情報を頭で理解しながら同時に図解入りの分かりやすいメモを描く方法

情報をインプットしながら描くための「7つのポイント」

仕事や目標達成など様々な場面でとっているメモ。

そのメモに、簡単な図解を入れるだけで、話の理解力や問題の発見能力がぐんとアップするのをご存知ですか?

図解メモとは? 6つの図解思考でスキルアップと時短を実現|キャリアップの情報整理術

ここでは、話を聞きながらメモをとる際、機械的にメモをとるのではなく頭に情報をインプットしながら後から見ても内容がひと目で分かる役立つメモをとるのに必要なポイントを紹介しています。

あなたも今日から早速、実践していきましょう!

 

商談、会議など複数の出席者がいるときの注意点

図解メモが活躍するシーンは様々ですが、日常的に利用される場として「商談」「会議」「アイデア出し」「セミナー」などがあります。

特に、「商談」「会議」では、複数の出席者が思い思いに話すため、話題が逸れたり、断片的な情報が散在しがちです。

そのためにも、これからヒアリングすると思われるテーマや内容に応じて素早く図解メモを作成できるように日頃から準備をしておきましょう。

 

完成図を予測し、適切なフレームワークを選ぶ

図解メモので一番大事なことは、話のテーマに応じて適切な形状の図が即座に選択できること。

マーケティングプランの話であれば、マーケティングの4P、業務改善の話であればPDCAを…、という具合に適切な図が頭に浮かぶようにしておいてください。

即興的に図解メモにフレームワークを取り入れる 「6つのフレームワーク」の実戦的な使い方

これは量産による慣れが一番効果的なので、実践あるのみです。

フレームワーク集などの本を手元に置いておき、暇があれば眺めるのも良い練習になります。

 

断片情報をそのまま描かず、間違ってもその場は修正しない

相手の話を聴いたまま図解にするのではなく、1つのセンテンス、1つの情報の塊を聴きとってから図解にしましょう。

また、自分にとっての周知の事実や、図を見れば後から推察できるようなことを全て描く必要はありません。

とりあえず全てを記録しよう、という過剰な意気込みは不要です。

重要と思われる情報について、その関係性などを図で記録していきましょう。

ただし、あなたが図を描いている間、相手は一呼吸置いてくれるわけではありません。

そのため、その場で図を描く時はシンプルに構造と頭文字程度でも良いのです。

また、誤字や記録ミスにもあわてる必要はありません。

図解を描く際にそのミスに気付いていれば、時間のあるときに修正しましょう。

 

図解メモをとりはじめる前に抑えておきたい7つのステップ

図解メモをとりはじめる前に抑えておきたい7つのステップの図

 

できる人が逃さず聞いている「7つの質問軸」

より効果的なメモをとるために忘れてはならないことがあります。

それは、メモを完成させるために必要な質問をすること。

いくら人前で話し慣れている人でも、一度の話の中に全てを詰め込むのはなかなかできないもの。

だから、あなたのメモを完成させるために、必要な項目を把握して、逃さず質問していきましょう。

質問は、その場でするのがむずかしい場合は、後でメールやチャットなどで要点を整理してから行ってもよいでしょう。

ここからは、効率的に質問をするための7つの質問軸を紹介しています。

 

「5W2Hのフレームワーク」を意識して、質問を考える

ヒアリングしながら図解メモを描く中で、どんどん質問が浮かぶ人は別として、何を質問すればよいのか途方に暮れる人もいることでしょう。

図解メモのフレームワークを完成させる手順の中に質問が含まれていれば自ずと抜けや漏れに気づき自然と質問できますが、そうでない場合もあります。

そんなときに便利なフレームワークが5W2Hです。

 

 5W2Hとは?

5W2Hは5W1H(Why(なぜ?)・What(何を?)・When(いつ?)・Who(誰が?)・Where(どこで?)・How(どのように?))にHow much((金額など)どのくらいの程度?)を加えたもの。必要な情報をうまく引き出したり、情報を整理・伝達する際に役立つフレームワーク。

5W2Hはいわずと知れた「Why、What、Where、When、Who、How、How much」という7つの軸から事実を組み立てていくフレームワークです。

 

5W2Hは図解通訳のフレームワークと対応している

事実の確認、問題の分解、アクションプランの作成など5W2Hは物事を具体化するプロセスで欠かせません。

そういう意味でもヒアリングする際に5W2Hの7つのキーワードから攻めていくのはとても効率がよいのです。

書籍『5W1H思考』画像結果を引き出す質問をしていこう『シンプルに結果を出す人の 5W1H思考』

5W2Hは図解でよく使用するフレームワークに対応しています。

Whyは論理ツリー、WhatやWhoは3C分析やビジネスモデル、Whereは座標マップ、Whenはプロセスやガントチャートという具合です。

そして、Howはフローチャート、そしてHowMuchはグラフに対応可能です。

思考の型(フレームワーク)を 叩き込め! 図解メモで思考する

質問する際には、図解表現の軸を頭に浮かべて行ないましょう。

 

Whyが一番重要、根幹に関わる一番大事なキーファクター

5W2Hの中でもWhyが一番重要であることはいうまでもありません。

「なぜ、何の目的でこうなっているのか?」という目的や理由があるからこそ、計画や結果が存在するのです。

いわゆる「そもそも論」がずれていると、すべてが無意味になってしまうリスクがあります。

そういった意味でも、Whyは必ず明らかにする必要があります。

 

5W2Hの確認軸に沿って質問し図解メモを作ろう

5W2Hの確認軸に沿って質問し図解メモを作る図

 

論理的思考と直感的思考のフレームワーク

ここまで、話を聞きながらリアルタイムで分かりやすい図解入りメモをとるための心構えやポイントをお伝えしてきました。

話の全容を即座に理解し問題点を引き出すのに欠かせない図解メモですが、この図解メモにビジネスフレームワークの手法を取り入れることで、図解メモをとりながら同時に、問題を解決したり、目標を達成するための計画を練るようなことが可能になります。

思考ツールとしてのビジネスフレームワークを、図解メモに上手に取り入れることで、図解メモが効率的に思考するための役立つツールに生まれ変わるのです。

6つの型のフレームワークを図解メモで実践的に活用 図解メモで思考しよう

話の全貌を理解したり、問題点を発見するだけでなく、発見した問題を解決することも可能になるのです。

しかし、フレームワークを上手に活用したからといって必ずしも図解メモが成功に導いてくれるとは限りません。

 

論理的にフレームワークを使っても必ずしも成功しないのはなぜ?

思考ツールとしてのビジネスフレームワークの多くは、論理的思考に役立つものです。

こうした分析系のフレームワークを使いこなせるようになれば、論理的思考も比較的簡単に使いこなせます。

しかし、論理的思考は誰もが似たような解にたどりつくものですので、論理的思考だけでは真の競争力を身に付けることはできません。

 

世の中を変えた天才や発明家は直感の人

思考には論理的思考とは真逆の直感的思考というものがあります。

直感的思考はラテラル思考とか水平思考とかいろいろ言い方はあるものの、簡単に言ってしまえば「勘、ひらめき」です。

水平思考(すいへいしこう、英:Lateral thinking)は、問題解決のために既成の理論や概念にとらわれずアイデアを生み出す方法である。
従来の論理的思考や分析的思考を垂直思考として、論理を深めるには有効であるが斬新な発想は生まれにくいとしている。
これに対して水平思考は多様な視点から物事を見ることで直感的な発想を生み出す方法である。垂直思考を既に掘られている穴を奥へ掘り進めるのに例えるのなら、水平思考は新しく穴を掘り始めるのに相当する。
引用:https://ja.wikipedia.org/?curid=2231052

この直感的思考が、実はこの世の中の革新的な製品やサービスを生み出してきたのです。

天才、発明家と呼ばれるような人々は、ある瞬間のひらめきによっていきなり「ゴール」を見てしまいます。

そして、その後でひらめきを実現化するために様々な実験や試行錯誤を行うという逆のステップを踏んできたのです。

 

直感的思考にも多くの優れたフレームワークが存在する

直感が大胆で優れた発想を生むとはいえ、ひらめきが出てくるのをただ待つのは多忙な現代人にとっては危なっかしいですよね。

そこで、直感を展開し、発想を引き出すアイデアのフレームワークの登場です。

前述したとおり、フレームワークは考え方の方程式なので、発想を効率的に生み出すためにも利用できるわけです。

仕事ができる人は、こうした発想の枠組みを複数使いこなし、アイデアを短時間で量産できるようにしています。

アイデア系のフレームワークとしては、「オズボーンのチェックリスト」「KJ法」「NM法」など400種類以上があるとされています。

書籍『創造力を生かす―アイディアを得る38の方法』画像オズボーンのチェックリストの生みの親が綴るアイデアを生み出すための方法『創造力を生かす―アイディアを得る38の方法』

 

 

こうしたアイデアフレームワークの中で使えそうなものは、こちらの書籍をチェックしてみてください。
書籍『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』の画像図解メモに活用できる!『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』

 

りんごの皮を剥くのは左右の脳の絶妙なコラボレーションの賜物

例えば、りんごの皮を剥くという作業を行う際、あまり意識しないかもしれませんが、非常に複雑な右手と右手のコンビネーションによって実現しています。

どちらか片方だけで片づくような作業ではありません。しかも、その右手を左脳が、その左手を右脳がコントロールしています。

左脳と右脳は脳梁でつながれており、脳の半球同士で信号が行き来して、この1つの作業を実現しています。

優れた思考はりんごの皮剥きと同じです。

論理的思考は左脳をベースに、直感的思考は右脳をベースに使いますが、優れた思考は、左脳と右脳の絶妙なコンビネーションから誕生します。

どちらだけが優れていてもダメで、知的生産力を高めるためには、この両方の脳半球を効率的にまんべんなく使うことが大事です。

 

図解メモで、論理的と直感的を意識せずとも行き来できる

メモをとる際、簡単な図解を入れるだけでぐんと分かりやすくなるから仕事や目標達成にも欠かせない「図解メモ」。

図解メモとは? 6つの図解思考でスキルアップと時短を実現|キャリアップの情報整理術

図解メモの魅力は、右脳と左脳の両方をフル回転させることにあります。

耳から入ってきた音声情報は、まずは左脳で処理されます。

そして、情報の構造化を行ない、右脳で情報がイメージ化されます。

頭の中でイメージ化を行う時は右脳が働いていて、描いた絵からインスピレーションを得たり、パターン化されたビジュアルから別のビジュアルを連想したりするのは右脳の役割です。

そして、それらを第三者に伝えるときには、左脳が順序立てて、音声データにして伝達するのです。

このように、図解メモはそれ自体が左脳・右脳の絶妙なコンビネーションで行なわれる高度な知的作業なのです。

図解メモ作成を日ごろから続けることで、知らず知らずに脳の両半球が交信し活性化され、より高度な発想や分析ができるようになるということなのです。

ぜひ、図解メモのを半年とり続けてみてください。

あなた自身がびっくりするくらい、物事が頭の中でスーッと整理されて、素晴らしいアイデアが生まれてくるはずです。