新卒一括採用のガラパゴス化、通年スクラム採用へ|キャリアニュース

新卒一括採用のガラパゴス化、通年スクラム採用へ

採用を全社員で取り組むと書いてあると、余計な業務や囲い込みなどがあるのではと危惧される人もいるかも知れません。

しかし、実際にはまったく異なる内容になっているのがこのニュースのポイントで、新卒一括採用など採用のあり方に疑問符をつけるものにもなっています。

人材の採用のあり方は大きく変わっていて、新卒一括採用自体がみなおされるというニュースなども流れています。

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これは日本の新卒一括採用の仕組みは優れた面があるものの、社会がグローバル化していく中で限界を迎えつつあるためです。

採用は全社員で取り組むものに。「スクラム採用」を後押しするHERPが4.6億円調達

人材紹介サービスや求人広告(求人媒体)を介して採用候補者と出会う形から、社員からの紹介、SNS、イベントなどで出会う形へ、“採用のあり方”が変化している。

採用チャネルが多様化したことで、「人事部だけでなく全社員が採用活動に取り組むべき」と語り、社員主導型の採用活動「スクラム採用」を提唱しているのがHERPの庄田一郎だ。

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貴重な人材の獲得競争は激化していて、早めに内定を出してもより条件のいい企業などがあれば辞退されることも珍しくなくなっています。

大手企業ですら辞退がありえるのが現代日本の採用構造になっていて、従来にない採用ルートを開拓する企業が珍しくなくなっているのです。

今回資金調達に成功したHERPの特徴は、採用や人材確保の状況や意見などの共有がしやすいプラットフォームを開発し、サービスを提供しているということです。

さまざまな企業に人材を採用するための担当者がいますが、一方で業務が忙しく現場の意見を拾いきれないなどのミスマッチが生じがちです。

どんな人材がほしいのか、どんな人が求人に応募しているかは現場の人間も知りたい情報になってきます。

そのため、さまざまな求人情報と応募情報を連携し、採用担当だけでなく現場の人間と共有できるようにしたサービスがHERPATSです。驚異的な速度で成長しているサービスでもあり、いかに求められているサービスだったかが良くわかります。資金調達額の大きさなども全てそのビジネスや効率の良さに注目しているからなのです。

ビジネスや効率の良さに注目されたHERPATSのメリットは

HERPATSは規模が大きいものの、より古くから、小さなスケールで行われた採用活動があるのは見逃せません。これは、社員の紹介など、信頼できるルートからの人材の引き抜きや採用です。

どんな人間か、スキルを持っている人かはその身近に居る人が知っています。

人柄やスキルを知っている人からの紹介であれば、人事担当者がチェックしなければならない情報を省くことができます。

SNSなどの発達や人材交流のネットワークが広がることで、採用も人の紹介やイベント経由で行うというケースが増えているのです。

紹介する人間は紹介する責任があるからこそ適当な人材を自社に招くことができなくなります。また、スキルについての理解が深い現場の感覚で人材が採用可能になるなど人事の負担が減ってより合理化される面もあるのです。

人材の持つスキルや性格などの情報は採用後の定着率にも影響を及ぼします。ミスマッチが多ければ新人を教育する現場の負担も大きくなるのがポイントです。

採用担当者以外も積極的に参加した方が採用コストを削減と、現場に即した人材が採用できる可能性があるのです。

別の見方をすれば、人事に業務を任せきりにするリスクや新卒の一括採用にこだわることのリスクも見えてきます。もちろん、人事に業務を任せるのも新卒一括採用もメリットがあります。

人事だからこそわかる情報や、新卒一括採用だからできる採用コスト減なども存在するからです。ただし、競合を含むさまざまな企業や組織が採用方法を多角化し、有能な人材を早期、かつ直接引き抜くことが珍しくなっている中で維持を仕様とすればデメリットが大きくなる可能性があるのです。

人事にできること、新卒一括採用でできるメリットはメリットとして、採用ルートの多角化や人材確保の意識の共有ができなければ企業の存続すら危うくなりかねない状態になっているのです。

新卒人口辞退が減っていて人材獲得競争も激化している以上、うごかなければ希望する人材がまったく入ってこないという自体にもなりかねないのです。

責任を集中させるのではなく、分散させて全体の負担を軽減しつつ柔軟に動けるかが鍵になります。これは、求人に応募する側のチャンスでもあります。

SNSなどの言動に気を配り、学生時代からさまざまなテクノロジーに触れる、作品を発表するなどの活動を行っていれば直接採用の可能性が高まります。

HERPATSのような仕組みが広がれば、人事だけでなく人事以外の現場の担当者も人柄や普段の活動に目を配るようになります。

売り込める情報や武器は多い方が良く、就職時にも影響を与えることに理解が必要なのです。ネガティブな情報を積極的に発信したり、情報漏えいに繋がるような発信が多い場合は炎上リスクに繋がりかねないのもポイントです。

技術的にすぐれていても性格的に問題があるととられる可能性もあるからです。

採用活動はSNSを含めたあらゆる分野に広がっています。意識が低いことをすればそれだけネガティブなイメージを与えかねないため、向上心をもって取り組む情報を就職用のアカウントと紐付けるなど人に見られる意識を持つことも重要です。

紹介を受けられるかどうか、新卒一括以外の採用ルートに期待できるかは日ごろの行いで判断されます。他人から見てどう見えるかを意識することで就職や転職活動にも大きな差がでるのです。

この記事のライター

  • しらたま。
  • 男性・38歳
  • フリーライター

Career Growth 編集部

ニュース編集 担当

株式会社ショーケースと株式会社レーザービームが共同運営・提供しているCareer Growthの編集部提供コンテンツ。

主として第2新卒、20代前半から30代後半までを主とした、グローバルな仕事・就職・転職の情報を扱う。