図解を使って情報整理を激速化②|情報整理のテクニック

下リンク記事で、図解を使って情報をまとめる基本的な方法を解説していました。
図解を使って情報整理を激速化①|情報整理のテクニック

ここでは、より応用度の高い、洗練された図解の使い方を学んでいきましょう。

意味の“かたまり”をどんどんつくっていく

図解式では、同じようなキーワードはさらに大きな四角で囲んで、グループ化します

グループ化することによって「チャンク」と呼ばれる大きな情報のかたまりができ、情報を構造化できます。

心理学者ミラーの提唱した概念で、人間が情報を知覚する際の「情報のまとまり」のこと。また、その単位。
引用:ナビゲート ビジネス基本用語集の解説

バラバラな情報は記憶しづらくても、構造化された情報は記憶に残りやすいことは今までの記事で何度も述べているとおりです。

勉強は図解式で右脳を使って覚えると楽しくてすっと記憶に定着する|情報整理の達人術

グループ化したら、そこにグループを代表するような名前をつけましょう。

これをグループ名、あるいはラベルと呼んだりします

グループ名を1つの大きな要素として、さらにほかのグループとつなげたり、グループ同士をさらにまとめて、大きなグループにすることもできます。

グループ化は、記憶の穴を防ぎやすい

グループ名をつけるには、各キーワードに共通しているものを採用しましょう。

色、形、国、種類などいろいろなものが考えられます。

下で示す図のように企業名が並んでいれば、国や業種などで似たものをグループ化すればよいでしょう。
サムスン電子LG エレクトロニクスの共通点は韓国のIT企業、GoogleAppleは米国のIT企業といった具合です。

グループはさらに大きなグループで囲むこともできます(例であ れば「IT企業」)。

こうしたグループ化は、要素の抜け・漏れを防ぐの で論理的に考えるときも有効です。

①同じレベルの言葉は線で囲んで、ラベルをつける

韓国IT企業
複数のキーワードを整理する場合に、同じ仲間、類似性のあるキーワードは線で囲みます。
その場合、グループを代表するような名前(ラベルとも言います)をつけます。

②グループはさらにまとめて、大きなグループに

世界のIT企業
グループはさらに、大きなグループとして線で囲むことができます。

「将来の予定」や「計画」は点線にする

キーワード同士をつなぐ線の種類や太さを変えることで、さまざまな意味を持たせることもできます。

例えば点線は、将来の予定などを示す場合に便利です。

1年後に開通する予定の駅、将来合併して設立される会社、3年後に計画されている売上高、といったものです。

実線が現実のものとすれば、点線は仮の姿。
未来の予定などを描き込む場合に使いましょう。

駅の路線を「図解」する!

下の図は、路線の拡張計画を示したものです。
路線拡張計画の図解

この路線に現時点ではC 駅は存在しません。

ですが、将来的には完成してB駅からつながるので、点線によって他の線と区別できるようにしているのです。

こうすることで、ひと目で仮の状態であることがわかります。

点線は現在はない仮の存在。
したがって未来だけでなく過去に使うこともできます。

過去にパートナーだった、過去につながりがあった、過去に提携していた……そんな場合にも使えます。

「強調」には、太線と二重線が有効

また、線の種類を変える代わりに、線の太さを変えるのも識別には有効です。

人の視線は色の濃いもの、太いものに注意が向きますし、見た人に強い印象を与えます。

そのため、より上位のグループや重要なキーワードを囲む場合には、太い線や二重線を使うとよいと思います。

上の図では、空港とA駅の間は全体の交通網の中でもっとも重要であるため、そこだけ太い線を用いて表現しています。

太線の代わりに二重線などでもOK。
要するに、強調された線によって、そのキーワード間の重要度が高いことを示せるのです。

全体図の中で、主流と支流、基本と応用のように、重要度の差を線の太さで表現しましょう。

同じ仲間には1つのパターンを活用

キーワードの数が増えてくると、キーワードの種類を見分ける必要が出てくることがあります。

もちろん、文字で説明するという方法もありますが、文字量が増えるため、かえって理解を妨げることになります。

そのような場合にオススメしたいのは、キーワードの種類によって図形の形や塗り色を変えることです。

こうすればひと目で、何種類のタイプがあるのかがわかります。

座席表を「所属部署」で区別する

例えば、下の図の座席表には、人の名前が9人分並んでいます。
座席表の図解1

おのおの、所属部署が違うため、3つのタイプに識別する必要があります。

グループ分けするだけなら、同じ部署の人たちを囲めばいいのですが、座席表なので位置を動かすことはできません。
そのため、形や色で区別するのです。

形で識別させる場合、微妙な差異はかえってわかりづらくなります。
図のように、四角、楕円、菱形など形の違いが明確なものを選びましょう。

形で分けるのは面倒くさい、という人は色をつける方法もあります。
座席表の図解2

カラーペンが手元にない場合は、塗りのパターンを工夫することで、識別することができます。

例えば、線の内側を「斜線」「ドット」「塗りなし」などで塗り分ければ、3種類くらいは容易に区別できるでしょう。

「パッと見てわかる」が大事

家電の操作画面から公共施設や交通機関の標示・案内に至るまで、私たちは実に多くの絵文字に囲まれて生活しています。

絵文字は言語の壁を超えて情報をやりとりする場合や、言葉ではなかなか伝わりにくい微妙なニュアンスを表現する場合にとても便利です。
絵文字を入れると 「図解メモ」に説得力がつく | メモは図解入りで表現力に差をつける

もっとも身近な例として、チャットやSNSでやりとりするときに使う絵文字があります。

こうした絵文字は情報量は少ないですが、実に細やかなニュアンスを伝えることができるのがメリットです。

絵の得意・不得意は関係ない

図解式勉強法では、基本的にキーワードを四角で囲むという方法をとっています。

より短時間で直感的に理解を深めるためにも、絵文字は大変有用です。

絵が下手でもまったく気にすることはありません。
絵文字は1文字分くらいのシンプルなデフォルメ画で十分だからです。

キーワード+絵(アイコン、ミニイラスト)でよくわかる!

あるデータの配布方法を図解で示します。

3つの方法があることを分岐線で表わしています。
もちろん、これだけでも意味はわかりますが、キーワードだけでは具体的なイメージがわきません。

そこで、各々の象徴的なイメージをデフォルメ画としてキーワードの横に置いてみました。

絵文字でフォローすることで、3種類の違いが明確に
動きのあるもの、ビジュアルイメージのあるものは、それをキーワードに付加しましょう。
絵はシンプルなデフォルメ画で十分です。

こうしてひと手間かけることで、一見して、どのような手法なのか、違いが明確になります。

データの配布方法の図解

イメージを使ったデータ配布方法の図解

ここで使った図解

類似するキーワードの図解

共通点のある2つ以上のキーワードをさらに大きな四角で囲んで、そこに共通する名前をつけます。

線のバリエーション

キーワード同士の関係に応じて、結ぶ線の種類を変えます。
過去や未来の関係は点線、より重要な関係は太線を用いましょう。

タイプ別に形と色を変える

上はアルファベット、下は数字の仲間だから、その区別をするために図形の形を変えてみる。
これで種類の区別もつけられます。

絵文字を使った図解

感情を表す顔文字、内容を表すアイコン、ドルやお金を表わす$記号などを使えば、よりイメージがリアルになります。