服の需要が減っている点も指摘しています。

日本と海外では制服の事情が異なっており、これから外国人労働者が増えていく現状にあって、国籍に関係なく働きやすい服装を認めていくのは当然の流れとも言えます。

外食産業に関しては、全て制服を廃止するということは難しい面もあるでしょう。清潔感や企業イメージなど、制服が果たす役割は依然として大きなものがあります。

しかし制服自体を特別なものではなく、誰もが受け入れやすいものに変えていくカジュアル化は重要です。

従業員が着用しやすい点と共に、消費者にとっても親しみやすさを感じることにつながるメリットもあります。
個人的経験として、私が働いていた職場では女性社員はすべて制服を着用していました。

一方、男性社員に関しては決まった制服はなく、個人に任されていました。

男性は一応スーツが基本でしたが、内勤の社員の中には、自宅で着るようなカジュアルな服装をしていた人もいました。
職場もそれを容認していました。

女性の制服着用が義務で、男性は自由という点の理由がよくわからず、疑問を感じたものです。

伝統的にそのような形になっており、誰もがおかしいと思いながらもその流れで現状を続けていた面がありました。

多くの企業でも「ずっとそうなっているから」という理由だけで、制服を続けている場合もあるでしょう。
メリットやデメリットを本格的に検討することなく、惰性で継続している側面があります。

時代の流れや経費節減の面から改めて制服を考え直すことで、新しい職場の雰囲気を作り出すことが可能です。
制服着用にはメリットとデメリットがあり、それを比較検討することが大切です。

職種によってメリットが多い場合は、制服そのもののデザインや機能性を改良することで、効果が高まる可能性があります。

制服の変化によって、従業員としての人手が集まりやすくなる可能性も大いに考えられます。

制服にあまりメリットがないと思われる職場では、積極的に廃止の方向を検討することは効果的でしょう。

同じ服を身につけることで一体感が生じるというのは、多分に観念的な部分があります。
本当にそうなのか冷静に検討し、社員の意見も聞いた上で制服の是非を判断することが必要です。

「制服」「人材確保」という一般的にはあまりイメージとしてリンクしにくいものが、実は人材確保の手段として有効になっている側面があります。

制服がもたらす企業イメージを意識するのであれば、その制服も時代に合わせていく必要があります。

性別や世代にかかわらず、またどの国の人が身につけても違和感のないものに変えていくことが求められています。

この記事のライター

  • むらさん
  • 男性・51歳
  • 自営業

Career Growth 編集部

ニュース編集 担当

株式会社ショーケースと株式会社レーザービームが共同運営・提供しているCareer Growthの編集部提供コンテンツ。

主として第2新卒、20代前半から30代後半までを主とした、グローバルな仕事・就職・転職の情報を扱う。