西日本新聞|かんぽ保険料、二重払い2.2万件 の読者コメント

かんぽ保険料、二重払い2.2万件

かんぽ生命保険が顧客に不利益となる保険の乗り換え契約を繰り返していた問題で、半年以上、新旧の保険料を二重払いさせたケースが2016年4月~18年12月で約2万2千件に上ることが、西日本新聞が入手した同社の内部資料で判明した。

一部の郵便局員が乗り換え契約の事実を隠すため、旧保険の解約時期を意図的に遅らせたことが原因とみられる。

社内で「乗り換え潜脱(せんだつ)」と呼ばれ、新規契約時に支給される手当金や営業実績目当てで横行しているという。

詳しくはー「かんぽの不適切営業問題」|西日本新聞をご覧ください

読者コメント|かんぽ保険料、二重払い2.2万件について

この記事にコメントした人

  • 小林ひろの
  • 女性・32歳
  • 元金融機関職員、現IT企業事務

“かんぽ生命の二重払いのニュースが話題となっています。

ニュースに対する世間の反応も「またか」という呆れたようなコメントが目立つことから、かんぽ生命や郵政グループに対するマイナスイメージがうかがえます。

かんぽ生命では、旧契約を残したまま新契約を締結させ、その間加入者が2件の保険料を払い続けるという2重徴収を行っていました。

というのも、かんぽ生命にる営業手当のルール上、新契約と同時に旧契約の解約を行えば「乗り換え」扱いとなり、営業手当が減ってしまうこと、そして保険の新規加入ノルマへの貢献度が低くなることからも、社員の間では乗り換えはあまり好まれないためです。

しかし、だからといって利用者に不利益を与えるような勧誘は企業の信頼を損ない、結果的に長期的な売り上げにマイナスの影響を与えることでしょう。

このニュースから、かんぽ生命、および日本郵政グループ会社全体の健全な運営と、労働環境の改善がなされることを期待したいものです。

というのも、今回ニュースでは「かんぽ生命」と表記されていますが、実際に保険の営業を行うのは、かんぽ生命の社員のみならず、日本郵便株式会社の社員であり、郵便局の窓口にいる方々も営業をしているためです。

社員の方を擁護するつもりはありませんが、二重徴収になることや、不正な営業活動であると無自覚に行った社員もいたことでしょう。

なぜなら、窓口に立つ若手社員の上司は、公務員時代に出世した方ばかりです。

そのため、営業マンとして社員教育されたわけではないため、部下に対して行われる営業研修や日ごろの指導なども、必ずしも的を射たものとは言えません。

実は、特に若い方にはいまいち知られていなのですが、郵便局の窓口の社員は、保険の営業、貯金商品の営業、お歳暮お中元などのカタログ商品の営業、年賀状など郵便はがきの営業と、4商品の営業を担っているのです。

それも、国際送金や、相続手続き、入院保険金支払い受付などの細かな事務作業を同時進行でおこないながら、ノルマ達成にむけ様々な商品の「声かけ」と呼ばれる営業活動を余儀なくされています。

常に人員を募集してうる郵便局は、多少初任給が少なくても、土日休み、福利厚生などの良さにひかれて検討する方も多いと思いますが、実際は営業活動の優先度が高い仕事です。

もちろん、ノルマがあるからといって、無理な勧誘はもってのほかですが、営業ノルマがある仕事ということを覚悟して臨んだ方が、その後長く続けられるというここです。

かんぽ生命や郵便局の社員の中で、当然ながらまともな営業活動をして、きちんと成果を上げている社員もたくさんいますので、そうした社員を見習うことが大切でしょう。

今後人口減少などにより、保険業界も苦戦を強いられることは目に見えていますが、今回のニュースは、そんな中でも目先の利益に囚われると大きな損失になることをよく表していると思います。

しかし見方を変えれば、企業もコンプライアンスをしっかり守る社員を歓迎する空気に変わることが期待されます。

過剰なノルマが、むしろイメージと今後の利益を下げるということか明るみになったニュースにより、今後、クリーンな働き方ができるきっかけになる、そうしたとらえ方もできるのではないでしょうか。