副業の解禁後も双方のメリットが均衡しない現実|キャリアニュース

副業の解禁後も双方のメリットが均衡しない現実

この記事のライター

  • 駄犬
  • 女性・35歳
  • 自由業

転職が常態化し、今や新入社員の半数は転職サイトに登録していると言われている現在、副業も大きな関心を集めています。

若年層の転職サイトへの高い関心に副業の解禁は無関係ではないでしょう。

記事によれば、転職支援会社「エン・ジャパン」が昨年5月に公表した20~40代の正社員に対する意識調査では、副業に「興味がある」と回答した人は88%に上ったとあります。

しかし実態はどうなのか。

副業“解禁”から1年 踏み切れない企業の足かせ

働き方改革の一環として厚生労働省が昨年1月、指針作成など副業解禁に向けて舵を切ってから約1年が経過し、取り入れる企業も現れている。

単純な収入増だけではなく、人脈や経験など本業だけでは得られないキャリア形成ができるといった利点もあり、労働者の関心は高い。

ただ、労務管理の難しさなどから解禁に踏み出せない企業も多く、浸透には課題も見え隠れしている。
続きはー副業“解禁”から1年 踏み切れない企業の足かせ|産経新聞

いち早く副業を取りれたサイボーズの竹内義晴氏は、ハフィントンポストで副業したことによって時間に追われる状況になったことについて赤裸々に語っています。

副業はキャリアアップや人的ネットワークの拡大を齎しますが、一方で「やることが2倍」になったのには変わりありません。

サイボウズ式:副業10分で50万円? ネット情報の多くは複業の実体験と違いすぎてモヤモヤする
https://www.huffingtonpost.jp/cybozu/sidebusiness-real_a_23550285/

一方、採用したサイボウズ側はどう見ているのでしょうか?

以下のタイトルで採用した竹内義晴氏とコーポレートブランディング部長を務める大槻幸夫のインタビュー記事を上げています。

サイボウズ側は新しい知見、経験を企業やチームに取り入れるチャンスと見ています。

それによって「働き方を変える」という企業理念を追求できるというメリットも存在します。

新潟から週2回東京に出勤、サイボウズの複業採用社員に聞く複業ライフのリアル。
https://www.businessinsider.jp/post-166126

ただ、現状は高邁な理念の追求というよりは、冒頭の産経新聞の記事に合ったように、「就労時間が長くなる可能性があるため、労働者自身が就業時間や健康管理を一定程度行う必要がある」という状況をどうコントロールするのか法整備やガイドラインの策定が待たれるようです。

また企業側も副業の解禁には熱心ではありません。

経済産業省関東経済産業局が関東近郊の8千社を対象に昨年7~8月に行った調査では、大企業、中小企業ともに「取り組む予定はない」とする回答が約8割に上ったとあります。

本業に集中してほしい、秘密保持が不安という声もあります。制度が決まっていない為、雇用契約を結んだ2社の内、どちらが労働時間を管理するのかといった問題もあります。

しかし制度が定まれば、企業側にも一定のメリットが生まれることは実証済みであるため、一気に副業が進む可能性もあります。そのための準備として副業についての情報収集をしている人は年金2000万円問題もあり、意外と多いのではないでしょうか。

Career Growth 編集部

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