就職氷河期世代が結婚も希望も持てない理由は?|キャリアニュース

就職氷河期世代が結婚も希望も持てない理由は?
この記事のライター
- りらっくらげ
- 女性・34歳
- 主婦
このニュースは、収入と結婚についてがポイントです。男性が家族を養う大黒柱になる程の収入が無いために、結婚をしようと思えないということが書かれています。
そして、この男性と同世代の方で、同じ境遇にある方は少なくないだろうという見方をしています。
この男性の学歴は決して低くないようです。しかし就職では、非正規の社員になったのです。
必ずしも非正規社員が悪いというわけではありませんが、正規社員より収入面で不安定なのは確実です。
非正規生活抜け出せず「将来に希望持てない」 就職氷河期世代
都内の有名私立大に通っていた1997年、宮崎市の40代男性は雑誌記者を目指していた。
当時は、就職氷河期の真っただ中。
正社員を募集している企業は少なく、非正規の道を選んだ。現在は古里に戻ったが、パート生活から抜け出せない。実家暮らしで、年収は約200万円。
「一人だけならなんとか生きているが、結婚は考えられない。将来に希望が持てない」。苦しい胸の内を明かす。
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このニュースは、収入と結婚についてがポイントです。男性が家族を養う大黒柱になる程の収入が無いために、結婚をしようと思えないということが書かれています。そして、この男性と同世代の方で、同じ境遇にある方は少なくないだろうという見方をしています。
この男性の学歴は決して低くないようです。しかし就職では、非正規の社員になったのです。必ずしも非正規社員が悪いというわけではありませんが、正規社員より収入面で不安定なのは確実です。
この男性は、どうしても雑誌記者になりたくて、妥協することができませんでした。もしかしたら他の就職先を選択肢として考えることができていれば、状況は変わっていたかもしれません。
そして今度は結婚についても妥協できずにいます。
この男性はおそらく、男性たるもの一家の大黒柱として家族を養わなくてはならない、という理想像を捨てられないのです。
もしこの信念を捨てることができれば、結婚のチャンスは逃さずに済むかもしれません。
つまり、奥さんに稼いでもらって、自分は家庭に入るという選択肢を持つということです。
正規社員で、大黒柱として稼いでもらう以上、家事まで奥さんに任せるのは無理です。非正規の男性が家事をこなすことになります。
このような家庭環境を恥ずかしいと思うため、結婚は考えられないとあきらめているのでしょう。
そうなるくらいであれば、結婚しない方が良いと考えるならそれまでです。
結婚することの方が恥ずかしさより重要、と思えるのであれば、やはり妥協する必要があるのです。就職のときに妥協しなかったための現状は、今度こそ妥協することでしか抜け出せないでしょう。
そもそも男性が家庭に入るという形を恥ずかしいと思う理由は何でしょうか。やはり男性の親の考え方によるしつけの影響は大きいのではないでしょうか。
男性にとって親からの評価は重要です。そんな形の結婚では親に顔向けできない、それなら結婚しない方がましと思っている場合も多いでしょう。
本当にそうでしょうか。生涯結婚せず、子供も授からず、最終的には孤独死をするしかない息子より、家庭に入って主夫になった息子の方がずっと良いと思われるはずです。
確かに一時的には、主夫という立場は冷ややかな評価を受けるかもしれません。しかし時間が経てば、家庭を持てて良かったのだと和解できるときが来るはずです。
どんなことでも、現状より良くしようと努力して生きていくことが大切です。
そのために大きく妥協しなくてはならない局面になった場合は、比較してみましょう。
妥協せず突き進むのか、思い切って妥協するのか。長い目で見て、本当の幸せを手に入れられるのはどちらでしょうか。