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面接時に聞かれる志望動機:受け答えかたと事前準備の方法

面接で必ずと言っていいほど聞かれる「志望動機」。
簡単に言えば「なぜこの会社で働きたいと思ったのか」を答える質問事項ですが、説得力のある内容を考えるのはなかなか難しい質問ですよね。

そこで今回は、志望動機の正しい受け答え方や、説得力のある志望動機を考えるために必要な事前準備について解説していきます。

志望動機は聞かれる可能性が高い分、回答に詰まってしまえば大きくマイナスです。面接で明確な受け答えができるように、本記事の内容は確実に押さえておくようにしましょう。

結論|面接時に志望動機を聞かれた時の正しい受け答え方

まずは今回の結論部分である「志望動機の正しい受け答え方」について説明していきます。
面接で志望動機を聞かれた際には、次の2点を意識して答えることが重要です。

・「自分の将来展望」と「業界や会社への思い」への考え方はセットで答える
・自分が入社することで会社に貢献できるのか?が重要

これについて、一つ一つ詳しく見ていきましょう。

「自分の将来展望」と「業界や会社への思い」への考え方はセットで答える

志望動機を答える際は、「自分の将来展望」と「業界や会社への思い」をセットで答えるようにしましょう。ダメな例として、この2点のうち片方だけしか伝えていないケースがよく見られます。

「自分の将来展望」には、具体的には以下のような内容が含まれます。

  • 入社した後にチャレンジしていきたいこと
  • 取引先や顧客とどのような関係性を築いていきたいか
  • 5年後、10年後にどんな目標を達成したいか

など

このように、「自分の入社後の姿」や「今後の目標」といった部分は「自分の将来展望」に関する話題となります。

一方、「業界や会社への思い」として挙げられるのは以下のような内容です。

  • なぜこの業界で働くことを選んだのか
  • その会社のどの部分に魅力を感じたのか
  • その会社の扱う商品・サービスは、他の会社と何が違うのか

など

上記のように、「その業界で働こうと思ったきっかけ」や「会社に魅力を感じた部分」などの部分は「業界や会社への思い」に含まれます。

この両方の要素が含まれていなければ、志望動機としては不十分です。

悪い例として、片方の要素しか入っていない志望動機を見てみましょう。

悪い例:旅行会社の志望動機

私が旅行業界を希望したのは、大学で学んだ観光学がきっかけです。観光を通して地域の活性化につなげられる点に魅力を感じたため、旅行を通して今はあまり注目されていない地域にも人々が交流できる環境を作っていければと考えています。
その中でも、外国人旅行客へのサービスに力を入れている部分に惹かれ、貴社を志望しました。年々訪日外国人は増えていることもあり、外国の方でも安心して楽しめるような旅行商品を提案していきたいです。

この例文では「業界を志望したきっかけ」「その会社を選んだ理由」といった要素は入っていますが、入社した後の話にはあまり触れられていません。

そのため、志望動機としては深い内容になっているとは言えず、オリジナリティも感じづらいものになってしまっています。

面接で志望動機を答える際は、「業界や会社への思い」だけで終わらせるのではなく、「入社後どうしていきたいのか」という部分まで含めて答えることが大切です。

自分が入社することで会社に貢献できるのか?が重要

魅力的な志望動機をつくるためには、「自分が入社することで会社にどう貢献できるのか?」を良く考えることが重要です。

志望動機は、単純になぜその会社に入りたいのかを聞かれているわけではありません。

「採用した場合、うちの会社にどんな部分で貢献してくれるのか」という部分も非常に重要な要素です。

そしてどう貢献するかを考える上では、「自分の強み」と「入社後の仕事内容」にズレがないかどうかを確認しながら考えましょう。

例えば自分の強みが「多少荒削りでも、周りを巻き込んで進んでいく行動力がある」だったとします。

その強みを事務職や窓口業務の募集に対してアピールした場合、面接官はどう感じるでしょうか?

入社後にやるべき仕事内容とアピール内容にズレがあるため、おそらく面接官は「もっと強みに適した仕事を受けた方が良いのでは…」と違和感を感じる結果になってしまうでしょう。

会社に対してどう貢献していきたいのか伝える上で、ただ闇雲に貢献したい部分を答えても、先ほどの例のように残念な志望動機になってしまいます。

「入社後に自分はどんな仕事をやるのか」といった部分もよく確認しながら、自分が貢献できる部分について志望動機に盛り込んでいきましょう。

志望動機を面接で確認する理由を考えよう

志望動機は、どの会社を受ける上でも高確率で聞かれる質問事項です。

それでは、そもそも面接でなぜ志望動機を聞かれるのかを考えてみましょう。

面接官が志望動機を確認する理由には、主に次の2点が挙げられます。

①会社に入りたい「本気度」を確認するため

まず大きな理由としては、志望動機を聞くことで受験者の「本気度」を測りたいという気持ちがあるからです。

志望動機を考える上では業界研究や企業研究、入社後の仕事内容など、調べなければいけない事項が多くあります。

つまり、深い内容の志望動機を答えられるということは事前準備をしっかりやってきた証明になり、結果として「入社意欲が高い」と評価されるのです。

反対に、求人票や会社HP上に載せている情報だけをまとめたような浅い志望動機であれば、当然ですが入社意欲も低いと判断されるでしょう。

近年は売り手市場なこともあり、内定を出しても辞退されてしまうケースが少なくありません。そのため、会社側は以前と比べて採用活動により慎重になっているのが現状です。

以上のことから、面接で良い結果を出すためには「内定を出したとしても、本当にうちの会社に入ってくれるのだろうか…」といった面接官の不安を取り除けるかどうかが重要なポイントとなってきます。

②会社の方向性とのズレがないかを確認するため

志望動機を聞く2つ目の理由が、「その人のやりたい事と会社の方向性が合っているか」の確認です。

上でも説明した通り、志望動機では「入社後の将来展望」までセットで答えることが大切ですが、その部分が会社の方向性と異なっていれば大きなマイナスポイントとなってしまいます。

一つ具体例を挙げて確認してみましょう。「地域密着で多くの取引実績を上げてきたメーカー」を受けるというシチュエーションで考えてみます。

このメーカーに対する志望動機で「今後も地域を第一優先で貢献していきたい」と答えるのは一見問題なさそうですが、会社側が「今後は海外展開に積極的に乗り出していきたい」と考えている場合、状況は全く異なります。

会社側は「海外展開していきたい」と考えている中、応募者側は「地域密着でやっていきたい」と答えているため、両者の目指すべき将来がそれぞれ別の方向を向いてしまっているのが分かりますね。このような場合は採用に結びつく可能性はかなり低いと言えるでしょう。

このように、面接で志望動機を聞くことで「方向性のズレがないか」の確認もしたいと会社側は考えているのです。

面接の質問で困らないために事前に準備すべきこと

ここまで志望動機を聞かれた時の正しい答え方や、面接で志望動機を聞かれる理由について説明してきました。

実際の面接を想定し、志望動機に関連した様々な質問に対しても答えられるように次の2点を事前に準備しておきましょう。

  • 業界理解、同業他社の研究もしっかりと
  • その会社が求める「人物像」を明確にする

これらの準備が不十分であれば、面接で適切な受け答えはできません。一つずつ分けて確認していきます。

業界理解、同業他社の研究もしっかりと

転職活動の基本の部分とも言えますが、希望する会社が属する「業界」や「同業他社」の研究もしっかりと行うようにしましょう。

なぜなら、志望動機に関連して「会社を取り巻く環境」についても質問される可能性があるからです。具体的には以下のような質問が挙げられます。

  • この業界は今どういう状況か、今後どう変わっていくと予想されているのか
  • この業界内のトップ企業はどこか、その中でうちの会社はどの位置にいるのか
  • うちのライバル会社はどこか、ライバル会社と比べてうちの優位点は何か

こういった質問に対応するためには、その会社のことだけを調べていても上手く答えることはできません。

会社の属する業界のことや、その会社の競合他社に関する質問に全く答えられなければ、情報収集が不十分と見なされ「志望度はそこまで高くないのでは」という判断をされてしまうでしょう。

これらの情報収集の方法としては、まずは業界本などの書籍でその業界の全体像を把握することから始めてみましょう。

その業界の景況感や、業界の主要企業について簡単に知ることができます。

同業他社を調べるにはインターネットの活用がおすすめです。

求人サイトで同じ業種カテゴリから見つける方法や、検索サイトでその会社の扱う商品ジャンルを検索して同業他社を見つける方法などが挙げられます。

その会社が求める「人物像」を明確にする

面接の質問で困らないためには、その会社の「求める人物像」を明確にしておくことも大切な点です。

これについては、面接で志望動機を聞かれる理由の部分で説明した「会社の方向性とのズレがないかを確認する」にもつながってくる部分です。

「会社の方向性」には「どんな社員と一緒に会社を成長させていきたいのか」という意味も含まれています。

「求める人物像」は「社風に合う人物」と言い換えることができ、面接では志望動機の内容から社風に合う人物かどうかも判断されていると考えましょう。

その会社が「チームを先頭で引っ張っていくような強いリーダーシップを持った人物」を求めているのか、もしくは「チームワークを第一に考え、取引先とも深く長く付き合っていけるような人物」を求めているのか、会社の求める人物像がどんなタイプなのかによって「面接の中で自分をどうアピールするべきか」を考えなければいけません。

求める人物像を調べるには、まずはその会社のHPを見てみましょう。

採用ページに求める人物像についての記載があるケースが多いです。

これに加えて、実際に働いている社員との面談の機会をお願いすることや、職場を見学させてもらうことも、求める人物像を知るために有効な手段です。

その会社ではどんな人材が求められているのかを肌感覚で理解することができるでしょう。

志望動機は選考の最重要事項。万全の準備で臨みましょう

今回は面接時に聞かれる「志望動機」について、受け答えかたと事前準備の方法について紹介してきました。

本記事でも触れたように、「応募者がどれだけ本気なのか」を判断する上で、志望動機を聞くことは採用者側にとって非常に効果的な手段です。そこで入社の本気度を伝えることができなければ、面接で良い評価を得ることはできません。

そもそも志望動機が全くなければ、その会社を受験するには至ってないはずですよね。なぜ自分がその会社を受けようと思ったのか、今回紹介した内容を踏まえながら今一度振り返り、万全の準備で面接に臨みましょう。

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