ビジネスフレームワークと図解メモで情報整理と問題改善を加速する① 図解メモはビジネスツール

整理整頓された棚

仕事や普段の生活の中でメモをとる機会は頻繁に発生するかと思います。
メモをとる時、あなたは文字だけでメモをとっていますか?それとも図やアイコンも使って分かりやすいメモを作っているでしょうか?

ここでは、簡単な図やアイコンを取り入れたメモを「図解メモ」と呼んでいます。
図解メモをとると、話の全容が理解しやすく、問題点や情報の抜けも把握しやすくなります。

図解メモとは? 6つの図解思考でスキルアップと時短を実現|キャリアップの情報整理術

ビジネスフレームワークを図解メモに取り入れる

いつものメモにシンプルな図解を描き入れるだけで、話の全容を掴みやすく、問題点が見付かりやすくなる。
図解メモとは? 6つの図解思考でスキルアップと時短を実現|キャリアップの情報整理術

下リンクの記事で図解メモにビジネスフレームワークを取り入れる方法を紹介しました。
思考の型(ビジネスフレームワーク)を 叩き込め!
思考の型ともいえる「ビジネスフレームワーク」を図解メモに取り入れることで、いつものメモよりもぐんと要点がまとまりやすく、問題改善がしやすくなります。

ビジネスフレームワーク – 経営戦略や業務改善、問題解決などに役立つ分析ツールや思考の枠組み。MBAなどで教わることが多く、ビジネスに必要とされるロジカルシンキングや発想法などを体系的にまとめたもの。SWOT分析、ファイブフォース分析などが挙げられる。
引用:https://ja.wikipedia.org/?curid=701746

この記事では、数多く存在するフレームワークの内、「ツリー型」と「マトリックス型」のビジネスフレームワークを、実際に図解メモに変換する方法を案内します。
フレームワークを上手に図解メモに取り入れると、問題点や改善点がより明確になり、効率よく物事を進められるようになります。

その他の「フロー型」「サテライト型」「サイクル型」「グラフ型」のビジネスフレームワークの図解メモへの活用方法は、こちらの記事で紹介しています。
ビジネスフレームワークと図解メモで情報整理と問題改善を加速する② 図解メモはビジネスツール

主役というより、助っ人としてのビジネスフレームワークの使い方

ビジネスフレームワークの代表的な形が、実は基本パターンの延長にあり、発展形であることは前述したとおりです。

ですから、実際の図解通訳では、基本パターンを描きながら、要所要所で目的に応じたフレームワークを使って補完させるとよいでしょう。

ビジネスフレームワークは図解メモの強力なサポート役です。
6つの型のビジネスフレームワークを図解メモで実践的に活用 図解メモで思考しよう

フレームワークだけで完結させるのではなく、全体の構成の中で、より情報を的確に分析、伝達するための助っ人として使いましょう。

基本パターンにフレームワークを組み合わせてみる

下のサンプルの図解を見ながら解説しましょう。
下図は「店舗Aから顧客Bに注文商品Cを配達する」という内容の図解メモです。

基本型とフレームワークの組み合わせ例

基本形図解とフレームワークの組み合わせ例の図

AからBにCを送るという基本パターンで表現されています。
ここで、店舗Aが取り扱う商品分類を書き入れることになったとしましょう。

商品の分類方法について様々な基準を思いつきますが、ここでは、横軸は用途で分け「個人用なのか業務用なのか」で分類します。

縦軸は価格を軸に「低価格か高級品か」で分類し、該当する商品をマッピングするとします。
2つの軸で分類するので、マトリックス型が最適です。

次に、これらの商品を販売する店舗Aの組織構造に話が及んだとします。

組織図はツリー型で描きます。
同様に、配達手順は業務フロー図、配達手順の改善サイクルはPDCAサイクル、月別の販売額の推移を書き込む場合は時系列グラフを選びます。

上記のように、目的に合うフレームワークを基にした図を書き込みます。

できあがった全体図からは、様々なことを読み取ることができます。
図解メモを適切に描くと、問題の「発見→原因→解決」の道筋が容易に見えてくるのです。

ツリー型フレームワークを図解メモに活用する方法

ここでは、様々な場面で役立つ「ツリー型」のフレームワークを図解メモで活用する方法について案内します。
ツリー型のフレームワークは、組織図やディレクトリ構造だけでなく、プレゼンテーション作成の際のシナリオ作りにも役立ちます。

図解メモでも使用する機会が多くなってきますので、この機会に習得しておきましょう。

活用メリット:組織や情報の階層構構造を示す

活用メリット:組織や情報の階層構造を示す

論理思考を可視化したロジックツリー

ツリー型は1つの要素から、枝分かれしながら、何層にも細かい構成要素
に分解されていきます。

このツリーは論理的な構造を示すのに大変便利で、ロジックツリーとも呼ばれます。

階層によって「情報の構造」を示すのにも便利

このツリー型は企業や組織における階層構造や物事の分類を示すの
にも便利な型です。

組織図であれば、全体の意思決定を行うトップから階層を重ねるごとに事業部門、そして、現場のスタッフへと責任区分を明確にすることができます。
ロジックツリーは組織図だけでなく、プレゼンテーションのシナリオ作りや新規事業の戦略を練るのにも役立ちます。

この場合は、最終的に伝えたい結論や、目標をトップ階層に配置し、そこから詳細項目を展開していきます。

下の図を参考にして、ツリー型の図解メモをいつでも素早く作ることができるようになっておきましょう。
きっと今後の役に立つはずです。

ロジックツリーで説明した新規事業戦略

ロジックツリーで説明した新規事業戦略の図

縦割りの企業組織図

縦割りの企業組織図の図

Webサイトのディレクトリマップ

Webサイトのディレクトリマップの図

組み合わせの一覧表で示す「マトリックス型」

ここから、マトリックス型のフレームワークを活用した図解メモの作り方を紹介していきます。

マトリックスは、一般的には数学でいう「行列」として知られており、2軸マトリックスのフレームワークが有名です。
皆さんも、Excelソフトなどの表組みにはなじみがあるでしょう。
Excelの表と同じようにマトリックスも縦軸(行)と横軸(列)に異なるキーワード(基準)をとり、その交差した部分に要素やデータを配置します。

異なる使い方をする3つマトリックス型の図解メモを紹介していきますので、この機会にマトリックス型の図解メモを習得しておきましょう。
次にメモをとる際に、きっとあなたの役に立つはずです。

また、マトリックスはすべてのグラフの基本データであり、経営コンサルタントが課題分析などに好んで使うのも、このマトリックス型のフレームワークです。

活用メリット:異なる2軸の組み合わせで要素を整理する

異なる2軸の組み合わせで要素を整理する図

まずは、2×2のマトリックスを使いこなせるように

マトリックスの基本を押さえるためには、まず2軸マトリックスをマスターしましょう。

マトリックスはデータを整理するために便利なフレームワークですが、複雑にならないようにキーワードの数を絞ることをお勧めします。
下図を参考にして、マトリックス型フレームワークを気軽に図解メモに取り入れられるようになっておきましょう。

プロコンリスト(良い点と悪い点を列挙、比較して二者択一する)

プロコンリスト(良い点と悪い点を列挙、比較して二者択一する)図

スコアリング表(複数の選択肢からどれを選ぶべきか

スコアリング表(複数の選択肢から選ぶ)の図

担当割表(マトリックス組織の役割を明確にするには)

担当割表(マトリックス組織の役割表)図

SWOT分析(強み・弱み×機会・脅威の戦略)

SWOT分析(強み・弱み×機会・脅威の戦略)図

PPM分析(事業のポジショニングを明確にするには)

PPM分析(事業のポジショニングを明確にするには)図

VRIO分析(経営資源の優位性のチェック方法)

VRIO分析(経営資源の優位性のチェック方法)の図

バランスド・スコアカード(目標達成するための戦略、評価方法)

バランスド・スコアカードの図

時間管理のマトリックス(優先順位のつけ方)

時間管理のマトリックス図

仕事とプライベートの時間をもっと有効に使いたいあなたは、こちらの記事もチェックしてみてください。
仕事とプライベートの「時間管理」を図解入りメモで効果的におこなう