採用は競争であり、勝ち負けであり「限られたパイの奪い合い」|キャリアニュース

採用は競争であり、勝ち負けであり「限られたパイの奪い合い」

転職の売手市場と言われているここ数年、私の会社でも同期(社会人7年目)や年の近い先輩・後輩で仕事ができると言われている人ほど転職してしまった印象である。そして新人、転職者はなかなか集まらないという噂も…。

今回のニュースは転職する人目線ではなく、転職者を採用する企業側に必要となる目線や心構えについてまとめられている。

人材不足の我が社に、活躍してもらえる人材を集めるためにも、ぜひ自分の会社の人事担当に読んでもらいたい記事である。

人手不足を理由に採用基準下げた会社の行く末 「入社してから育てる」がNGなこれだけの理由

私はこれまで新入社員からマネジャー、経営幹部まで3000人近いビジネスパーソンの指導に携わり、「育成により人は変えられる」と信じてやってきました。しかし、同時に、いくら鍛えても結果を出せない人材がいるという現実もあります。

「入れてから育てる」という発想を持つ採用担当者や経営者は多いのですが、限界があります。採用の失敗は、売り上げの減少のみならず、組織全体の疲弊やその後の会社の行方も大きく左右する問題なのです。

そんな大切な採用において、絶対に忘れてはいけないことがあります。それは、採用は競争であり、勝ち負けであるということです。「限られたパイの奪い合い」なのです。限られた「いい人材」の奪い合いに勝つために、経営者や採用担当者は、試行錯誤をしていい人材を集めようと必死になっているわけです。
続きはー人手不足を理由に採用基準下げた会社の行く末 「入社してから育てる」がNGなこれだけの理由|東洋経済

仕事に対する「考え方」、「姿勢」、「目線」の3つ

この記事では採用の際に重視することは表面的な能力ではなくて、「価値観が合う人を採用する」という基準をもち、その判断基準をさげてはならない、と強く主張している。

私自身の新卒の就職面接を振り返ってみると、面接の際に企業理念に共感したことやそれに沿ってやりたいこと、という話をした記憶がある。

ただ最終面接では「そんなことはキレイゴトだよ」と当時の面接官をやっていたお偉い方?に言われたため、これは面接に落ちたなぁと思っていた。

しかし蓋を開けてみると、その企業に受かっていたという経験がある。

お偉いさんの発言は、大学生が考える理念に対する思いや共感が薄いからもう少し考えて話せというメッセージだったのかもしれないが、私自身は新卒の面接時から理念や価値観を言葉にして会話することが大切という経験があった。

ただ、今回の記事で何度も出てくる価値観という単語をそのまま鵜呑みにするのは危険だと思う。

企業理念というものは各社ごとしっかりしている確立しているという前提ではあるが、どの企業にも共通する部分があったり、同じような内容が謳われている企業も複数もあるからだ。

むろん面接される側は単純に企業理念に共感した、と言ったところで面接官には刺さらないだろう。

私の考えでは価値観をもう少し細分化すると、仕事に対する「考え方」、「姿勢」、「目線」の3つになると考える。具体的にいうと、これまでの仕事に対してどのように取り組んできたか、を上記の3つに分解しながら説明すると、仕事の成果(=ここでは単純に能力と考える。)以外のその人の価値観が見えてくるのだと思う。

例えば、大きなプロジェクトを成功させたという成果からは計画性やマネジメント能力があるということはなんとなくわかるし、営業成績で1位になったという成果からはコミュニティ能力が高いということはわかり、能力がそれなりに高いことがわかる。

しかし、価値観はそれだけでは見えてこない。

大きなプロジェクトを成功させるために、そもそも会社にとってのプロジェクトの意味をどのようにとらえたのか、プロジェクトの成功をどのように設定したのか、成功に向けて何を重要視したのか、問題が起きた時にどのように対応したのか、という話を具体的に自分の言葉で語れることが大切だ。

その話の内容から面接官もその人の仕事に対する価値観というものを理解できると思う。

記事ではざっくりと、面接する側は「事業していくうえで大切にしている価値観」と「生きるうえで大切にしている価値観」とがマッチングしているかどうか、を判断すべきとあるが”生きるうえ”という大きなくくりよりも、これまでの仕事においてどのような価値観で取り組んできたのか、そしてそれがこの会社でも活かせそうだ、だから志望したという話に持っていく方がいたってわかりやすいと思う。

本当に”生きるうえの価値観”が”事業における価値観”と一致するならそれは素晴らしいことだと思うが、スティーブ・ジョブズ、音楽家、堀江貴文とか村上世彰とか生きること=仕事のような生き方をできる人がどれほどいるのだろうか。

そういった生き方ができている人は少なく、私のように仕事と生活は切り分けて考えている人の方が現実には多いのではないだろうか。

そして、そういった人にとっては”生きるうえの価値観”と”事業における価値観”は必ずしも一致しないと考える。

だからこそ、私や同じ生き方の人がもし転職を行う際には、仕事に対する価値観というものをしっかり意識して、洗い出しておく必要があると考えるのだ。

また私自身が一緒に働きたいと思うのは単純に能力が高いだけの人ではない、と思うのは記事の語り手と同意見である。加えてもし私が採用担当だったら以下の2つを基準に選考したい。

①目の前の仕事に真剣になれる人かどうかということ。
②自分の成長を環境まかせ(企業まかせ)にしない人。

①は私が先ほど記載した仕事に対する価値観にてその人物像を知りたいと思っている。

②については、環境や制度が整っているから志望したといつ理由は受身の姿勢に感じてしまうからである。

自ら成長していきたい、環境や制度は整っていないが自分が環境を良くしたい、企業を成長させたいと思う人にぜひきて欲しいと思うのだ。

さて、私自身はしばらく転職をしたいという希望はないのであるが、価値観について改めて棚卸ししてみようと思った。

私の企業はジョブローテションというものがあり、営業、広報、事務、経理…など様々な部署を経験する仕組みがある。これは社内転職にも近いのではないかと思い、そんな時に価値観の確認は活用してみたい。

この記事のライター

  • さとこ
  • 女性・28歳
  • 保険事務職

Career Growth 編集部

ニュース編集 担当

株式会社ショーケースと株式会社レーザービームが共同運営・提供しているCareer Growthの編集部提供コンテンツ。

主として第2新卒、20代前半から30代後半までを主とした、グローバルな仕事・就職・転職の情報を扱う。