高度な技術を見につけていれば年齢を問わずに採用する企業がある|キャリアニュース

高度な技術を見につけていれば年齢を問わずに採用する企業がある

非常に珍しい、中学卒業から就職を選んだ人物をクローズアップした記事であり、しかもエンジニアであることが目を引きます。ポイントになるのが小学生からパソコンを組みたててサーバーを構築するなど自分で学び、実践することを繰り返せる環境があったことです。

また、現場のニーズとのミスマッチを嫌って就職を選んだという経緯があり、安易な就職をしていないことがわかります。

あくまで一人の事例を取り上げたニュースですが、示唆に富んでいるのも特徴です。

「進学より就職」を選んだ16歳エンジニアの本音

日本の高校進学率は98.8%。それでもあえて中卒で就職を選んだのが、現在16歳のエンジニア、もこさんだ。現在16歳。いまは2社目となるクラウドコンサルティングなどを手掛ける会社でクラウドエンジニアを務めている。もこさんはなぜ進学しなかったのか――。

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実務経験ではなく、実際の能力などを見て採用する企業に就職

まず、高度な技術を見につけていれば年齢を問わずに採用する企業があるということです。しかも、実務経験ではなく、実際の能力などを見て採用する企業に就職しており、企業の採用基準を満たすほど能力が高かったことが推定されます。

人材を採用する際に有用な人材であれば中卒でも採用できるのかというのは大きなハードルになります。

中卒は離職率が非情に高いことで知られていて、責任能力やリテラシーの関係でリスクと感じる企業は珍しくないからです。

一方で、年齢に関わらず有用な人材を確保できれば大きな武器になります。学歴や経歴を問わずに実務能力で採用するというのは一つの基準であり、人材不足の企業ほどどのような採用基準が重要かを考えなければいけない状態になっているのです。

才能があっても精神面での成熟が未熟であれば仕事が続かない場合もあるため、そのこともしっかりと理解しておく必要があります。

専門職を目指す学生や、転職を目指す人材は自分の技術がいまどの程度の価値があるかも考える必要があります。

どうしても学生は試験などの資格にこだわりますが、システムエンジニアの現場では実際どの程度の規模のネットワークを構築したか、プログラムを作ってきたかという内容が大切になってきます。

システムやプログラムを組み上げるだけでなく、実際に動かして問題がないかを探る、負荷がかかった場合にどうなるかをチェックするといった多様な視点も必要です。

現場で実用に耐えられるものが作れるのか、基礎的な能力があるかは重要で、自分に自信があるからと安易に就職に結びつけられるものではないのです。

インターンなどで現場の環境を体感できていれば学ぶ分野修正なども可能になりますが、いかに現場の環境を調べられるかは非情に重要になります。

頭の中で考えるだけではなく、実際に一線に立つ技術者のブログやサイトなどをチェックするなど、情報収集のルートや学びを求める情報源を精査する必要があります。

自分からSNSの情報発信を行う大切さ

自分から発信を行う大切さもニュース内で触れられています。これはSNSの情報発信や自分のブログで技術に関する情報の発信が気軽にできるようになっているためです。

大切なのは、いざ就職をしようとした際に実績として提示できるものがどれほどあるからです。ブログやSNSなどの情報発信をしていれば、実際に組んだプログラムなどと並んでポートフォリオの一部として提出が可能です。

長期の情報発信をしている媒体がある場合はどのような人が書いているかという人柄が読みやすく、人事担当者が参考にできる重要情報になります。

逆の考え方をすれば人目につく情報発信を行わないとポートフォリオとして使えるものが不足する場合があります。エンジニアとして働く場合は、就職するにせよ、フリーを目指すにせよ実績が重要になります。外部に情報を発信することで交流が生まれ、技術の向上などが行われる場合があるのもポイントです。

ブログなどを経由してスカウトや仕事の打診が行われることも珍しくなく、就職活動の一環として積極的に利用している技術者も多いのです。

自分がやりたいことが明確になっているかも大切になります。

ニュースで取り上げられているもこさんは、自分の好きなこと、やりたいことが明確に決まっています。大人でも自分がやりたいことがわからず、明確に仕事選びに反映できない場合があります。

やりたいことが決まっていることはそれだけで武器になることに理解が必要で、活動の指針にもなってきます。

一方で、全ての人に同じように指針が決められるわけではないのがポイントになります。

たとえば、日本ではAI技術者が不足しているといわれていますが、大学で専門的に学ばなければ実現できない技術も存在します。同じエンジニアでも何をどのようにするべきかで学べる場所、働ける場所が変わってくるのです。

金融・証券業界で活躍する「クオンツ」(高度な数学・物理学を駆使し、市場動向や企業業績を分析・予測する)なども同様です。クオンツに通じたエンジニアの希少性は高く、年収が1000万円を突破することが珍しくない世界でもあります。

特に外資系はクオンツの技術者を積極的に採用して高度な自動化と効率化を行っていて、金融投資の部門の人材を大幅に削減しているケースが珍しくなくなっているのです。

何を学び、何をキャリアに生かすかは重要で、その選択は自分で行う必要があります。年収をあげるためには市場のニーズやトレンドを掴む必要があることも理解し、自分のキャリアを構築していくことが大切です。

この記事のライター

  • しらたま
  • 男性・37歳
  • フリーライター

Career Growth 編集部

ニュース編集 担当

株式会社ショーケースと株式会社レーザービームが共同運営・提供しているCareer Growthの編集部提供コンテンツ。

主として第2新卒、20代前半から30代後半までを主とした、グローバルな仕事・就職・転職の情報を扱う。