ビジネスフレームワークと図解メモで情報整理と問題改善を加速する② 図解メモはビジネスツール

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情報整理や問題改善に役立つ「図解メモ」

仕事や普段の生活の中でメモをとる機会は頻繁に発生するかと思います。
メモをとる時、あなたは文字だけでメモをとっていますか?それとも図やアイコンも使って分かりやすいメモを作っているでしょうか?

ここでは、簡単な図やアイコンを取り入れたメモを「図解メモ」と呼んでいます。
図解メモをとると、話の全容が理解しやすく、問題点や情報の抜けも把握しやすくなります。

図解メモとは? 6つの図解思考でスキルアップと時短を実現|キャリアップの情報整理術

ビジネスフレームワークを図解メモに取り入れる

いつものメモにシンプルな図解を描き入れるだけで、話の全容を掴みやすく、問題点が見付かりやすくなる。
図解メモとは? 6つの図解思考でスキルアップと時短を実現|キャリアップの情報整理術

下リンクの記事で図解メモにビジネスフレームワークを取り入れる方法を紹介しました。
思考の型(ビジネスフレームワーク)を 叩き込め!
思考の型ともいえる「ビジネスフレームワーク」を図解メモに取り入れることで、いつものメモよりもぐんと要点がまとまりやすく、問題改善がしやすくなります。

この記事では、数多く存在するビジネスフレームワークの内、「フロー型」「サテライト型」「サイクル型」「グラフ型」のフレームワークを図解メモに活用する方法を案内します。

その他の「ツリー型」「マトリックス型」のビジネスフレームワークの図解メモへの活用方法はこちらの記事で解説しています。
ビジネスフレームワークと図解メモで情報整理と問題改善を加速する① 図解メモはビジネスツール

ビジネスフレームワークを上手に図解メモに取り入れて、あなたの仕事を加速していきましょう。

「フロー型」のビジネスフレームワークを図解メモに活用する

問題の解決や目標の達成にかかる時間と労力を節約するための思考ツールとして、フレームワークの活用は欠かせません。
ここから、フロー型のフレームワークを図解メモに取り入れる方法を案内します。

図解メモを作成する際にも、思考ツールとしてのビジネスフレームワークを適切に活用すると、話の全容を俯瞰しやすくなり、問題点の把握がより簡単になります。

図解メモとは? 6つの図解思考でスキルアップと時短を実現|キャリアップの情報整理術

フレームワークを形態から分類し、ここでは「フロー型」のフレームワークを図解メモに取り入れる方法を解説しています。

活用メリット:行動、手順、業務プロセスを時間経過とともに可視化する

行動、手順、業務プロセスを時間経過とともに可視化する図

時系列にプロセスをまとめる

時系列な情報をまとめるのに便利なものがフローチャート型のフレームワークです。

具体的には、ユーザの行動履歴、業務フローや作業手順、ビジネスのバリューチェーン(付加価値連鎖)などがこれにあたります。

「バリューチェーンとは」
企業活動における業務の流れを機能単位に分割してとらえ、業務の効率化や競争力強化を目指す経営手法。例えばメーカーであれば、技術開発、資材調達、製造、販売、出荷物流、代金回収などの業務に分割できる。分割した業務機能を精査することで、どの業務に注力し、どこを外注するかといった経営判断がしやすくなる。
引用:https://kotobank.jp/word/%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3-7480

業務フローやコンピューター処理の流れを示すフローチャートは、まさにフロー型の典型的なフレームワークといえるでしょう。

流れの太さ、流れる方向をはっきりさせる

フロー型のフレームワークにおいては、各要素が時間の流れに対して方向性を持っています。
時間の流れは一方向ではなく、分岐したり、同時並行する場合もあります。

しかし、全体的な大きな流れは1つであることが多いのです。常に主流と支流の違いがわかるように描く癖をつけましょう。

また、ツリー型と同様にフロー図も左から右、上から下に流れるように配置します。
逆行すると、見る人の混乱を招くので注意しましょう。

AIDMA理論(古典的な消費行動モデルとは?)

AIDMA理論図

AISAS理論(ネット時代の消費行動モデルはどう変わった?)

AISAS理論

マーケティングプロセスとマーケティングの4P

マーケティングプロセスとマーケティングの4P図

SIPOCダイアグラム(業務プロセスを明確にし問題点を洗い出す)

SIPOCダイアグラム図

TOC理論(ボトルネックとなる工程をコントロールする)

TOC理論図

バリューチェーンとその再構築(どの工程に付加価値をつけるか)

バリューチェーン図

フィッシュボーンチャート/特性要因図(原因と結果の関係を把握する)

フィッシュボーンチャート図

サテライト型のフレームワーク

ここから紹介するフレームワークは、独立した要素が3つ以上あり互いに対等な関係で均衡を保つサテライト型のフレームワークです。
太陽を中心に惑星同士が均衡を保って回っている姿や、恋愛の三角関係をイメージするとよいでしょう。

いずれにせよ、動かしがたい、お互いに同じ力でひっぱり合う関係性が、サテライト型フレームワークの特徴です。

活用メリット:1つも外せない重要な要素の相互関係を示す

フレームワーク:サテライト型のイメージ図

3C分析、デルタモデルなど戦略系フレームワークに使われる

サテライト型は各要素を直線で結んで表します。
3つの場合は、三角形のコーナーごとに要素を配置します。

このサテライト型の有名なフレームワークには、3C分析やデルタモデルなどがあります。
特に3C分析は戦略系フレームワークの基本ともいえる重要なフレームワークです。

SWOT分析やバリューチェーンなどほかのフレームワークと組み合わせて使うことも多くなります。
下の図で図解メモへの活用方法を見ていきましょう。

3C分析(企業戦略の3本柱)

3C分析

デルタモデル(事業戦略を立てる際の3つの方向性)

デルタモデル

7S戦略(強い組織を作り上げるための7つの経営資源)

7S戦略図

PDCAに代表されるサイクル型は好循環を目指すもの

フレームワークを勉強したことのある人なら「PDCAを回す」というフレーズを聴いたことくらいはあるでしょう。

「PDCAとは」

P(Plan=計画)⇒ D(Do=実行)⇒ C(Check=検証)⇒ A(Action=見直し)を繰り返して、プロジェクトを改善するためのフレームワークです。

PDCAに代表されるようなサイクル型のフレームワークの特徴は、よりよい状態を作っていく正の循環を作るということです。
そのため、円周上に円状の要素を配置して描きます。

サイクル型のフレームワークは一度回転させて終わり、ということではなく、何度も無限ループさせるのが特徴です。
ここから、サイクル型のフレームワークを図解メモに活用する方法を見ていきましょう。

活用メリット:何度も循環させ正のサイクル質や量をより高める

>活用メリット:何度も循環させ正のサイクル質や量をより高める

たとえば、下図の「サービスプロフィットチェーン」を見て下さい。
これは、売上や利益と従業員の満足度との関係がサイクル型であることを示すものです。

従業員の満足度を上げれば、それがサービスの向上につながり、ひいては顧客の満足度向上、売上向上につながっていくというわけです。

循環ですから、良いときはさらに良く、悪いときにはさらに悪く連鎖します。
このように、業務改善や環境の改善も図解を適切に用いることで、改善点の抽出や実行が容易になります。

PDCA(業務改善を行う順番)

PDCA図

サービスプロットチェーン(顧客満足度を上げるには従業員満足から)

サービスプロットチェーン図

数値をグラフ化すると断然分かりやすくなる

ここからは、数値を視覚的に分かりやすく表現したグラフを図解メモに取り入れる方法を案内しています。
数値だけだとなかなか実感がわきにくかったり理解しにくかったりしますが、グラフというイメージ情報に置きかえることで断然分かりやすくなります。

ここで紹介するグラフは、どちらかというと法則や理論に分類されるものですが、それぞれの理論を基に、今後の売れ行きや取るべき対応について推測したり分析することが可能です。

グラフを適切に図解メモに導入することで、より説明しやすい、ひと目で分かりやすいメモ作成が可能になります。
いざという時にいつでも適切なグラフを描けるように、それぞれの理論をあなたの引き出しにしまっておきましょう。

活用メリット:現状の定量分析と一般的な傾向値を示す

グラフ型フレームワークのイメージ画

数値を分析するフレームワークたち

統計上の数値を分析すると、ある種の共通した傾向が見られるケースがあります。
フレームワークの中には、こうした傾向に論理的な理由づけを行ない、1つのパターンとして確立しているものがあります。

これらの多くは直線あるいは曲線の時系列グラフで示されることが多く、パレートの法則、ロングテール理論、経験曲線などが有名です。

一般的な統計値の傾向は自社にあてはまるのか?

フレームワークは一般的な傾向でしかないので、無理やり自分の持っているデータに当てはめる必要はありません。

たとえば、パレートの法則をヒントに、自社では上位2割の商品の売上の累計が全体に対して何割になっているかを把握するということが大事なのです。

自らのデータを把握した上で、効率性を重視して上位に対してさらに注力するのか、あるいは逆に売上シェアの少ない商品を強化するのかnなど様々な戦略を考えることがポイントです。

パレートの法則(上位項目が占める高いシェア率)

パレートの法則(上位項目が占める高いシェア率)

ロングテール理論(少数売上も品数が増えると商売になる)

ロングテールのイメージ図

PLC(プロダクトライフサイクルで商品寿命を予測する)

PLC図

損益分岐点(損と益の分岐点を算出する)

損益分岐点図

価値曲線/ブルーオーシャン戦略(他社と差別化をはかる)

価値曲線図

需要曲線(需要と供給から取引量と価格のバランスを分析)

需要曲線図

経験曲線(生産量が増えるとコストが下がる理由)

経験曲線図