自動車メーカーに転職する際のチェックポイントとアプローチの仕方

自動車メーカーは日本経済を支える屋台骨ともいえる仕事です。日本の自動車メーカーは海外自動車メーカーに負けないよう、常に優秀な人材を求めています。

そのため、採用活動も活発に行われていますし待遇も良いため、転職しがいのある業界です。

当記事ではそんな自動車メーカーに転職するにあたって、押さえておきたいチェックポイントとアプローチの仕方をまとめました。

ステップアップのチャンスともいえる自動車メーカーへの転職を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

自動車メーカーに転職する際に押さえておきたいチェックポイント

自動車メーカーは大手企業が多いため、闇雲に転職活動するだけでは成功が難しくなります。そのため、まずは、自動車メーカーに転職する際に知っておきたいポイントを抑えておきましょう。

ポイントを抑えて転職活動を始めれば、方針などが定まりやすくなり、転職の成功率が高くなるのです。自動車メーカーへの転職を検討している人は、下記の4つのポイントを参考にしてください。

4つのポイント

  • 自動車メーカーの業務は「技術系」と「事務系」の2種類
  • 中途採用者には即戦力が求められる
  • 技術職は通年募集も
  • 自動車メーカーのグローバル化

自動車メーカーの業務は「技術系」と「事務系」の2種類

自動車メーカーの業務は大きくわけて「技術系」と「事務系」の2種類に分かれます。この2種類の大枠業務で採用され、採用後に各部署へ配属されていきます。

技術系は、主に大学などで理系学問を学んできた人を研究開発の人員として採用します。モーター・エンジン・トランスミッションなど自動車部品における電子技術開発などを行うのです。

近年ではハイブリッド車、電気自動車、そしてオート運転技術などが脚光を浴びています。自動車業界の商品を開発する花形ともいえるのが技術系採用です。

それに対し、事務系採用は商品企画・生産ラインの管理・品質管理・広告戦略・営業企画などが仕事です。技術系が開発・生産した自動車製品を販売することに関して、幅広い業務を行うことになります。

技術系採用以外となると、事務系採用になるのが一般的で、新卒社員は採用後に各部門に配属されていきます。

以上のように自動車メーカーの業務は技術系と事務系の2種類に分けられます。採用についてもそれぞれの分野での採用となるので、まずは業務の種類を頭に入れておきましょう。

中途採用者には即戦力が求められる

中途採用者となると、新卒採用者と異なり、即戦力になれることが求められます。先ほど、新卒採用者はそれぞれの分野において、採用後に各部署に配属されると説明しました。

ですが、中途採用者の場合、最初から各部署に合わせた職種別で募集がかけられます。

具体的に説明すると、商品企画・マーケティング・営業など、各職種ごとの募集になります。そのため、各自動車メーカーの求人を確認し、自分がその求人に沿った人物か確かめて応募する必要があるのです。

新卒者は各自動車メーカーが適性などを判断しますが、中途採用の場合は、求職者自身が適性のある職種に応募する必要があります。

事務職ですと業務の内容・業務の経験年数など、具体的な条件が明示されていることが多いです。求人条件と自分の実績などがマッチングしているか、必ず確認してから応募しましょう。

技術職は通年募集も

自動車メーカーの特徴として、技術職の需要が高いという傾向があります。特に近年では外国メーカーと競争するうえで、最新技術を開発していく必要性に迫られています。

その最新技術の開発のためには、技術職の人員を確保する必要が自動車メーカーにはあるのです。

メーカーの欲しい技術と、求職者の実績・経験・スキルがマッチングすれば、転職の成功率は格段に高まります。

技術職は通年募集をかけているメーカーも多いため、各メーカーの求人内容などを確認してみましょう。

なお、技術職に適した人物は、そもそも母数が少ないため、大手自動車メーカー間で取り合いになってきます。

そのため、メーカーによってはかなりの好待遇に設定していることが多いです。技術職を目指している人は、複数の求人条件を比較して、自分に適した条件を選ぶようにしましょう。

自動車メーカーのグローバル化

最後に抑えておきたいのが、自動車メーカーの「グローバル化」です。先ほども少し述べましたが、日本のメーカーは海外メーカーと技術力や自動車販売数を競っています。

競うだけでなく、海外メーカーとの交流もあり、今後ますますグローバル化は進んでいきます。

こうなると、日本メーカーに必要なのは英語を含めた外国語能力です。技術職・事務職問わず、高い外国語能力があれば、転職活動はかなり有利になります。

自動車メーカーの中には「TOEIC650点以上」など、採用条件の一つに外国語能力を挙げているメーカーもあります。入社後にも必要になってくるので、英語力を伸ばすための行動をしておきましょう。

基本を抑えて自動車メーカーへの転職活動を始めよう

上記で説明した4点が、自動車メーカーへの転職活動時に抑えておきたい基本ポイントです。

「自分がどの職種に適性があるか、即戦力性・英語力がアピールできるか。」

こういった基本的な戦略が立てられるようになり、転職活動の軸が作れます。基本を抑えたうえで、下記で解説する転職活動時のアプローチ方法を参考にしてください。

自動車メーカーに転職するためのアプローチの仕方

転職活動をする際には、アプローチの仕方を把握しておく必要があります。特に、自動車メーカーは年収なども高めですし、大手企業が多いため、競争相手も多いです。

そのため、アプローチの仕方を把握しておかないと、転職成功率が下がってしまいます。こちらでは自動車メーカーへのアプローチ方法についてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

大手転職エージェントへの登録

自動車メーカーへの転職活動をする際には、大手の転職エージェントへ登録するのがおすすめです。特に、大手自動車メーカーは応募が殺到するのを避けるため、非公開求人などで募集することが多くなっています。

その非公開求人を大手転職エージェントに委託して、採用活動を行っているのです。

つまり、大手転職エージェントに登録していないと、転職活動の幅が縮まってしまいます。大手自動車メーカーは、転職エージェントの中でも大手企業を利用する傾向が強いです。

大手転職エージェントの中でもリクルートエージェント、マイナビエージェント、dodaなどが候補に挙げられます。複数のエージェントに登録して、メーカーの求人情報を比較検討できるようにするのがおすすめです。

大手転職エージェントにとって、自動車メーカーへの斡旋は、大きな事業の一つともいえます。そのため、大手転職エージェントには、自動車メーカーに詳しいキャリアアドバイザーも多く在籍しています。

自動車メーカーへの転職時に質問したいことなども相談できるので、そういった意味でもエージェントへの登録はおすすめです。

転職のアプローチに適した時期について

アプローチの第一手段として大手転職エージェントへの登録を挙げました。ただ、その前に把握しておきたいのは、転職のアプローチに適した「時期」です。企業にとって、採用活動というのは1年間のなかでルーティーン化しており、中途採用も例外ではありません。

通年で求職することもある技術職はともかく、事務職はある程度時期を絞って活動したほうが効果的です。下記に、転職のアプローチに適している時期について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

新卒採用時期 3月~4月

自動車メーカーに限りませんが、3月~4月は一般的に春採用が強化される時期です。大学生が卒業する時期に合わせて、第二新卒・中途採用を進める傾向にあります。求職者自身も、この3月~4月辺りで活発に動くため、企業側もそれに合わせて動くことが多いです。

特に4月については、企業も新卒者に向けて研修などを多く行います。第二新卒・中途採用の人々も、自動車業界は未経験という人が多いので、研修を必要とする人が多いです。

そうなると、企業としては、新卒者と第二新卒・中途採用向けの研修を同時に行ったほうが効率がよくなります。このような事情から、新卒採用時期である3月~4月は転職のアプローチに適した時期といえます。

秋卒業時期 9月~10月

上記でも述べましたが、自動車メーカーはグローバル化が進んでいるため、外国人の採用にも力を入れています。外国の大学では秋卒業のほうが多いため、採用時期が9月~10月にずれ込むのです。つまり、秋卒業時期である9月~10月は自動車メーカーにとって採用のシーズンといえます。

そうなると、9月~10月は新入社員が多くなるため、研修などが多くなります。先ほどと同じ理由で、9月~10月の新入社員と一緒に中途採用者の研修を行いたいという企業側の思惑があります。9月~10月も転職のアプローチに適した時期といえるのです。

ボーナス支給時期 6月or12月

これは企業側の事情というより、転職希望者側の事情に併せた時期といえます。一般的に、転職活動を行う人は6月や12月に支給されるボーナスを受け取ってから会社を退職します。

ボーナスの時期は企業によって異なりますが、夏は6月、冬は12月としている企業が多いです。

自動車メーカーもそのことは熟知しているので、採用活動を6月・12月に焦点を当てているメーカーも多くなっています。以上のように、6月・12月も転職のアプローチに適した時期といえます。

避けたほうがいい時期

逆に転職のアプローチを避けたほうがいい時期もあります。まず、5月のゴールデンウィークなど大型連休時や、年末年始も避けるべきです。大手自動車メーカーはカレンダー通りに休業するため、その時期にアプローチしても無駄になってしまいます。上記で説明した時期にアプローチするようにしましょう。

大手転職エージェントを駆使した自動車メーカーへのアプローチ

こちらでは自動車メーカーへ転職する際のアプローチ方法について説明しました。基本的には、大手転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーに相談しながらアプローチしましょう。

自動車メーカーごとに利用しているエージェントが異なるので、複数のエージェントに登録するのがおすすめです。転職のアプローチに適した時期も併せて参照して、転職活動のスケジュールを決めていきましょう。

転職時の自動車メーカーによる選考へのアプローチ方法

転職の足掛かりとしては大手転職エージェントへの登録がおすすめだと上記で解説しました。こちらでは、各自動車メーカーにエントリーした後の選考段階におけるアプローチの方法を説明します。

エージェントは選考段階での相談にも応じてくれますが、基本的な内容は自分自身で把握しておく必要があります。下記を参考にして、書類選考・採用面接に進みましょう。

経験・実績を示して即戦力アピール

上記でも説明しましたが、大手自動車メーカーへの中途入社には即戦力が求められます。そのため、選考段階にも、自分が即戦力で働ける点をアピールする必要があるのです。

特に、書類選考時にメーカーが参照する職務経歴書と自己PR欄で即戦力アピールするようにしましょう。それぞれのアピール方法について下記でまとめましたので、参考にしてください。

職務経歴書でのアピール

事務職・技術職共に、職務経歴書では今までの職務を具体的に書くようにしましょう。単純に業務内容と時期を書くのではなく、読み手がより具体的なイメージを持ちやすい内容にするのです。

特に、下記の点に注意しながら書くようにしてください。

職務経歴書

  • どのくらいの期間で、どのような取り組みを行ったかを具体的に書く
  • 取り組みによってあげた実績の内容を具体的に書く
  • メーカーが募集している職種に適した実務経験・スキルを書く
  • メーカーが求めているポジション、ミッションで即戦力になれるか
  • 転職の目的が適切で納得できる理由になっているか
  • 英語で実務を行った経験について(あればでOK)

以上の点に気を付けて、職務経歴書を書いて、即戦力であることをアピールしましょう。

自己PR欄でのアピール

自己PR欄は、職務経歴書と併せて、自己をアピール出来る重要ポイントです。職務経歴書で書いたことをベースに、下記の点を意識して書きましょう。

自己PR欄

  • 今までの具体的な業務内容
  • 採用されたあと、どのように働いていけるか
  • 経験を活かして、新しい職場にすぐに順応、協調できるか

特に、順応性・協調性のアピールは即戦力のアピールにも繋がります。中途入社の人は、既存の社員との相性なども考慮されて選考されるので、順応性と協調性は必須です。上記の点を意識して、自己PR欄を記入しましょう。

グローバル化と次世代自動車に対する熱意を示す

即戦力アピールと同じく重要なのが、これからの時代に適応できる人物であるかをアピールすることです。説明したように、自動車メーカーで注目されているのは「グローバル化」と「次世代自動車への熱意」です。

グローバル化については、現在の英語力と、将来に向けて英語力を高める意志をアピールしましょう。次世代自動車への熱意に関しては、最新技術などをリサーチし、次世代に向けた視点でアプローチするのです。このような方針で書類選考・面接に臨むようにすることで、他の求職者と差がつけられます。

基本をしっかりと守って書類選考・面接に臨む

上記では選考段階における自動車メーカーへのアプローチ方法についてまとめました。自動車メーカーに絞ってアピールする内容を説明したので、上記の内容を軸にアピール内容を決めましょう。

中途入社の人の場合、社会的常識が備わっているかという点も当然みられます。提出する書類や、面接マナーが出来ていないと、新卒採用者よりも悪い印象を持たれてしまいかねません。

基本である書類の書き方や、面接マナーなどを再確認して、選考に臨むようにしてください。

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自動車メーカーへの転職は人生のステップアップにつながる!

当記事では自動車メーカーへの転職する際のチェックポイントとアプローチの仕方についてまとめました。自動車メーカーは大手企業であることが多いため、大手転職エージェントに登録して転職活動を始めましょう。

適宜、キャリアアドバイザーと相談しつつ、上記で説明したようなアプローチ方法を実践していってください。

自動車メーカーへの転職はあらゆる点で人生のステップアップに繋がります。収入は高くなることが多いですし、大手企業で経験・実績を積むことで、キャリアに磨きがかかります。

5年後にはより条件の良い職に就く可能性だって出てきます。自動車メーカーへの転職を成功させて、人生を大きくステップアップさせていきましょう。