既存の顧客を大切にするのか、将来の顧客を大切にするのか|キャリアニュース

既存の顧客を大切にするのか、将来の顧客を大切にするのか

年収アップ、キャリアアップのために転職をする人は珍しくなくなっていて、実際に成功する人もいます。

ただし、雇用条件で条件がよくなってもそれを維持できるかは別の話になります。このニュースでは年収があがり、経営者とも意気投合するも経営方針に対する認識不足から病気になってしまった例で、さまざまな示唆に富んでいます。

ニュース中にも確認不足が指摘されていますが、実はそれ以上に考えなければならないこともあるのです。

年収アップもうつ病に…幸福な転職の決め手は「心が満たされるか」

 サラリーマンにとってキャリアアップを果たし、年収もアップというのが理想的な転職であることは言うまでもない。

 しかし、そこに落とし穴がある。広告系の営業課長として実績を残してきたAさんは、「もっと大きな仕事に挑みたい」と、節目となる35歳を目前に転職活動を始めた。

 そして見つけたのが、同じ広告業界の企業営業部長職だ。書類選考を無事通過し、1次面接も好感触。最終面接はその企業の社長だったが、「営業にとって顧客がいかに大事か」という話で盛り上がり、その場で採用が決まったのだという。
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理念や理想があってもそれを実現するための手段まで合っているか?

ポイントの一つ目が、最終面接で社長と盛り上がりその場で採用が決まっている点です。

顧客がいかに大切かという意見の一致があったのもポイントで、社長や経営者の人となりを知っておくことがプラスに働く可能性にも繋がっています。

企業規模によるものの、社長の性格、経営者の運営方針などは企業に大きな影響を与えます。

営業では取引先の社長の人柄を事前に調べて営業の指針を練るといった活動も可能で、転職時にもそのまま応用が利くのです。

社風に合った話題を広げ、目的意識や理想を共通化していくことで採用率が上がる場合もあります。

近年は社長や役員といった重役のブログやSNSのフォローとやりとりから直接引き抜きが行われるような、フットワーク軽く採用を決める企業も珍しくなくなっています。

会社を動かす人間の人柄や社風を知り、転職や就職に生かすのは基本的なことになりつつあるのです。職場とのミスマッチに悩まないためでも、可能な範囲で情報を収集するのも方法になります。

地力で知ることが難しい場合は転職エージェントを経由して聞くなど、選択肢を広げるとプラスになります。

二つ目が仕事内容の確認です。

ニュースで取り上げられたケースでは既存の顧客を大切にするのか、将来の顧客を大切にするのかという内容の違いが大きな影響を与えることになります。

営業以外にも、販売の話、モノづくりの取り組み方など、他ジャンルでもすれ違いはありえます。理念や理想があってもそれを実現するための手段は人それぞれであり、ズレが生じる場合があるのです。

転職であれば自分のスキルの棚卸しをした上で、生かせる環境で働けるかは事前のチェックが必要です。

また、企業によって客層が違う場合などもあるため、客層の違いによって苦戦する可能性なども考える必要があります。

年収アップは見込めても本当に自分が働きたい場所に配置されない場合や、採用後すぐに企業の経営方針が変わるなど理想の環境が確約されない可能性があるのもポイントです。

転職で年収アップを目指す場合はそれらのリスクを考え、受け入れる必要があります。適応ができなければ心身にダメージを追う可能性もあるため、リスク面についても学ぶ必要があります。

長い人生の上でまた転職などが必要になる可能性

ニュースでは仕事は「心が満たされるか」が重要とされていますが、年齢が若いうちに関しては後々のキャリアを考えることも大切になります。

これは心が満たされる仕事についても、長い人生の上でまた転職などが必要になる可能性があるためです。自分が働きたい仕事と、その仕事、業界の将来性を考えた上で戦術や戦略を考えることは必須になりつつあります。

これは収入と将来性の両立が難しい仕事があるためで、備えておかないと将来の仕事の選択肢が非情に限られたものになりかねないためです。

対策の一つが、技術を身につけることです。

技術職は簡単になれないものが多く需要が切れない内容のものもあります。いくつかの候補があるうち、技術を学んで将来的な投資としても使える仕事を探すのも方法なのです。

人手不足で採用から新しい分野を学んで将来に備えるための社内教育を行ってくれる企業などもあるため、社内の研修や学習制度もあわせてチェックするのがおすすめです。

もう一つの考え方がパラレルキャリアです。

複数の仕事の技術やノウハウを身につけ、一つの職種に限らない働き方を確立する方法です。

社内研修制度や資格講座、副業などを通じて自分の働ける選択肢を増やす人も珍しくなく、常勤ではなく非常勤や個人事業主として働くことで収入をあげる人もいます。

一つの企業に所属して伸び続ける場合はよいものの、そうはいかない可能性があるのが世の中です。

一つの企業に所属して働くことにリスクを感じる人がいるのもポイントで、副業がOKな企業や、働き方の選択肢が多い企業に転職して自分の可能性を磨く人もいるのです。

もちろん、仕事ではなくプライベートで心を満たしていく方法もあります。

仕事の適性がある程度あり、精神的な余裕や時間の余裕があればプライベートの充実で生活の維持が可能な場合もあります。

仕事で必ず心を満たす必要がないため、仕事と私生活のバランスを探った方が現実的なことが多いのです。

年齢が若い頃は意識しないものの、転職市場では年齢が高く、スキルがない人間の採用はかなり厳しい面があります。

人材不足で採用はして貰えても年収が大幅に下がるというケースも珍しくないため、いざという時を想定して動けるかはかなり重要になっているのです。

この記事のライター

  • しらたま
  • 男性・37歳
  • フリーライター

Career Growth 編集部

ニュース編集 担当

株式会社ショーケースと株式会社レーザービームが共同運営・提供しているCareer Growthの編集部提供コンテンツ。

主として第2新卒、20代前半から30代後半までを主とした、グローバルな仕事・就職・転職の情報を扱う。