6つの型のビジネスフレームワークを図解メモで実践的に活用 図解メモで思考しよう

メモは図解入りの方が話の全容を把握しやすく課題を発見しやすい

仕事や普段の生活の中でメモをとる時、あなたは文字だけでメモをとっていますか?それとも図やアイコンも使って分かりやすいメモを作っているでしょうか?

ここでは、簡単な図やアイコンを取り入れたメモを「図解メモ」と呼んでいます。
文字だけのメモよりも図解入りのメモの方が、話の全容が理解しやすく、問題点や情報の抜けも把握しやすくなります。

図解メモとは? 6つの図解思考でスキルアップと時短を実現|キャリアップの情報整理術

図解メモにビジネスフレームワークを取り入れよう

ビジネスフレームワークとは、企画や業務改善、販売戦略を練る時など、ビジネスの各場面で使える「思考のためのツール」のこと。

ここでは使用頻度の高いフレームワークを6種類の型に分類し、どのような場合にどのタイプのフレームワークを使うのかを解説しています。

実際に図解メモを描く際、どのような場合にどのタイプのフレームワークを使うのか、見ていきましょう!

ここでは簡単に6種類のフレームワークについて説明しています。
それぞれのフレームワークについて詳しく知りたい場合は、各フレームワークの記事リンクからご覧ください。

①「ツリー型」フレームワークの描き方

ツリー型フレームワークは、PCのフォルダ構造のように、トップの1つの項目から枝分かれした複数の階層から成り立ち、組織や情報の階層構造がひと目で分かります。

このタイプのフレームワーク図は、図解メモでは、組織図やロジックツリーなどで活用します。
ツリー型図

③「マトリックス型」フレームワークを図解メモに取り入れるには

マトリックス型フレームワークは、表形式の形をとるフレームワークが分類されます。
代表的なフレームワークに、論理的に2者択一を行うための「プロコンリスト」が挙げられます。
マトリックス型図

③「フロー型」フレームワークを図解メモに描く

フロー型フレームワークには、文字通り時間やプロセスの流れに沿って描かれるタイプのフレームワークが含まれています。
マーケティングの流れを表す「AISAS」理論もその一つです。
フロー型図


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④「サテライト型」フレームワークが図解メモに役立つ

対等な複数の項目から成り立つ形式のフレームワークがサテライト型です。
太陽系をまわる衛星のようにそれぞれの項目が独立しながら対等な関係性を持ち、お互いに影響を与え合っています。

事業戦略を練る際に使われる3C分析は代表的なサテライト型フレームワークといえるでしょう。
サテライト型図

「サイクル型」フレームワークは物事の改善に役立つ

サイクル型フレームワークは、先に紹介したフロー型とサテライト型を足して2で割ったような形式のフレームワークです。
それぞれの項目が独立して存在しながら互いに関係性を持っていますが、同方向に力が循環して発展していくイメージです。

業務改善の代表的にフレームワーク「PDCA」がサイクル型フレームワークに分類されます。
サイクル型図

「グラフ型」フレームワークで理論的に分析・推測する

統計上の数値をグラフ化した際に見えてくる理論や法則を上手に使うのが、グラフ型フレームワーク。

理解しにくい数値もグラフ化することで、ひと目で分かりやすく、人に説明もしやすくなります。
グラフ型図

図解メモを用いると事業分析も簡単

会社の経営者でなくても、事業やプロジェクトの売上などを分析することはあるでしょう。

ここからは、図解メモを通して事業の進捗を分析、把握する方法を実践します。
簡単な事業報告を聴いて、売上の時系列的な変化、事業の内訳、そしてポジショニングを図解にしてみましょう。

事業のポジショニングは、ヒアリング内容からビジネスモデルとテーマの2つのキーワードで2軸フレームワークを使用します。


書籍『2軸思考』画像複雑な問題が一瞬でシンプルになる『2軸思考』

下記の内容を図解メモにしていきます。
どのような図解メモを作成したら、より分かりやすくなるのか考えながら見ていきましょう。

事業についての説明

  • 自社の直近の3年間の利益について解説する
  • 2年前の売上はマイナス5億円
  • その後、事業が軌道に乗ってきて、売上が急増し、去年は10億円の売上があり今年は30億円となる予定
  • 現在の事業の利益の内訳はスマホ向けの制作事業が主力で40%を占める。そのほかの事業はPC向けの制作事業やコンサルティング事業
  • スマホ向けの制作事業には、主に広告収入を得るビジネスモデルと、ユーザーから利用料金をいただくモデルの2タイプがある
  • カテゴリは、AサービスやCサービスのようなエンターテイメント分野と、BサービスやDサービスのように生活に密着した実用分野がある
  • CサービスとDサービス以外は、すべて広告収入を得るビジネスモデルとなっている
  • 事業規模は、やはりエンターテイメントものが人気があり、事業の柱となっている
  • Dサービスは最近始めたばかりで、まだサービスの規模は小さい

出資、作業手順、指示や命令、原因と結果、場所の移動の表現例

出資、作業手順、指示や命令、原因と結果、場所の移動の表現例の図

競合分析に図解メモを活用しよう

ここからは、フレームワークを活用した図解メモの応用編として、競合と比較した場合の自社の強み・弱みを図解メモで描いていきます。
そして、作成した図解メモを基にしてどのような戦略を今後とっていくべきかを検討しましょう。

強みと弱みを分析すると聴くとたいていの人は、SWOT分析を思い起こすと思います。

そのSWOT分析は、自社の強みや弱みはあくまで競合と比べた相対的な強み・弱みでなければ意味がありません。

SWOT分析とは、目標を達成するために意思決定を必要としている組織や個人のプロジェクトやベンチャービジネスなどにおいて、外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の4つのカテゴリーで要因分析し、事業環境変化に対応した経営資源の最適活用を図る経営戦略策定方法の一つである。組織や個人の内外の市場環境を監視、分析している。
引用: https://ja.wikipedia.org/?curid=925365

また、それらが顧客に必要とされ、商品購入の際のキーファクターになっているという前提も必要です。

そのため、SWOT分析を行なう前に、競合と自社との関係、顧客(市場)のニーズを分析する意味で、3C分析を入れるようにします。

3C分析とは、企業のマーケティングなどにおいて、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の観点から市場環境を分析し、経営戦略上の課題を導く分析ツールのひとつである。代理店などが重要な業界では、チャンネル(Channel)を加えて、4C分析と呼ばれることもある。
引用: https://ja.wikipedia.org/?curid=2903898

場合によっては、顧客のニーズを項目にとって、各々について競合と自社との違いをスコアリング比較するとより情報が整理されるでしょう。

ここでは例題として、インターネットの広告代理店業を取り上げます。
下記の事業についての説明を基にして、図解メモで3C分析とSWOT分析を描いてみましょう。

事業についての説明

  • ネット広告市場は伸びは鈍化したものの7000億円で前年比16%成長
  • 市場参入がしやすいため、競合が増えて、価格競争が激しくなってきた
  • 広告手法は多様化、複雑化し、管理が面倒である
  • 顧客の費用対効果に対する目が厳しくなっている
  • ネットによる決済を最終目的とする顧客が特にネット広告に力を入れている
  • 代理店を仲介しない広告出稿手法がアメリカから入ってきて話題になっている
  • 代理店としては珍しくエンジニアの人材力が豊富なのがわが社の強みである一方で営業力は競合に勝っていない
  • 最近、資本が増強しキャッシュは潤沢だ
  • 景気低迷で広告予算を大幅に削る顧客が増えている

利用する2つのフレームワークの使い方のポイント

2つのフレームワーク図の使い方のポイント

フレームワークを使いこなすとあなたの仕事が加速する

無駄なく、より深く思考するためのツールともいえるビジネスフレームワークを、図解メモに取り入れてみましょう!

適切に使うことで、確かな成果が得られるはずです。