副業(パラレルキャリア)は働き方改革を推進する日本の課題|キャリアニュース

副業は働き方改革を推進する日本の課題

この記事は、ミドル世代、30歳から54歳までの社会人を対象として、エン・ジャパン株式会社が運営するミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」において、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「副業(パラレルキャリア)」についてアンケートを行った結果を紹介しています。

ミドルに聞く「副業(パラレルキャリア)」実態調査 -「ミドルの転職」ユーザーアンケートー

(前略)

副業をしていない方に理由を尋ねたところ、第1位は「会社が副業を禁止している」(50%)、第2位は「どう始めていいかわからない」(39%)、第3位は「本業が忙しく時間がない」(33%)でした。働き方改革の一環として副業解禁が企業へ促される中、企業での制度整備が進んでいない現状が分かりました。

一方、副業中の方に、副業に取り組む理由を尋ねたところ、第1位は「報酬が得られる」(62%)、第2位は「知見・視野が広がる」(51%)、第3位は「本業の収入だけは充足していない」(43%)でした。

年収別にポイント差が目立ったのは、年収1000万円以上は「知見・視野が広がる」(62%)、 「本業を退職したときの収入を確保するため」(39%) 「他社への直接的な貢献により、『喜び』を感じられる」(33%)、「他社への直接的な貢献により、『喜び』を感じられる」(33%) 。年収1000万円未満は「本業の収入だけは充足していない」(46%)、「起業の準備が出来る」(14%)でした。年収1000万円以上は、仕事を通じた充実感や成長、年収1000万円未満は収入アップが目的のようです。
続きはーミドルに聞く「副業(パラレルキャリア)」実態調査 -「ミドルの転職」ユーザーアンケート|エンジャパン

今後、どのような働き方をしたいですか?

今後、どのような働き方をしたいかという、アンケートに対して、7割の人が「本業以外にも副業をしたい」と回答しました。

しかし、「本業以外にも副業をしていますか?」というアンケートには、「している」と答えたのは約2割でした。

全体としては、68%が本業以外にも副業がしたいと答え、14%が起業したいと回答し、13%が本業1本で定年まで勤めたいと回答しています。

年収100万円以上では、67%が本業以外にも副業がしたいと回答し、15%が起業したいと回答し、12%が本業1本で定年まで勤めたいと回答しています。

年収1000万円以下では、69%が本業以外にも副業がしたいと回答し、14%が起業したいと回答し、13%が本業1本で定年まで勤めたいと回答しています。

意外な結果としては、起業したいと回答した割合が、年収1000万円以上も年収100万円以下もほとんど同じだったことです。

近年副業ブームですが、これは、現在の収入をもっと増やしたいということもありますが、今後、超高齢化社会となり、働き方を見直していかなければならない日本の課題からともいえます。定年をもっと引き上げるのか、もしくは、各々が何らかの副業を持って、定年後も働き続けるのか、など、現在模索している最中だからでしょう。

以前のように、定年まで本業1本で勤めてあとは年金暮らし、というようにはいかなくなってきたからだといえます。

現在、副業をしていない理由

「本業以外に副業をしていますか?」という質問には、「している」と回答した人が24%、「していない」と回答した人が76%となっています。
意外に実際に副業をしている人の数は多くありません。

副業をしていない人に理由を尋ねたところ、1位は、「会社が副業を禁止している」、2位は、「どう始めていいかわからない」、3位は、「本業が忙しく時間がない」となっています。

働き方改革の一環として、副業解禁が促される中で、企業側での制度整備がまだまだ進んでいない現状が挙げられます。

個々としては、副業をするメリットを見出したとしても、企業という団体の生産性からいうと、社員が副業を持つことによって、企業自体の生産性が下がることが懸念されていることからだといえます。
副業を持たれてしまうと、残業や休日出勤などに差支えがあり、また、社員の本業への士気が落ちてしまう可能性があります。副業との掛け持ちで疲労してしまうこともあるでしょう。

「会社が副業を禁止している」というのもうなづけます。「副業をどう始めていいか、わからない」という回答は、「本業が忙しく時間がない」という回答に類似しています。要するに、本業が忙しいので、副業まで手が回らない、副業までリサーチする暇がない、といったところではないでしょうか。

現在、副業をしている理由

一方で、副業中の方に取り組む理由を尋ねたところ、1位は、「報酬が得られる」、2位は、「知見・視野が広がる」、3位は、「本業の収入だけでは足りていない」という結果となっています。

やはり副業をする一番の理由に、本業以外の収入が得られる、ということが挙げられます。

年収別の副業に取り組む理由を尋ねたところ、年収1000万円以上は、仕事を通じた充実感や成長、年収1000万円未満は収入アップが目的のようです。

現在、副業中の人に取り組みを尋ねたところ、もっとも多かったのは本業以外の単発の仕事のようです。

年収別には、年収1000万円以上は、「株式投資」、「不動産投資」に対して、年収1000万円未満は「本業以外の単発の仕事」でした。

株式投資、不動産投資を本業以外の副業とみなすなら、以前からある副業ですが、FX投資などは新しい形の副業といえます。

全体で副業の年収をうかがったところ、44%が20万円未満と回答しました。副業はまだまだ第2位の収入には程遠い状況で、趣味程度といえます。

働き改革といえど、実際の副業で得られる報酬は少ない

働き改革といえど、実際の副業で得られる報酬というものは、多くの人の場合、まだまだ微々たるものである場合が多いようです。

以前から、8時から5時まで事務職で、6時からスーパーマーケットのレジを打つ人などがいましたが、「副業」と大きく捉えるよりも、パート、アルバイトを本業以外に持つ感覚のほうが高い報酬が得られるのではないでしょうか。

7時から5時まで学校の事務員をして、7時から公文式で教えるなどのほうが、副業としては効率的で、報酬が高いと、個人的には考えます。

超高齢化に向けて、今後の働き方を各々が模索していかなければならない時代になってきました。しかし、仕事も多様化してきているので、自分に合った副業を見つけることも難しくはないでしょう。

この記事のライター

  • S
  • 女性、40代
  • 主婦

Career Growth 編集部

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株式会社ショーケースと株式会社レーザービームが共同運営・提供しているCareer Growthの編集部提供コンテンツ。

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