「国際感覚」という人材スキルに熱い視線が送られる|キャリアニュース

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「国際感覚」という人材スキルに熱い視線が送られる|キャリアニュース

世界で4番目に外国人を受け入れている日本では、平成30年10月末現在において、146万463人(前年比+14.2%)もの外国人労働者を雇用しており、そのうち、外国人技能実習生が約30万人にも広がり、日本中で仕事をしている。(厚生労働省取りまとめ)

その仕事内容は日本人が嫌がる、「臭い、汚い、きつい」と言われている3K職場(製造業の工場)がメインである。

しかし、現在日本では3K職場以外でも人が集まらないと嘆いている。人手不足と言われる反面、日本は観光大国へと躍進している。

こんなところに外国人材 採用難で広がる「限界現場」

今春に大学の学部を卒業した57万2640人のうち、就職者の占める割合は78.0%で、前年度比0.9ポイント増の44万6887人だったことが8日、文部科学省の2019年度学校基本調査(速報値)で分かった。卒業生に占める割合は、9年連続で上昇した。

 就職者のうち正規雇用や自営業など期間の定めのない仕事に就いた人は、前年度から1万1876人増の43万964人で、75.3%を占めた。文科省の担当者は「高水準の求人倍率を反映しているのではないか」と話した。

 就職者以外の主な内訳は「大学院や海外の大学などに進学」が6万5351人で、割合は11.4%だった。
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採用条件には日本人とせず、「国際人」と記載してみたら?

2018年1月~10月累計の訪日外国人旅行者数(JNTO推測値)では前年同期比9.7%増の2610万9,000人となっている。今後、3,000万人を超してくるのは目前であり、2020年にはオリンピックも控えている。「人手不足だが、観光大国になっている」というちょっと面白い矛盾ではある。

そうなってくると観光客が利用するホテル、タクシーの不足が出てくる。ホテルの建設には外国人、ホテルの接客にも外国人、ホテルの食事を作るのも外国人、ホテルへの送迎も外国人というような仕組みが出来上がっていくであろう。

そうすることでしか運用ができないのが現状である。それが良いか悪いかは別にして、働いてもらう側(外国人を採用する側)からすれば、そのような仕組みを早く作り、オートマティックにした方が楽かもしれない。

また、採用条件には日本人とせず、「国際人」と記載してもいいかもしれない。グローバル化が謳われている中、もう日本人という枠にとらわれず、企業も採用活動に取り組むべきである。例え金融機関でも例外ではない。

優秀な人材を採用し、活躍してくれるのであれば、日本人であろうが、外国人であろうが正直なところ関係ないというのが本音ではないだろうか。

外国人材を採用する上で問題なってくるのが雇用条件である。よく耳にするのが、外国人技能実習生の最低賃金以下での就労や、残業代を支払わずに低賃金を強いている問題である。

給与未払いが発覚した企業については、即時の受け入れ停止措置をとるべきである。

「東南アジアの若い子は給料が安くても来てくれる。どんな仕事でも文句言わずにやってくれる。

残業してくれる。夜勤もしてくれる。」というのは過去の事である。外国人にも仕事を選ぶ権利がある。

「ここでしか働けない」という時代も終わってきた。「ここで働いてほしい」と企業側からPRしないと来てくれない時代である。優秀な外国人(もちろん日本人もだが)を雇うためにも、企業側でも一工夫する必要がある。

日本語能力試験N3-日本語という壁

もう一つの問題が日本語の問題である。やはりお客様と意思疎通するには日本語の取得が必要である。

サービス業(特に接客が必要なホテル等)に関しては日本語能力試験N3(日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる)合格が必須と考える。

今では、POCKETALK(ポケトーク)のような翻訳機械も販売されており、コミュニケーションには苦労しないと聞くが、やはり日本で働く以上は、「おもてなしの精神」でコミュニケーションをとってもらいたいものである。

日本語が分からない、通じないでトラブルとなり、日本が嫌いになるケースもある。日本人からの暴力を受けて、母国に帰国するケースも少なくない。そうならないように企業側も体制を整えるべきである。

例えば外国人向けに日本語教室を定期的に開催する。更には英語教室を開催し、外国人に講師になってもらう。相互学習の場を設ける等、お互いの事を知る機会を増やしていくことも大切である。

最近の若者(私も含め)は日本の事を知らなさすぎる。外国人のほうが日本を勉強しており、たまにこんなことまで知っているのかと感心してしまうこともある。相互学習は日本の事を再度勉強するいい機会になる。日本の事を知らずして外国人とのコミュニケーションは避けるべきである。外国人は話している人を「日本代表」と思って接してくるからだ。

この先、どんどん外国人の採用があらゆる職場で増えていくだろう。サービス業だけではなく、あらゆる企業で、適材適所で採用されていくに違いない。

その時に日本人が外国人に負けないよう採用されるにはどうするべきか。新卒にしろ、転職にしろ、このままでは日本人の採用ではなく、外国人の採用の方が多くなっていくかもしれない。

企業側としても優秀な国際人を採用したい。

一方は日本語だけしか話せない。もう一方は日本語+英語(若しくは母国語)を話せる。

これだけ見ても私なら日本語+英語(若しくは母国語)を話せる人を採用したい。(言葉だけが全てではないが)良い意味で日本人が就職や転職の事をより深く考えることになればいいと感じる。

これからは日本で勝ち残るのではなく、世界で勝ち残るための人材採用を考えなければならない。

「こんなところでも外国人が働いている」という時代から、日本人を含めた国際人が日本経済、世界経済を動かしているという見出しになれば面白い世界になると思う。
チャンスは無限にあると感じる。

この記事のライター

  • km81
  • 男性・35歳
  • IT企業営業

Career Growth 編集部

ニュース編集 担当

株式会社ショーケースと株式会社レーザービームが共同運営・提供しているCareer Growthの編集部提供コンテンツ。

主として第2新卒、20代前半から30代後半までを主とした、グローバルな仕事・就職・転職の情報を扱う。