転職に成功する人の平均年齢は31.7歳と調査結果|キャリアニュース

転職に成功する人の平均年齢は31.7歳と調査結果

パーソルキャリア株式会社は、転職に成功した年齢に関するデータを発表しました。

2007年から2019年にかけて、同社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」のエージェントサービスを利用した約20万人の調査結果に基づいています。

これによれば、2019年の上半期で転職に成功した人の平均年齢は31.7歳になっています。
男女別では、男性32.6歳、女性29.8歳です。

前回調査の2018年下半期に比べて男性は0.2歳上昇していますが、女性は前回調査と同じ数値です。
数値的には前回とほぼ変化がないと言っていいでしょう。

転職成功者の平均年齢は31.7歳 営業系への転職は20代が6割

パーソルキャリアは8月19日、「転職成功者の年齢調査」の結果を発表した。調査は2007年の下半期から2019年上半期までの、それぞれの年の上半期・下半期で転職を成功させた人の平均年齢の推移を追ったもの。

2019年上半期に転職した人の平均年齢は31.7歳で、前回調査(2018年下半期)と同じだった。男女別に見ると、男性の平均年齢は32.6歳と前回から0.2歳上昇、女性は前回調査と同じ29.8歳だった。

年齢の内訳を見ると、最も割合が高いのは「25~29歳」(39.6%)で、次いで「30~34歳」(23.1%)、「40歳以上」(14.4%)。前回調査と比較すると、20代以下の転職成功者の割合が1ポイント増加したが、年齢の内訳は概ね前回と同じだった。

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2007年の下半期では、男女共に転職成功者の平均年齢は30歳以下でした。

このことから一定期間で見れば、2007年下半期から現在に至るまでの調査結果としては、全体的に転職成功者の平均年齢は上昇傾向にあります。
一般的には、「転職は若い年齢ほど有利」という認識を持っている人が多い状況です。

しかし、転職成功者の平均年齢の上昇を考えると、企業は積極的に高い年齢層の人も採用の視野に入れている状況が伺えます。

こういった調査結果を見る場合に、全体数値としての「31.7歳」という年齢が一人歩きする可能性があります。

他のニュースサイトの同記事でも、いずれも31.7歳という数値を見出しに載せています。
明確な数字であり、ニュースの見出しとして利用するのは当然でしょう。

しかし記事を読む側は、数字の印象だけで誤解しないように注意が必要です。

平均年齢が上昇したとはいえ、それ以上の年齢層の人にとっては、20代後半や30代前半の若年層がやはり有利ではないかという印象を受けてしまうこともあるでしょう。

この調査は転職成功者の「平均年齢」です。

専門職系で転職した人の平均年齢が34.4歳

実際には、転職に成功を収めた年齢は、若い年齢層から高年齢層まで幅広く存在します。
職種によっても平均年齢に違いがあるため、全体の平均もそうですが、職種ごとの細かな内容を確かめることが重要です。

注目すべき部分は、専門職系で転職した人の平均年齢が34.4歳と高くなっている点です。

専門技術のある人は、そのことによって転職に前向きになりやすい点がわかります。

また、専門技術のある人に関しては、年齢に関係なく人材を確保しようとする企業の姿勢を読み取ることもできます。
一方で、営業系は20代が6割を超えています。

数字上から判断すれば、営業系は経験値よりも、伸びしろという期待値も重視して採用する傾向がより大きいと思われます。
この調査結果で重要なのは、あくまで「転職成功者に関する調査結果」という点です。

転職を目指して思うような結果が出ない人や、転職計画はあっても実際に行動に移していない人は当然ながら数字には表れていません。
一般的に若い年齢層の方が身軽に転職しやすいという傾向が考えられます。

結婚して家庭を持てば、現状維持の安定志向になる可能性もあります。

このことから考えれば、動きやすい若年層はそれだけ積極的に転職活動を展開しやすく、このことが平均年齢に大きく影響している可能性があります。
調査結果だけを見て、年齢の若い層が絶対的に有利という決め付けはできません。

経営状況に応じて企業側が求める人材ニーズも変化

その時々の経営状況に応じて企業側が求める人材ニーズも変化する場合があります。

景気によっても変化が生じることが考えられますが、この数字で見る限りでは、特に経済状況が採用に及ぼしている影響について判断できません。
2008年はリーマンショックがあり、世界的に景気が大きく減退した年です。

以降には経済回復、日経平均株価の高騰などの景気変動が起こっていますが、その状況と転職採用の平均年齢についての相関性を読み取ることはできません。
このような調査結果は一般的な傾向を知る上で重要なデータです。

しかし個別事情によって違いがあるため、あくまで全体的な参考資料として数値を見ることが大切です。

私自身が働いていた職場でも、かつて大量の人材を一度に採用したことがあります。

採用者は、若年層から比較的高い年齢層まで幅広くいました。
職種は特に技術職というわけではなく、事務職や営業職など幅広いものです。

技術職のような専門的技術が求められる職種では、ある程度の経験値のある人材が求められるケースも多いでしょう。

しかしそうでない場合は、年齢というのは一つの目安であり、最終的にはその人自身がこの職場に相応しい人材であるかどうかの総合的な判断が採用のポイントになります。
dodaが実施した過去のアンケート結果に興味深いデータがあります。

これは1000人の採用担当者を対象にしたものです。

職種によって順位に違いもありますが、中途採用の担当者が面接において重視するポイントには「第一印象」「受け答えの仕方」「スキル」などが上位に位置しています。
個人の総合的な資質が採用の判断ポイントになっている点が明確です。

履歴書だけではわからない、直接話をすることで個人の資質を判断しようとする姿勢が伺えます。

志望動機は事前に考えることができますが、受け答えの仕方は人柄が直接わかるため、面接官にとっても判断材料として見やすいポイントです。
転職の平均年齢や職種別の数値は、データとして一つの参考になります。

しかし、それに振り回されることなく、しっかりした自分磨きが転職にとって最も大切な要素です。

この記事のライター

  • むらさん
  • 男性・51歳
  • 自営業

Career Growth 編集部

ニュース編集 担当

株式会社ショーケースと株式会社レーザービームが共同運営・提供しているCareer Growthの編集部提供コンテンツ。

主として第2新卒、20代前半から30代後半までを主とした、グローバルな仕事・就職・転職の情報を扱う。